【ポピュリズムとは何か?】わかりやすく一言で解説!

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「最近、『ポピュリズム』って言葉を聞くけど、意味がよくわかっていない・・・」

そんな方は多いのではないでしょうか。

私も以前そうでしたが、最近、池上彰さんの本を読んだことで、そのもやもやがすっきりとしました。

『おとなの教養 2 私たちはいま、どこにいるのか?』

そこで今回は、「ポピュリズムとは何か」を一言で解説し、ポピュリズムの危険性についても考えていきます!

 

ポピュリズムとは何か?

まず、ポピュリズムとは何か。

それは、「大衆が喜びそうなメッセージを発信して、支持を集めていく政治スタイルのこと」です!

もっと柔らかく言うと、「選挙で勝つために、みんなに好かれるような政策をしたろ!」というスタイルのことです。

 

ポピュリズムと言う言葉を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、アメリカのトランプ大統領ではないでしょうか。(2020年現在)

先ほどの定義に当てはめてみたらよくわかると思いますが、トランプ大統領は「移民を制限する」とか、「儲かっている人たちの税金を上げて、貧しい人たちの税金を下げる」と言った政策をかかえていましたよね。

これこそが、まさにポピュリズム。

誰にもわかりやすいメッセージで、大勢の人から簡単に支持を集めることができるんですね。

 

まずは、このポピュリズムのイメージが伝わったでしょうか。

 

ポピュリズムを考えるうえでの2つのポイント

そして、本書で池上彰さんは、ポピュリズムを考えるうえで、「2つのポイント」を抑えておいてほしい、と述べていました。

 

それが、以下の2つです。

ポピュリズムのポイント
  1. 民主主義には、どうしてもポピュリズムの要素が含まれてしまう
  2. エリート蔑視の政策になりやすい

 

順番に簡単に見ていきます。

 

民主主義には、どうしてもポピュリズムの要素が含まれてしまう

まず1つ目が、「民主主義には、ポピュリズムの要素が含まれてしまう」ということです。

民主主義とは、「政治家をみんなが投票して選ぶ」と政治のことですよね。

 

選挙で勝つためには、少しでも多くの票を集めないといけない。

そのために、簡単に支持されるような「多くの人が喜ぶ政策」を叫ぶ政治家が、自然と生まれてくるんですね。

 

もしかしたら、ここまで聞くと、「多くの人が喜ぶような政策なら、それは良いことじゃないの?」と感じるかもしれません。

しかし、実際は国民の言いなりになってばかりいては、よい政策には必ずしもつながらないのです。

 

たとえば、「増税反対!」と叫んでいる政治家がいたとする。

これが、増税をするよりも、他に良い方法があると思って言っているようであれば問題ありません。

 

しかし、「本当は増税しないと国が破綻してしまうけど、それを正直に言うと選挙で負けるから、反対の立場を取っておこう」という判断をしてしまう可能性があるわけですね。

何でもかんでも国民の言いなりになってばかりいては、良い政治になるとは限らない。

これが、ここでの大きなポイントになります。

 

エリート蔑視の政策になりやすい

続いては、ポピュリズムは「エリート蔑視になりやすい」ということです。

 

一般的にエリートと呼ばれる層は、勉強ができて学歴の高い上位数%を指しますよね。

仮にここでは上位1%としましょう。

 

この上位1%の人たちは一般的に見ると、良い就職先についたり、起業で成功するなどして、年収が平均よりも飛び抜けて高い、ということは想像できると思います。

 

これに対し、ポピュリズムとしてはどういう立場を取るか。

選挙で勝つためには、残りの99%たちに支持されるような政策を打ち出すことになります。

たとえば、「年収の高いやつらの税金をもっと上げろ!自分の金ばっか増やしてないで、貧困の解決を助けろ!」というメッセージを出すことになります。

 

エリートは人口の数%で、しかも平均的な家庭よりも良い思いをしている。

一方で、平均的な家庭や貧しい家庭は50%以上存在して、エリート層に不満を抱いている。

だからこそ、ポピュリズムスタイルの政治家は選挙で勝つために、エリート蔑視という方向に戦略を移していくんですね。

 

ポピュリズムの危険性

ここまでで、ポピュリズムについて、少しつっこんだ内容をまとめていきました。

大切なのは、「増税賛成」とか「増税反対」とか、特定の政治意見を指してポピュリズムと呼ぶのではなく、「ただ選挙で票を得るために、聞こえのよい政策を打ち出すこと」がポピュリズムである、という点をおさえてください。

 

そして、このポピュリズムが進んでいくことは危険なことである、ということが重要です。

ここまでの流れから想像がつくかもしれませんが、ポピュリズムとはいってしまえば、「自己中心的な考え方」が進んでいくこと。

「自分だけがよければ良い」という考えの人が増えると、国がボロボロになっていくことが想像できますよね。

 

具体例を1つあげます。

たとえば、ある政治家が「富裕層は沢山金儲けしているんだから、税金を2倍に増やせ!」という政策を打ち出したとします。

そして、国民の大半が「そうだ!そうだ!俺らに還元しろ!」と盛り上がり、見事その政治家が当選、その政策を実行にうつしたとします。

まさにポピュリズムが進んだ状態ですね。

 

すると、どうなるか。

富裕層の気持ちになって考えてみてください。

富裕層たちは、「うわ、、。折角この国でビジネスを頑張っても、税金ががっぽり取られるんだったら、もう税金の安い国に移住しよう。」と考えるわけです。

そして、儲かっている起業・優秀な経営者ほど、他国にうつっていくわけです。

 

今までの税率でも多くの税金を納めていたこれら大企業がいなくなることで、そこから得られる税収が突如0円になる。

すると、国が貧乏になり、国民みんなが貧乏になる、ということになります。

 

本来は、「自分のために」と思って取った行動が、巡り巡って自分の首を締めることになる

これがポピュリズムの怖さ・危険性です。

 

ポピュリズムを抑えるためには

忘れてはいけないな、と思うのが、こういったポピュリズムを生み出すのは、政治家ではなく「私たち有権者」である、ということです。

 

みなが、「富裕層の税金を上げると、優秀な企業が外に出ていってしまうだろ。」と冷静に考えることができれば、たとえ安直な政策を打ち出す政治家が生まれたとしても、票を集めることができない。

すると、政治家は真に国のためになる政治をおこなおうとするわけです。

 

「なんとなく聞き心地が良いから、この政治家に投票しよう」とか、

「税金下げるとか言ってくれるから、あの政治家に投票しよう」とか、

政治家の発言の真意を捉えず、安易な投票をしていることこそが、ポピュリズムを生み出し、国を破綻させてしまう

そういったことを感じました。

 

私自身、特定の政治に対し強い支持があるとかではありませんが、こういったポピュリズムということを考えていくと、少なくとも、安易な投票行動はおこなっては駄目だな、ということを強く感じました。

 

以下の本は、とても読みやすく、世の中の幅広いことが学べますよ!

安定の池上彰さんの解説なので、政治知識を覚えたいという方はぜひ読んでみてください!

『おとなの教養 2 私たちはいま、どこにいるのか?』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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20代の社会人です!読書、映画鑑賞、車、バイク、数学、IT、旅行情報など興味のある様々なことを発信していきたいと思います!ブログについて全くの初心者ですが、コツコツと良いサイトを作っていきたいです!!よろしくお願いします!