文章に説得力を持たせるには「引用力」が必要。それには「情報のイケス」を作る

文章に説得力を持たせるには、引用力を鍛えろ!!

こんな話をたまに耳にします。

 

必要なときに、適切な箇所で「偉人や著名人の名言」などを引用する。

たしかに、ピッタリの名言が引用できれば、その文章自体の説得力は増しますよね。

 

でも、「引用力」って簡単に言いますが、どうやって鍛えるのか?

本を読んで知ったことなんてすぐに忘れてしまうのが普通。

過去に見聞きした情報なんて、そんなにスルスルと出てきませんよね。

 

そこでおすすめなのが、「情報のイケス」づくりというアプローチです。

ある本を読んで、とても共感した内容だったので、紹介していきます!

 

情報のイケスとは?

情報のイケスとは、『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』という本で紹介されている手法。

一言でいうと、「本の中で重要だと感じた情報をデジタルの中に保存しておき、必要なときにあとから取り出せるようにしておく。」という読書法のことです!

 

まずは、重要箇所を引用します。

自分が重要だと思った情報は、脳内に記憶するのではなく、いつでもアクセス可能な場所=イケスに生きたまま泳がせておき、状況に応じて調達し、他の情報と組み合わせて調理=知的生産するほうが合理的です。

自分にとって重要な情報はすべてイケスのなかにあるわけですから、詳細まで全部記憶する必要はありません。

関連するキーワードやコンセプトをイケスに紐づけておき、必要に応じてそのイケスから検索できればそれで十分です。

(引用:『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』)

 

ふつうの読書ノートではなだめなのか?

ここで疑問になるのが、「普通の読書ノートではだめなのか?」という点です。

 

結論、「読書ノートや本にマーカーを引いただけではNGで、デジタルメモに残す」というのが必須なんです。

理由は、デジタルメモであれば「検索機能」が使えるからです。

 

たとえば、「このキーワードに関連した文章って、何だっけ・・・?」って場合。

何冊にもたまった読書ノートの中から、それらの関連文章をさっと取り出せますか?

本棚に積まれた本の山から、必要な文章をさっと取ってくることができますか?

 

この点、デジタルメモであれば、検索機能を使って、キーワードから瞬時に情報を引っ張ってこれる。

これが、デジタル上に情報のイケスを作ることがおすすめである理由です。

 

情報のイケスを活かし、「引用」をつかって説得力をもたせた例

実際に引用を使って文章に説得力をもたせる例を挙げます。

 

たとえば、「読ませる文章の大事さ」を読者に訴えたいとき。

時間的コスパを求める現代では、「自分の文章をいかに最後まで読んでもらうか?」強く意識して、文章の構成を考えないといけません。

 

この主張に対して、「有名人の名言」を引用した場合は以下のようになります。

 

時間的コスパを求める現代では、「自分の文章をいかに最後まで読んでもらうか?」強く意識して、文章の構成を考えないといけません。

ジョセフ・シュガーマンという、世界的に有名なコピーライターは次のような名言をのこしています。

「第1行目の最大の目的は第2行目を読ませること。  第2行目の最大の目的は第3行目以降を読ませること」

 

全く同じ主張をしているにも関わらず、名言が引用されているかどうかで、文章全体の説得力・厚みが全く違っていますよね。

そしてまさに、今回も自分の「情報のイケス」から”名言”というキーワードで検索をかけたところ、ヒットして取り出すことができた文章です。

 

こういうときに、デジタル上の情報のイケスは大活躍しますよね。

 

ぜひ、情報のイケスづくりにトライして、引用力を鍛えてみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

↓今回参考にした本。((画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

 

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