こんにちはネルです!
今回は、【引きこもりとニートの違いを正しく知っていますか?】というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、さくら剛『世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!! 』です。
- ニートは、働いておらず学校にも行っていない”青少年”に限られる
- ニートで引きこもりの人もいれば、ニートだが引きこもりでない人もいる
- 体を壊しているために働けない若者もニートとカウントされることに要注意!
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
「引きこもり」と「ニート」の違いとは
引きこもりとニートの違いは、ざっくり言うと「職探しをしていない人がニートで、家にこもり続けている人が引きこもり」です。
ここで大事なのが、「引きこもりでないニートもいるし、引きこもりで更にニートの人もいる」という点です。
既に知っている人は当たり前のことに聞こえるかも知れません。
しかし最近は、「ニート=引きこもり」という誤ったイメージでこれらの言葉が使われていることが多いので、改めて詳しくまとめてみたいと思います。
ニートの定義
まず、ニートの定義からです。
ニートとは、「学校にも行かず、仕事もせず、なおかつ職業訓練も受けていない状態の人物」を指します。
そして大切なのが、日本ではこのニートにおいて、「15歳~34歳までの青少年」を指すと、定められていることです!
つまり、仕事もせず学校に行っていない人でも、35歳以上はニートとは呼ばないんです!
ということは、今ニートである人がニートから抜け出すのは割と簡単ですよね。なにしろ、ただ待っていればいいのですから。ニートがそのまま歳を重ねていって、 35 歳の誕生日を迎えたらその瞬間その人はニートではなくなるのです。
引用:『世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!!…でも本当は知りたいかも。』
引きこもりの定義
続いて、引きこもりの定義です。
引きこもりとは正式には、「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅にひきこもっている状態」です。
ここで”ほとんど”という言葉が使われていることがポイントです。
国が定めている定義にも関わらず、その範囲が若干曖昧であることも、引きこもりの定義の特徴です。
以上から、仕事をしていなくて学校にも言っていない青少年でも友人と交流があれば「ニートだが引きこもりでない」ということになるし、仕事をしていなくて学校に言っていない、ずっと家にいる40歳の大人は、「ニートではないが、引きこもりである」という表現となります。
ニートの理由で一番多いのは「病気や怪我」によるもの
そして、重要なのが「ニートだからといって、必ずしも怠けているわけではない」という事実だと言います。
この箇所にハッとさせられたので、取り上げていきます。
ニートと言うと、なんとなく「自分に甘えている人」というイメージを持ってしまいがちですよね。
しかし、内閣府のデータによると、ニートとして定義されている人の中で最も多い原因はなんだと思いますか・・・?
それは、「病気・怪我のため」だというのです!!
報道されるデータに惑わされるな!
先ほど述べたニートの定義であるように、働いていなくて学校にも行っていない青少年はニートとしてカウントされますよね。
つまり、「病気でやむなく働けない青少年」も、このニートの1人として集計されてしまうんです。
「日本では、ニートの数は50万人以上いる」とも言われています。
そして、この国の悲惨さを誇張したいのか、こういったデータがニュースで大々的に取り上げられることが非常に多いです。
しかし、今回まとめたように、「ニートの多くは、病気で働けない人」が含まれた数字であり、私達が受ける「日本には怠け者がこんなに多いのか」という印象は誤ったものである、ということを自覚するべきなんです!
まとめ
今回は、『世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!! 』より、【引きこもりとニートの違いを正しく知っていますか?】というテーマで話をまとめていきました!
2つの言葉の違いを知ることも重要ですが、特に「ニート」という言葉から受ける印象と、実態との違いについは、ニュースなどを見るときに意識するようにしたいですね!
- ニートは、働いておらず学校にも行っていない”青少年”に限られる
- ニートで引きこもりの人もいれば、ニートだが引きこもりでない人もいる
- 体を壊しているために働けない若者もニートとカウントされることに要注意!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!