こんにちはネルです!
今回は「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」より、「事実を見て素直に受け止める姿勢の大切さ」についてまとめていきます!
本屋に行けば必ずや大量に平積みされている、大人気のこの本。
やはり、人気なだけあって内容が濃く、とても勉強になる本でした。
簡単に重要なポイントをまとめていきますね!
- 世界の貧困率を正しく認識できているか
- いつまでも欧米が世界の中心だと思っていないか
- 自分は事実を素直に受け止める姿勢があるか
【目次】
世界の貧困率は大きく減少している
自分たちのような豊かな国に暮らしている人たちは、「世界中の非常に多くの人が貧困で長いこと苦しんでいる」と考えがちですよね。
それは誤りでないのですが、大切なのは「世界は大きく改善してきている」という認識です。
実際にデータを見てみると、「極度の貧困の中で暮らす人の割合」は、
- 20年前→世界の人口の29%
- 現在 →世界の人口の9%
こんなにも急激に改善していることを、既に知っていた人はどれくらいいるのでしょうか。
「悪い」と「良くなっている」は両立する
テレビ番組を見ていると、アジアやアフリカなどで極度の貧困に苦しむ人達が映し出され、世界は悲しい現実に満ちているように感じてしまいがちですよね。
しかし、世界は大きく改善してきているという事実があるんです。
そしてテレビや新聞では、「少しずつ改善していること」はインパクトが少なく放送することがほとんどありません。
ここで著者は以下のような、とても大切な言葉を呼びかけていました。
「悪いと良くなっている」は両立する
つまり、現状、世界中で貧困に苦しむ人は多くいます。これらにはしっかりと目を向ける必要がある。
しかし、「着実に世界は改善の方に向かっている」という事実も忘れてはいけない、ということです!
世界の人口はアジア・アフリカ地域で急増していく
続いては世界の人口についてです。
国際連合は、次のような予測を立てています。
「2100年には、欧州では人口はほとんど変わらない。しかし、アフリカでは30億人。アジアでは10億人ほど人口が増える」
これと現状の世界の人口を考えると、
「2100年には、世界の人口の8割以上がアフリカとアジアに暮らすことになる」
ということになります。
次の20年で世界市場の中心は西洋からインド洋周辺に
現在、豊かな暮らしをしている人の割合は欧州で6割ほどを占めているそうです。
しかし、たった20年後にはこれが4割まで下がり、特にアジア地域の人たちの裕福な人の割合が急増していくといいます。
今ではアメリカやヨーロッパが世界のトップを走っている印象が強いですが、これから、中国、インド、ベトナム、タイなど、アジア勢が世界市場をリードするという構図になる可能性が高いんですね!
情報を素直に受け止める姿勢
最後に、情報やデータへの捉え方について、著者の教えを紹介します。
「この情報源を信頼していいのか?」と問う前に、「自分は自分を信頼していいのか?」と問うべきなのです。(中略)「この情報は事実ではない」と決めつける前に、「自分は事実を見る準備ができていない」と考えたいものです。
(本文引用)
人はマスコミや思い込みによって、世界を誤って認識しやすい
テレビや新聞で、世界のイメージを日々植え付けれている自分たちにとって、正しい事実を見せられても素直に受け入れいれにくいことは多くありますよね。
データを見て、聞いたときに、「あれ?自分が思っているイメージと全く違うデータだぞ・・・」と感じたとき、
- 「このデータは誤っている!」と決めつけ、事実をはねのける
- 「今まで自分が勝手に感じていたイメージは誤っていたかもしれない。他のデータもあたってみよう」という姿勢をとる
1となるか、2となるかで、その人の成長度合いは全く違うものになることは想像できますよね!
まとめ
今回は、「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」より、「事実を見て素直に受け止める姿勢を大切にしよう」という内容でまとめていきました!
本書では、人が陥りやすい認識の誤りとして「10個の人間に宿る本能」をわかりやすく紹介しながら、中身が進んでいきます。
こういった人類共通の危険な特徴を知っているだけでも、事実をしっかり受け止める姿勢を取るときに大きな武器になると思いますよ!
本屋でゴリ押しされているだけあって、間違いなくとても良書でした!
ぜひ、一度読んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!