こんにちはネルです!
今回は、「ジョン・ケープルズの伝説のキャッチコピー『私がピアノの前に座ると・・・』」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、川上 徹也『伝わる人は「1行」でツカむ』です!
- ジョン・ケープルズとは「音楽学校の広告」で有名になった伝説のコピーライター
- 優れた文章は聞き手にイメージを呼び起こさせる
- 少ない言葉で多くのストーリーを思い起こさせられるかが力の見せ所
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
ジョン・ケープルズの伝説のキャッチコピー
皆さんは、「ジョン・ケープルズ」という方をご存知でしょうか。
この人は「伝説のコピーライター」と呼ばれたアメリカ人です。
今回は、この人が書いた「音楽学校の通信講座」の広告がとても優れたものであると感じたため、記事にまとめてみることにしました。
超有名な「音楽学校の通信講座」の広告
ジョン・ケープルズをコピーライターとして有名にしたのが、今から紹介する広告だったといいます。
いきなりですが、もしあなたが「ピアノの講座を紹介する一文」を書くとするならば、どのような言葉を選ぶでしょうか。
たとえば、以下のようなものがぱっと浮かぶと思います。
「こっそりピアノを習って、みんなを驚かせよう!」
うん、まあ普通といった印象ですよね(笑)
そして、ジョン・ケープルズが書いた伝説のコピーライトがこちら!
「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると…!」
この文章のレベルの高さが伝わったでしょうか。
優れた文章はイメージを呼び起こさせる
よく、「優れた文章、人を惹き付ける文章というのは、人にイメージを呼び起こさせるもの」と言われますが、このコピーライトもこの法則にまさに則ったものであると強く感じました。
「私がピアノの前に座ると、みんなが笑いました」という前半部分では、これまでピアノなんて上手にひけなかった主人公が、みんなに馬鹿にされている様子が浮かびます。
そして、「弾き始めると・・・」という後半部分で、馬鹿にしていた周囲の人達が、主人公の予想外のピアノの上手さに驚き、言葉を失っている様子がありありと浮かぶのではないでしょうか。
たった30文字ほどの言葉だけで、聞き手にストーリまで伝えているこの文章は本当に優れたものであり、ジョン・ケープルズの高い能力を感じられますよね。
特に最後を言葉止めしているのが特徴
また、このコピーライトで特徴的なのが、「でも弾き始めると・・・」と、あえてその後を説明せずに、「・・・」で止めていることにあります。
「でも」と逆説を用いていることで、それまでの周囲の反応が真逆のものになったということが十分伝わるのが特徴的ですよね。
先ほど、「優れた文章は、聞き手にイメージを呼び起こさせる」と書きましたが、ストーリーが良くても文章があまりにもダラダラと長いと、聞き手は飽きて読むのを止めてしまう危険があります。
しかし、この文章のように、「サクッと読めるが、その後ろにあるストーリーがありありと浮かぶ」という書き方がとても優れた文章のポイントだと感じました。
このブログにも、言葉にもう少し「ストーリー性」を持たせ、聞き手のイメージを喚起するような文章を意識していきたいと感じた箇所でもありました!
まとめ
今回は、『伝わる人は「1行」でツカむ』より、「ジョン・ケープルズの伝説のキャッチコピー『私がピアノの前に座ると・・・』」というテーマで話をまとめていきました!
このコピーライトを読んで私は、改めて言葉のもつ奥深さに気付かされました!
文章を書くときもただ言葉を羅列するのではなく、聞き手にどのようなイメージを抱いてもらうか、想像しながら書いていくようにしたいですね!
- ジョン・ケープルズとは「音楽学校の広告」で有名になった伝説のコピーライター
- 優れた文章は聞き手にイメージを呼び起こさせる
- 少ない言葉で多くのストーリーを思い起こさせられるかが力の見せ所
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!