【保険は決して得ではない…!】保険が”損”だとわかる3つの観点

【合理的に考えると不自然…!】保険が損だとわかる3つの観点_アイキャッチ画像

先日、以下の本を読了しました。

あらゆる「保険」について、「本当にこの保険は必要なのか?」をしっかりと調査・解説されている本です。

『いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

これまでも、自分は保険に関する本を何冊か読んできました。

今回、この本を読んで改めて思ったのが、「冷静に考えれば、保険が損だということはすぐに分かるよな・・・。」ということです。

 

そこで今回は、「保険って入ったほうが良いの?入らないほうが良いの?」という疑問を持っている方に向けて、保険に加入する前に持つべき「3つの観点」を紹介します!

ヒヨコ
難しい数字的な話ではなく直感的なことなので、すっと頭に入ってくると思いますよ!

 

保険が損だとわかる「3つの観点」

まず初めに、保険が「冷静に考えると損だよな…。」と思える、3つの観点について紹介します。

 

保険を考える上で持つべき3つの観点
  1. 営業マンの人件費や、広告費はどこから出ているか?
  2. 「貯蓄型保険」は、なぜスタート時点で元本割れをするのか?
  3. 持病があっても入れる保険は、健康な人は損をするのでは?

 

大事な観点①営業マンの人件費や、広告費はどこから出ているか?

民間の保険と言えば、営業マンがあちこちで会社の保険を売るために活動しているイメージがあると思います。

 

ここで大事な観点の1つが、「この営業マン達も、会社から給料をもらっている」ということです。

仮に、「1時間1,500円」の時給だとしても、営業マンが100人もいれば、1時間ごとに15万円の人件費が発生しているわけです。

・・・では、この人達の人件費ってどこから出ているのでしょうか?

 

また、テレビを見ていても頻繁に保険のCMは流れますよね。

さらにそのCMには有名アイドルや俳優が出ることが大半だと思います。

つまり、広告料はかなりの高額(数百万円~)となっていることが想像できるわけです。

では、こういった広告料は一体どこから捻出されているのでしょうか?

 

大事な観点②「貯蓄型保険」は、なぜスタート時点で元本割れをするのか?

保険の1種に、「貯蓄型保険」というものがあります。

これは、「保険の機能と、貯金の機能を合わせ持った保険」のことです。

 

貯金の機能として聞こえが良いのが、「預けていた額以上のお金が返ってくる」ということです。

 

たとえば、20年間で「500万円」まで積み立てれば、満期には510万円が返ってくる、というものがあったりします。

つまり、20年後に10万円お金が増えて返ってきます!ということですね。

しかも、”保険”という名前がついているだけあって、この貯蓄プランを続けている間は、”追加料金なし”で、死亡保険がついていたりするんです。

 

しかし、こういった貯蓄型保険には、以下のような注意書きが間違いなく書いてあります。

「ただし、最初の5年間は解約すると、元本割れします。」

つまり、初期の段階で解約してしまうと、自分が貯めたお金よりも少ない額しか受け取ることができないんですね。

 

これ、多くの人は「まあ、最初の5年以内に解約することはまずないだろうし、関係ない。」と、あまり意識を向けることがないように思います。

 

しかし、よく考えてみてください。

 

スタート時点で元本割れするということは、つまり「手数料がごっそり抜かれている」ということではないでしょうか・・・?

 

大事な観点③持病があっても入れる保険は、健康な人は損をするのでは?

「持病があっても入れる保険」というのも、広告でよく見聞きしますよね。

普通、持病がある人は保険会社から加入を断られることがありますが、「このプランは、持病がある人も保険に入れますよ!」というものです。

 

一見、素晴らしいプランに思えますよね。

しかし、保険というのはあくまで、保険会社が支払う保険金よりも、加入者全体が支払う金額が多いことが前提のビジネスです。

 

そうではないと、会社がボランティアでお金を配っていることになり、いずれ倒産してしまいます。

保険というのは、ごく一部の人は保険金をもらえて儲かりますが、その分それ以外の人が貰う金額以上に、保険金に支払いをしているわけです。

 

ここまでの前提を踏まえたうえで、考えてみてください。

「持病がある人」が保険に入るとどうなるでしょうか…?

 

持病がある人とは、つまり、保険金を受け取る可能性が高い人、ということになります。

すると、その分のお金を加入者から多く徴収しないといけないわけです。

よって、「持病がある人でも入れる保険というのは、普通の保険よりも高い保険料を払ってもらわないと成り立たない」ということになりますよね。

 

「持病がある人でも入れる!」と聞くと、いかにも公平な感じがして聞こえは良いです。

しかし、その実状は、「持病の人にも保険金を払えるように、毎月多くのお金を徴収しますよ。」ということと変わらないわけですね。。

 

まとめ

何よりも忘れてはいけないことは、保険会社は決して「慈善団体」ではない、ということです。

あくまで1つの企業として、利益を出していかなければなりません。

 

そのため、全員が得するプランは絶対に存在せず、一部の人だけが得をし、他の人は全員損をする、というものなんですね。

 

たしかに、「保険は安心を買うために損得で考えるものではない。」という意見も一理あります。

しかし、今回挙げた3つの観点から考えると、高い確率で損をしてしまうのです。

そのことを決して忘れてはいけないと思っています。

 

今回の本にも記載がありましたが、やはり資金の一番有利な運用方法は、「つみたてNISA」「確定拠出年金」だとあります。

ヒヨコ
私もつみたてNISAは以前から続けています・・・!

国が運営している制度のため、1つの営利企業(会社)が関わっていないという点だけでも、たしかに損をする可能性は低い、ということがわかります。

 

このような観点から比較するようにすると、よりベターな判断ができるようになると思っています。

『いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

 

ぜひ、本書にて保険について改めて見直す機会をもってみてほしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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