【余命宣告を受けた教授の感動講義】『最後の授業 ぼくの命があるうちに』より

最後の授業。ぼくの命があるうちに_アイキャッチ画像

こんにちはネルです!

今回は「最後の授業 ぼくの命があるうちに」という本の紹介を兼ねて、ぼくの心に残ったポイントを簡単にまとめていきます!

この本は、膵臓がんによって余命宣告を受けた著者が、カーネギーメロン大学で講義を行った際の様子をまとめたものです。

(読了時間:1時間40分でした)

「最後の授業」といっても難しい内容を話すわけではなく、人生について、学びや夢について世界中のどんな人にも大切な内容が書かれていました。

 

「余命宣告を受けた著者が最後に、学生たちに残した言葉とは」

 

それでは、ぼくなりに心に残ったポイントを紹介します!

 

レンガの壁は、その先のものをどれだけ欲しているかを証明するためにある

レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。僕の行く手を阻むためにあるのではない。その壁の向こうにある「何か」をどれほど真剣に望んでいるか、証明するチャンスを与えているのだ。

(本文引用)

人生で人は何度も大きな壁にぶつかると思います。

そんな時に、その壁をどう捉えどのように対処するかが大切だと学べた箇所でした。

壁の向こうのものを自分がどれだけ真剣に望んでいるか。それを証明するチャンスが、まさに自分に立ちはだかる壁だと著者は述べています。

 

著者は、夢だった「無重力体験」を努力によって実現した

人類初の月面着陸を幼少期にテレビで見た著者は、その頃から「無重力」体験をしてみたいと考えていました。

そして時を経て彼が大人になった頃、NASAが実験として、無重力空間を作り出す装置を持っていたことを知りました。

それは、「飛行機で急下降することによって約25秒間の無重力空間を作り出す」というものでした。

彼は、自分の研究室の学生達と成果を出すことで、NASAの実験に参加させてもらうことに成功したのです!

 

どれほど大きな夢でも、試行錯誤と行動を重ねれば夢は叶う

普通の人からしたら、「無重力体験なんて、夢のまた夢」と諦めてしまうことが多いと思います。

一方で著者は、自分が夢を達成するためにはどういった行動を起こし、どう努力するべきなのかを常に考え続けたというわけなんですね。

「『壁』は自分がその壁の向こうのものをどれだけ真剣に望んでいるかを証明するチャンス」

この捉え方はぼくも心に刻みつけたいと思いました!

 

経験は、失敗した時に初めて手に入るもの

経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。

この箇所が、今回一番皆さんにも伝えたかった内容です!

「経験は、求めていなかったものが手に入らなかった時に、手に入るもの」

この言葉は、強く胸に響きました!

 

チャレンジすることで、必ず何かが得られる

「経験を積め!」と日頃からよく言われると思いますが、その経験は、つまり失敗した時に初めて手に入るものだと言うのです。

先ほど紹介した「レンガの壁」もそうでしたが、著者のどこまでもポジティブで素敵な考え方がよく伝わります。

「チャレンジに成功したらそのもの自体が手に入るし、失敗しても『経験』が手に入る」

そう考えると、チャレンジすることで必ず何かは得られることがわかりますよね。

こういった考え方を常に大切にして行動していきたいなと強く感じた箇所でした!

 

まとめ

今回は、「最後の授業 ぼくの命があるうちに」という本の、特に胸に響いた言葉を簡単に紹介しました!

 

ガンの余命宣告を受けた著者は当時、1歳や3歳の息子・娘と愛する奥さんがいました。

残り少ない人生の中、家族と過ごしていられる時間も長くはない中で、著者のランディ・パウシュさんは大学で講義をすることを決心したのです。

そんなパウシュさんのこれまでの人生を賭けた思いがよく伝わってくる本でした。

 

また、そのカーネギーメロン大学で行った講義は、「ランディ・パウシュ 最後の授業」と有名になり、YouTubeでもその動画を視聴することができます!

 

余命宣告を受けているとは思えないほど、パウシュさんは生き生きとしていて、観客をとても上手に引きつけながら「最後の講義」を行っていることが伝わります。

「ガン」について考えさせられるというよりも、「人生や夢」について深く考えさせられる本でした!

ぜひ一度手にとってみて下さい。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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