こんにちはネルです!
今回は、「『アンネの日記』を読んでみるも、前半で挫折した話」をしていきます!
- 『アンネの日記』は”思春期の少女の心の動き”がメイン
- 一方で、『夜と霧』はもっと学術的な話
- 自分に合う方を選んで読み、戦争について深く考えてみてほしい!
アンネの日記とは
アンネの日記は、いわずとしれた名著ですね。
第二次世界大戦時、ユダヤ人であった14歳の主人公アンネが迫害にあった時のことを書いた日記のことです。
私はこの本を読むまで上記の知識ぐらいしかなく、存在だけは知っていた程度。
そして今回この本を読むことになったきかっけは、先日にユダヤ人収容所の話『夜と霧』を読み、ユダヤ人迫害の話についてもっと学びたいと感じ、ついに購入して読んでみることになりました。
メインは隠れ家の中の話
この本を読んで初めて知ったのですが、主人公アンネは迫害を逃れるため家族とともに「隠れ家」に一旦は逃げることができたため、その時の様子をつづったものが中身の大半なんですね。
なので、隠れ家ならではの苦悩や迫害中の生活の大変さがメインの話になっています。
また、ユダヤ人迫害の残酷な様子が所々に描かれていて、非常に胸が痛むような内容でもありました・・・。
しかし私はこの本を読むまで、アンネの日記とは「収容所の中で日記を書いていた話」かととても大きな勘違いをしていました。
しかし今ならわかるのですが、もし収容所なんかに入れられていたら日記なんて書く余裕は全くなかったわけです。
本の中身も日記そのまま
基本的にそのような悲しいお話であり、当時の様子がよくわかるため大変勉強にもなる1冊だったのですが、、私はこの本の前半30%ほどで挫折。
また、読みたいと思える時期がくるまで待つことにしました。
(残りも速読して読み、中身をざっとは確認しています。)
なぜなら、本の中身が完全に「日記そのまま」だったからです。
先ほどちらっと紹介した『夜と霧』では、精神科医が自分の体験を描きつつも、当時の様子を自らの考察を入れながら書かれているような内容でした。
しかし『アンネの日記』は、リアルな14歳の少女が書いた日記そのもの。
好きな男の子の話や、少しずつアンネ自身が目覚めてきた性に関わる話、両親の話などが大きな割合を占めているんです。
もちろん日記として読み応えがあり、14歳が書いたとは思えないほど表現が豊かで、素晴らしい本であることは間違いです!
しかし、『夜と霧』で学術的な話にじっくりと触れた後にこの本を読むと、物語要素が非常に強く感じてしまい、読むモチベーションが尽きてしまいました・・・。
(ボリュームもけっこうあって、読了までに5時間ぐらいかかると思います。)
『アンネの日記』と『夜と霧』の読み分けについて
まとめると『アンネの日記』と『夜と霧』とでは、それぞれ以下のような目的をもって読むのに適していると感じました!
- 『アンネの日記』→戦争下での残酷な境遇にいる思春期の少女の”繊細な心の動き”に触れる
- 『夜と霧』→ユダヤ人迫害・収容所の残酷さを知り、さらにそのシステムについて分析する
再度断っておくと、それぞれどちらも非常に良い本であり、また戦争がいかにひどいものか痛感できるものであることは間違いありません!
ただ、上記のような明確な違いがあり、私個人としては『夜と霧』の方が、”本で学ぶ”という目的に合っていると感じたということです。
まとめ
今回は、「『アンネの日記』を読んでみるも、前半で挫折した話」をしていきました!
いずれにしても、『アンネの日記』『夜と霧』どちらか一方は読んでみてほしいです!
戦争について考える際、こういった本に触れることは非常に重要な意味を持つと思います。
- 『アンネの日記』は”思春期の少女の心の動き”がメイン
- 一方で、『夜と霧』はもっと学術的な話
- 自分に合う方を選んで読み、戦争について深く考えてみてほしい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!