こんにちはネルです!
今回は、【あなたは大丈夫?】部下への指示は「行動」を伝えてはいけない!というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、山口周『外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント』です!
- 部下への指示は「行動」ではなく「目的」を伝える
- 「やれされ感」ではなく「任され感」を抱くような指示で部下の行動は変わる
- マイクロマネージはせず、部下に「行動の自由度」を与えよう!
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
部下への指示は、行動ではなく目的を伝える
今回参考にした本『外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント』は、プロジェクトリーダーとしてチームをどう率いるか、というポイントが数多く書かれていました。
その中の一つがこちら、「部下への指示は、行動ではなく目的を伝える」です。
部下に対して、事細かに「あれをやれ、これをやれ」と伝えるのはナンセンスで、大切なのは「〇〇を達成するのが一番の目標。だから、こういうふうに進めていこう」と、全体像を伝えることだといいます。
「やれされ感」ではなく「任され感」
ここで一番大切だと思ったポイントがこちらです。
「部下への指示は『やれされ感』ではなく『任され感』を意識して伝えるべき」
先ほどまとめたように、部下への指示において行動だけを伝えていては、部下にとってその仕事は「やれされ感」でしかありません。
しかし、目的をはっきり伝えて細かい行動は部下の判断に委ねるようにすれば、部下が感じるのは「任され感」となります。
この2点で仕事のモチベーションは大きく変わるといいます。
メンバーから嫌がられるのは「マイクロマネージ」する人
マナージャーが部下に対してこと細かに指示を出すことを「マイクロマネージ」と言うそうです!
マネージャー自身からすれば、部下に対して色々と指示を出している状態は「自分がこのチームを率いているんだ」という気になり、気持ちの良いものだと感じるかもしれません。
しかし、部下からしたらこれは大変鬱陶しいこと。
マイクロマネージとはつまり、部下自身の「行動」を制限することであり、それはまさに「やれされ感」そのものとなってしまいます。
メンバーが目的を把握していない組織は脆弱
また、メンバーに仕事の目的をはっきりと伝えることは、他にも大きな効果があります。
それは、「非常事態に対して、臨機応変に対応できる」ということです。
メンバー全員が仕事の目的をはっきりと理解できている場合、想定外の事態が起こったときに自分たち自身でその場を乗り切ることができる可能性が高まります。
ここでもし、あらかじめ目的を伝えず「行動」だけしか指示をしていなかった場合、非常事態でも部下はリーダーの指示を待つことになりますよね。
すると、結果的にもトップの負担が激増。
「お前らは自分たちで何の判断もできないのか!」と、リーダー自身も怒りを抱えてしまう、最悪な事態となってしまいます。
目的地を伝えておけば、当初の想定通りに物事が運ばないということがわかった段階で、任された側は「では、どうしようか?最終的にはあそこに行ければいいのだから」と考えて、いろいろと創意工夫をするでしょう。
そして、その結果がうまくいったとか、まずかったとか反省することで、力量というものも伸びていくわけです。
引用:『外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント』
あなたは、組織をまとめる際に、部下にきちんと「目的」をはっきりと伝えているでしょうか。
部下の行動をいちいち事細かに指示していないでしょうか。
まとめ
今回は、【あなたは大丈夫?】部下への指示は「行動」を伝えてはいけない!というテーマで話をまとめていきました!
何でもかんでも部下の行動を自分がコントロールしようとする態度は、部下の士気も成長機会も大きく下げてしまう、ということを忘れないようにしていきたいですね!
- 部下への指示は「行動」ではなく「目的」を伝える
- 「やれされ感」ではなく「任され感」を抱くような指示で部下の行動は変わる
- マイクロマネージはせず、部下に「行動の自由度」を与えよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!