こんにちはネルです!
今回は、「【シロクマ実験とは】物事を忘れるコツは「忘れなくて良い」と思うこと!」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、メンタリストDaiGo『ワンフレーズ心理テクニック』です!
- 人は「忘れよう」と意識するほど、そのことを「忘れられなくなる」
- 上記の心理効果を明らかにしたのが「シロクマの実験」
- 忘れたいものほど「別に、忘れなくてもいいや」と思うべき
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
忘れようと意識するほど、その物事を忘れられなくなる
今回のテーマは、「人は、あることを忘れようとすればするほどそのことを意識してしまい、全く忘れることができなくなる」という心理効果です。
普通、なにか忘れたいことがあった場合「今からそのことを全く思いださないようにすれば、数日後には綺麗サッパリ忘れるだろう」という気持ちで臨むことが多いと思います。
しかし、実はこの方法は全くの逆効果。
「忘れよう」とするほど、「忘れられない」という天の邪鬼のような性質が人間には備わっているのです!
シロクマ実験について
このことを実証したのが、有名な「シロクマの実験」という心理実験です。
【シロクマ実験】
”シロクマ”の動画見せたあと、以下の3グループにそれぞれ違う指示を出した上で、後から記憶度をチェックする。
- 「シロクマのことは覚えておけ」
- 「シロクマのことは考えても考えなくても自由」
- 「シロクマのことだけは考えるな」
この実験結果から、③「シロクマのことだけは考えるな」と指示したグループが一番シロクマのことを強く記憶していた、ということがわかりました。
これは結果が発表されて以降、記憶に関してかなり有名な実験となりました。
「考えてはいけない」と意識している段階ですでに考えている
実験の被験者の立場になったと想像してみればわかりやすいですが、「〇〇のことだけは考えるな!」と言われると、逆にどうしてもそのことばかり頭に浮かんでしまうんですよね(笑)
そもそも、「考えるな!」という指示をされても難しい。
本当の意味で「考えていない」というのは、まさにそのことを全く意識していない時であり、その瞬間には「考えていない」こと自体に無自覚であるはずです。
しかし、「考えてはいけない」と意識した段階で、すでにそのことを頭のどこかでイメージしてしまっていることになり、それは「考えていない」ということにはならないんですね。
物事を忘れるコツ
「シロクマの実験」を受けたうえで”物事を忘れるコツ”について考えてみると、私達がなにか忘れたいことがあった時、「そのことを考えるな」と意識するのではなく、「別に忘れなくていいや」と開き直るべき、という結論が浮かび上がるのです。
「これだけは忘れたい!」と妙に意識してしまうと、「忘れるべきこと」として、その他の事項よりも印象が強くなり、いつまでも忘れることができなくなります。
しかし、「別に、忘れなくていいや」と考えると、「その他の些細な沢山のことの一つ」として捉えられるため印象に残らなくなり、いつの間にかスッと忘れることができるというわけなんです。
不幸なできごとや失恋したときなど、忘れたいのにいつまで経ってもそのことを忘れることができないのは、そのことを無理矢理に「忘れよう」と意識してしまっているから、という可能性が高いのです。
楽観的な人ほど切り替えが早いといいますが、それは「嫌なことを忘れる能力が高い」というよりも、「嫌なことでも素直に受け入れ、ムリに忘れようとはしない」という態度に理由があるのかもしれませんね!
まとめ
今回は、『ワンフレーズ心理テクニック』より、「【シロクマ実験とは】物事を忘れるコツは「忘れなくて良い」と思うこと!」というテーマで話をまとめていきました!
「これだけは早く忘れたい!」という出来事がある人は、ぜひ「シロクマの実験」の結果を思い出し、活用していってみてほしいです!
- 人は「忘れよう」と意識するほど、そのことを「忘れられなくなる」
- 上記の心理効果を明らかにしたのが「シロクマの実験」
- 忘れたいものほど「別に、忘れなくてもいいや」と思うべき
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!