こんにちは読書大好き学生ブロガーネルです!!
突然ですが、あなたは、「3色ボールペン読書術」って聞いたことありますか・・・?
これは、人気作家”齋藤孝”さんがオススメしている、「読書効果を挙げる本の読み方」のことです!
今回は、この読書術の紹介と、実際に3色ボールペン読書術を試してみた結果や感想をまとめていきたいと思います!
- 「3色ボールペン読書術」とはどんなものか気になる
- 実際に試してみた結果や感想を知りたい
- 読書の効果を上げて、効率よく知識を吸収したい
【目次】
3色ボールペン読書術の説明と特徴
それでは、はじめに3色ボールペン読書術の紹介をし、その特徴についてまとめていきます!
3色ボールペン読書術とは
「3色ボールペン読書術」とは、以下のルールにしたがって本を読む方法のことです!
- 「赤・青・緑」の3色ボールペンを手元に置いて、読書を始める
- 本文で、非常に大切だと感じた部分には、「赤ライン」を引く
- まあまあ大切だと感じた部分には、「青ライン」を引く
- 重要ではないけど、自分にとっては面白いと感じた部分には、「緑ライン」を引く
この方法にしたがって読書をしていくと、後で本を見返すと内容をすぐに復習できるので、読書効果が何倍にも上がるというわけなんです!
「緑」の存在が面白い
この3色ボールペン読書術が面白いのは「緑」の存在です。
自分が「個人的に」面白いと思ったところに線を引いていけばよいので、そこに正解・不正解はなく、人によって緑ラインを引く箇所が変わる、という点がポイントなんですね。
ここで、齋藤孝さんの本から3色ボールペン読書術についての説明を、一部引用します。
青や赤だけ引くことができても、今ひとつおもしろくはない。緑を引いたところに、自分らしい感性を生かせばいい。黒だけで線を引いた場合のものよりも、見たときに本の読みの深さや角度がはっきりとわかる。他人が見てもわかりやすいし、自分でも、この本は緑が多い本だったとか、赤の少ない本だったという評価をすることができる。
(齋藤孝『読書力』より)
私はこの文章を読んでから、3色ボールペン読書術を実践していくようになりました。
そこで、実際にどんな様子で読んでいるのか、写真付きで紹介していきますね!
実際に3色ボールペンで読書をしてみた
それでは、私がおこなっている「3色ボールペン読書術」を順を追って解説していきます!
準備したペンと本
3色ボールペン
使用する3色ボールペンとしては、「三菱鉛筆ジェットストリーム 4&1 0.7mm」を使っています!
書き心地が抜群でお気に入りのペンです!(こちらは正確には4色ボールペンです)
ちなみに意外と重要なポイントですが、100均のペンはおすすめはしません。
なぜかと言いますと、安いペンだとインクがにじむんですね。。
そのため、本を閉じると文章がインクで汚れることが多いんです。
せいぜい、1000円程度の話ですので、ペンはある程度良いものを使ったほうが、結果的に得をする、というのが私の持論になりました。
使用する本
続いて、対象となる本についてです。
今回は、「土屋賢二著 幸・不幸の分かれ道」を使用していきます!
土屋賢二さんは「大学の哲学教師」をされている方です。
いくつか本を出版されているのですが、文章の”ユーモア”が抜群で、個人的にお気に入りの著者の1人です!
それでは、このペン+本を使って3色ボールペン読書術をしていきます!!
読書中の様子・感想
毎回、「いざ!」という気持ちで線を引き始めますが、その本の最初の書き込みというのは、やや抵抗がありますね笑
それでも、一度線を引いてしまえば後はなんの抵抗もなくなります!
実際に本を読みながら線を引いていると気づくのですが、3色ペン読書では「どこが重要な箇所なのか」常に考えながら読むことが求められます。
そのため、ただ読書をするよりも集中力が増していることを強く実感できるんですね。
それと、実践していて感じることとして、「赤を引くタイミングが難しい」ということです。
振り返ると、赤色は「この本で、非常に重要となる文章」に引く、というルールですね。
いざ赤色を引こうかな、と思っても、「ここは重要だけど、他にもっと重要な箇所があるかもな・・・。」と、赤色を避けて青色で引くことが中心になっていくんですよね・・・笑
実際に、赤ラインを引いたのは、この本ではたった一箇所でした。。
本来は、勇気を持って線を引いていくことが大切だと思うので、次回はもう少し思い切って赤ラインも引いていきたいと思います。
結果:3色ボールペン読書術は効果抜群!
3色ボールペン読書術を試してきた結論として言えることは、非常におすすめの方法だということです。
3色ボールペン読書術の効果とデメリット
実際にこの方法を実践したことで、以下のような効果を実感できます。
- 「線を引く」というプレッシャーがあるため、自然と集中して読める
- あとで本文を見返すときに、大切な箇所が一目でわかる
- ペンを持っているついでに余白にメモをするようになって、理解が深まる
一方で、せっかくのなので、「デメリット」も紹介します。
- 線を引くのに机がないとキツイ。そのため、電車内ではやや限界がある。
- 本に書き込むことになるため、本の買い取り価格が大幅に下がる
私も最初は、せっかく購入したキレイな本に線を引くのに抵抗がありました。
ただ、実践のコツとしては、「買った本は少しでもインプット効率を上げるべき!」という思考を持つことです。
「本から知識を吸収することが、一番の目的だよな・・・!」と捉え直すことができれば、線を引くのに抵抗がなくなりますよ!
「それでも、きれいな本を汚すことはできない」という方は、同じ本を2冊購入し、「保存用」と「線を引く用」に分けて使うという手もあります!
実際に、とある読書家の方は毎回同じ本を2冊買って一冊をメモ用に使っている、という話がある本で紹介されていました。
”ページの端折り”を追加すると更に効果が上がる
ただ、「3色ボールペン読書術」の体験談を紹介しただけでは面白みに駆けてしまうので、私が実践してる、「オススメの追加手法」も紹介させていただきます。
その手法とは、”特に覚えておきたい”と感じた部分は、「ページの端」を折っておく方法です!
ちなみに、この方法は割と有名でもあり、折った本の端が「犬の耳」に見えることから、「ドッグイヤー」なんて言われているようです。
この「ドッグイヤー」を繰り返して最後まで読み切ると、最終的には、本がこのようになります。
この手法の何が良いかって、後からその本を見返すときに、瞬時に重要な箇所に戻ってくることができることです!
もしも、「3色ペン読書術」だけを実践していた場合、「どのページに線を引いたか」ということは、すぐにはわからないため、1ページずつパラパラと本をめくっていく必要があります。
しかし!このドッグイヤーをしていると、本をパラパラめくっていくだけで、重要な箇所を容易に開き直すことができるんですね。
これが、めちゃめちゃ快適なんです!!
そのため、私個人としては、「3色ボールペン+ページの端折り読書術」を強くオススメします!
正直、慣れていない方にとって、ページの端を折るのに抵抗があるのは理解できます・・・。
ただ、3色ボールペンで線を引いている時点で、本の買い取り価格はもうすでに十分低くなっているはずです(笑)
そう考えれば、「毒を食らわば皿まで」という精神で(?)、思い切ってページ折っていくほうが良いと思っています!笑
まとめ
今回は、齋藤孝さんオススメの「3色ボールペン読書術」の紹介・実践をし、その感想をまとめてきました。
この方法を使えば、単に文字を目で追う読書よりも、「本の内容の吸収効率」が確実にアップするはずです!
また、「3色ボールペン+ドッグイヤー法」もぜひ試してくださると嬉しいです!
せっかく勉強するつもりで身銭を切って買った本。
その効果を最大化させるためにも、思い切って線を引きながら読んでみてください!
一度やってみれば、その効果の高さを実感できるはずですよ!
↑今回参考にした本は、こちらです。
著者が詳しく、「3色ペン読書術」を解説してくれていますよ!
ここまで読んでくださった皆さんには、ぜひぜひ、一度は試してみてほしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!