こんにちはネルです!
今回は、「好きを仕事にする」よりも「嫌いじゃない事を仕事にする」意識が大切、というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、三田紀房『汗をかかずにトップを奪え!』です。
- 「好きを仕事にする」ことは本当に正しいことか考えたい
- 仕事選びのコツについて学びたい
- ドラゴン桜の著者・三田紀房さんの力強い考え方に触れたい
それでは、ポイントをまとめていきます!
「好きを仕事にする」という方法は危険も多い
就職や転職など、職探しをするときに最近よく言われていることが、「好きを仕事にする」べきだという意見ですよね。
しかし、この考え方で行動することはデメリットも多い、というのが著者の意見です。
その理由は、以下の3点にあります。
- 業界に入ることで、知りたくもなかった裏事情まで見えてしまい幻滅する
- 好きなものには愛情があるため、ビジネルライクに割り切って行動ができない
- 仕事のストレスから、好きだった趣味が嫌いになってしまう
特に、②「ビジネスライクに割り切って行動できない」という点が、仕事において最大の障壁になるのではないでしょうか。
仕事は割り切りの良さが重要
社会に出て組織に所属してみると、自分のやりたいこと、理想としていたこととは程遠いことをやらなければならないことも多くなってきますよね。
こういったときに、次のどちらで考えるかで仕事のストレスは大きく変わってきますよね。
- 「馬鹿らしい!こんなもんやってられっか!!」
- 「仕事だからしょうがない。ここは割り切って淡々と作業をこなしていこう」
後者の考え方は良い意味で「ビジネスライク」に考えられていて、仕事から受ける負担も少なく、順調に仕事を進めていく姿が想像できると思います。
こういった淡々と作業をこなす、という技は、その仕事・業界が自分の好きな分野であった場合にはとても難しいことになります。
好きであればあるほど、自分の中での理想は大きなものになり、現実を見た時に理想とのギャップに幻滅し、やる気を損なってしまう恐れが十分にあるからです。
こういった理由から、「好きを仕事にする」には大きな危険があると、著者は主張していたのです!
「嫌いじゃない事」を仕事にする
最後に、本文から一部文章を引用します。
転職や独立というと、人はすぐに「自分の得意分野」や「自分が好きなこと」を考えようとする。そして「好きなことを仕事にする」というわけだ。 これは完全に間違った思考法だ。 第一に考えるべきは自分の苦手分野であり、「自分はなにに対してストレスを感じるのか」なのだ。 そして「好きなことを仕事にする」のではなく、「嫌いじゃないことを仕事にする」という意識を持つべきなのだ。 だってそうだろう。仕事なんて、しょせんヒマつぶしなのだから。
(本文引用)
ここでおすすめされている方法は、「好きを仕事にする」ではなくて、「嫌いじゃない事を仕事にする」という職探し方です!
「好きを仕事にする」ことで、理想とのギャップから仕事のやる気も上がらず、最悪の場合、その事自体が嫌いになってしまうこともありますよね。
せっかくの貴重な自分の趣味がなくなってしまうというのは、非常に大きな損失です。
それだったら、「嫌いじゃないことを仕事にする」という意識を持つほうが賢明な選択となります。
自分が好きでも嫌いでもない事だからこそ、ビジネスライクに割り切って淡々と作業を続けることが可能となり、仕事の成果も上がりやすいというわけなんです!
まとめ
今回は、『汗をかかずにトップを奪え!』より、「好きを仕事にする」よりも「嫌いじゃない事を仕事にする」意識が大切、というテーマで話をまとめていきました!
「好きを仕事にする」という言葉は最近よく世間で耳にしますが、本当にその方法は絶対的に良いものか、一度冷静に考える必要もあるんですね!
- 「好きを仕事にする」とビジネスライクに業務ができない、などのデメリットがある
- 最悪の場合、貴重な趣味自体が嫌いになってしまうこともある
- 「嫌いじゃない事を仕事にする」と考えて職探しをするのも一つの手
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!