こんにちはネルです!
今回は「学校で勉強しなくてはいけない理由は、それがルールだから」というテーマで話をしていきます!
参考にした本は、三田紀房『個性を捨てろ!型にはまれ!』です!
漫画、ドラゴン桜やインベスターZの著者で、力強い文章で書かれた本でとてもおもしろかったですよ!
今回はこの本から、「学校の勉強」について面白い記述があったので、紹介していきます!
- 学校で勉強する理由がわからない
- 世の中のルールについて考えてみたい
- キレイ事では生きられない世の中を知りたい
それでは、ポイントをまとめていきますね!
【目次】
学校で勉強する理由はそれがルールだから
著者は、「学校で勉強する理由って何?」というよくある疑問に対して、以下のように回答していました。
「学校で勉強する理由は、それがルールだから」
こんなどストレートな表現では、すでに話が終わってしまいそうですが、「著者の説明には説得力がある」と感じたので、順番に解説していきますね!
勉強によって就職先や年収が決まってくる
ではなぜ、勉強することがルールだからと言って、いやいや勉強を何年間も続けていかなければならないのでしょうか。
それは、勉強を頑張って続けることで結局は「良い高校、良い大学に入れるから」であり、
それによって、「就職先や年収がある程度決まってくる」という事実があるからなんです!
「方程式が何の役に立つのか」という疑問
ぼくも学生時代は理数系はある程度好きだったものの、それは単純に問題を問くのにゲーム性を感じて楽しんでいたのであって、「こんな難しいことを覚えて、一体何の役に立つのか」という疑問はずっと抱いていました。
ぼくだけではなく、ほとんどすべての人が、
- 「二次関数・三次関数なんて使わないだろ!」
- 「歴史の年号だけを丸暗記しても何の役にも立たんだろ・・・」
という疑問から、勉強するのが嫌になったことがあるのではないでしょうか。
こういった疑問に対して、明確な答えをズバッと応えてくれる大人の人は周りにいないことがほとんど。
それに対して、著者の三田紀房さんは、「方程式を覚えれば、良い企業に就職できるから」というとても端的な回答をしてくれているのですね!
子どもたちもキレイ事じゃない「本当のこと」が聞きたい
少し長いですが、文章を引用します!
たとえば、いまの時代に本当に『金八先生』のような教師がいたら、生徒からすればウザイだけだろう。 それより、いまの子どもたちは「キレイごとじゃない本当のこと」 を聞きたいのではないだろうか。 ちょっとくらい残酷であっても、身もフタもないようなことであっても、それが「キレイごとじゃない」ということのほうが、ずっと大事な気がする。漫画『ドラゴン桜』は、まさにそうした思いからスタートした作品である。
(本文引用)
「今の子供たちは、キレイ事じゃない本当のことが知りたい。」ぼくもこの意見には強く賛成します!
実際のところ社会に出てみると、合理的でキレイ事しかない社会は存在しない、ということを嫌でも痛感することになりますよね。
それを十分に知っている大人自身が、子供の疑問に対して、「勉強を頑張っておけば、いつかきっと役に立つ日が必ず来るはずだ」といった曖昧な表現で逃げているパターンが多いと思います。
やや残酷であっても、子供に「社会の不条理さ」を感じてもらうのも大切
そこで、子供にとっては残酷であっても、早いうちから子供に対して「社会の不条理さ」を感じてもらうのも大切なことだと思います!
今は可愛い子どもであっても、いつか必ず1人で社会に飛び出し、世の中の流れに揉まれていくことになりますよね。
そこでもし、親が一生懸命子供の安全を守り、「正直な人が絶対に報われる」「世の中には悪い人たちはいない」ということを教え込んで育て上げたとします。
そんな世界で生きてきた子供が、人間社会に1人で飛び出した時に、「上手に生きていく」ことが果たしてできるでしょうか。
こういったことを考えると、親は子供に対して、
「世の中には、決して合理的ではないルールがいくつも存在する。うまく世渡りしていくためには、こういったルールに上手に合わせることも大切なこと」
ということをきちんと伝えることも大切ですよね・・・!
最後に、シェクスピアの『リア王』から、一文を引用します。
「自分に邪気がないから、人の邪心を見抜く目もない」
(ウィリアム・シェイクスピア『リア王』より)
まとめ
今回は、『個性を捨てろ!型にはまれ!』より、「学校で勉強する理由はそれが”ルール”だから」という話をまとめていきました!
「なぜこんなことをさせられているのだろう・・・」と疑問が浮かんだときは、「それが今のルールとなっているから」という考え方も時には大切なんですね!
- 学校で勉強する理由は、就職で有利になるから
- 世の中のルールに乗っかることも時には重要
- 子供に対して「社会の不条理」さを教えてあげることも大切
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!