「ビジネス書は”名著”に書いてあることを分かりやすく言い換えてるだけ!」
皆さんは、このような話を耳にしたことはありますか?
- 「脳に良い習慣で仕事の効率が1.5倍に!」
- 「人と交渉をするときに使える3つのテクニック」
こういったビジネス書は本屋に行くと大量に目にしますよね!
もちろん、どのような本でも学びが多いことは否定しません!
ただし、これまで数百冊のビジネス書を読んできた結果、「ビジネス書は、名著を読んでいればほとんどのことを理解できるやんけ・・・」と、実感するようになりました!
そこで今回は、ビジネス書は「名著」が結局コスパ最強であるという話をしていきます!
- 「ビジネス書は名著を読むべき」という主張の根拠を知りたい
- オススメの名著を読んでみたい
- 名著の調べ方・見つけ方を知りたい
【目次】
ビジネス書は「名著」がコスパ一番
はじめに、名著はコスパが最強であるという話をしていきます!
名著は中身が非常に充実している
一般的に、名著と呼ばれる本は非常に中身が濃いです!
なぜなら名著は、実際におこなわれた様々な実験や調査を著者が深く分析し、何ヶ月、何年とかけて全力で書き上げていることがほとんどだからです。
たとえば、今回紹介する名著の1つ『影響力の武器』の”参考文献”のページを見てみると、なんと403個もあるんです!(2014年の第三版時点)
著者がいかに全力で書き上げているかが伝わってきますね(笑)
このように、一般的に有名な名著というのは、大量のデータをもとに書かれていることが多く、その分中身が濃いわけなんです。
よって、同じ1,000円を本代として使う場合、このような名著を買えば、たった1冊で大量の事柄が学べることになります。
ただ、頑張って最後まで読み切ることで、とても多くのことが一気に学べますよ!
名著を読んでいると、速読も可能になる
そして、名著を読むことで得られるメリットとして、「多くのビジネス書の速読が可能になる」ということがあります!
どういうことかと言うと、名著を読んだ後にビジネス書を読んでみると、「あ・・・!この箇所って、あの本に書いてあったことじゃん」と気づく箇所が”急激に”増えるんですよね。
実は、ビジネス書はその名著の一部を引用して言い換えているだけ、ということがとても多いんです。そのため、一般的なビジネス書は中身が名著と比べて薄いことがほとんど。
よって、名著を通読できれば、大半のビジネス書はすっと飛ばして読めるようになるんです!
頑張って名著にアタックすれば、同ジャンルのビジネス書を読む必要がなくなる、つまり、「名著はコストパフォーマンスが高い」というわけなんです!
たとえ読みやすくても、よく本屋で見かけるようなビジネス書は、”情報の密度”がどうしても薄くなりがち。
気が向いたときで良いので、ときには「名著」にアタックしてみてください!
そこで、名著とは一体どのようなものかがあるのか、特にオススメの本を3つ厳選して紹介したいと思います!
特にオススメの名著3冊
それではここで、「特にコスパが高い3つの名著」を紹介したいと思います!
1冊でも気になる本がありましたら、ぜひとも読んでみてください!
ちなみに、名著には難しいものが多いですが、今回挙げる3つの本はどれも易しい本なので安心してください!
「影響力の武器」(著:ロバート・B・チャルディーニ)
この本は、「心理学の名著中の名著」です!
人をものすごい威力で動かしてしまう「7つの心理術」を、科学的な根拠をもとに紹介しています。
この本を読み切ると、あらゆる「交渉術」・「プレゼン術」の本で内容が引用されていることに気づくようになると思います。
特に、「メンタリストDaiGo」さんの著書でもよく引用していて、彼がオススメしている本でもあります。
説得のプロたちは、それらの原理がもつ巨大な力をどう巧みに組み合わせ、購買、寄付、譲歩、投票、同意を獲得する要請に仕立て上げていくのでしょうか。
(引用:ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器』)
ただ、値段が「3,000円」と高いのが難点・・・。
大きな本屋にはまず置いてあるので、まずは立ち読みだけでもしてみて、内容を確認してみてください!
「人間の心理って、想像以上に不思議で面白い・・・」となること間違いなしですよ!!
「金持ち父さん、貧乏父さん」(著:ロバート・キヨサキ)
続いては、「貯金」に関わる話です。
この本はタイトルだけでも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
内容としては、「労働でお金を生み出していくだけでは、幸せな生活は作りにくい」という話です。
金持ち父さんはよくこう言っていた。「裕福になるための鍵は、勤労所得をできるだけ速く不労所得やポートフォリオ所得に変える能力にある」。
(引用:ロバート・キヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』)
読んだことがない人は「怪しそう・・・」って思っちゃいますよね。
しかしある日、ぼくが尊敬する勤勉な友人が「この本は読んどけ!」とオススメしてくれました。
それをキッカケに読んでみたところ、予想をはるかに超える面白さ・内容の濃さに衝撃を受けました!
子供から今までずっと抱いていた「お金に対する考え方」を変えてくれるような本だったんです!(怪しい意味は一切ないです笑)
「貯金術」や「副業」などのビジネス書は、この本をもとに書かれている箇所が多いことに気づくと思います!
「お金」とどう向き合うべきなのか、真剣に考えるためにもぜひ時間があるときに読んでみてください!
「LIFE SHIFT」(著:リンダ・グラットン)
最後、3冊目は「人生設計」に関する、最近出た名著です!
人の寿命が伸び、「人生100年時代と言われるこの時代に、どんなライフスタイルをしていくべきなのか」統計データをもとに解説されています!
しかし本書で論じるように、将来を見通してしっかり準備すれば、長寿を厄災ではなく、恩恵にできるかもしれない。長寿化は、私たちに多くの可能性と多くの時間をもたらす。
(引用:リンダ・グラットン『LIFE SHIFT』)
特に、若い人ほど読むべき本です!
長寿化を前向きに捉えるか、悲観的に捉えるか、この本でしっかりと向き合ってみてほしいです!
- 「影響力の武器」(著:ロバート・B・チャルディーニ)
- 「金持ち父さん、貧乏父さん」(著:ロバート・キヨサキ)
- 「LIFE SHIFT」(著:リンダ・グラットン)
名著を自力で見つける方法
「名著はいくつかわかったけど、自分でそれを調べる方法はあるの?」と疑問を抱いた人がいるかも知れません。
そこで最後に、「ビジネス書の名著を探す方法」を紹介したいと思います!
ネットで「ビジネス書 名著」と検索
1つ目はとっても単純な方法です。
「〇〇(自分の好きなジャンル) 名著」などとGoogle検索をしてみるのです!
例)「心理学 名著」
ただ、名著というのは、人によって意見が分かれるもの・・・。
そのため、「色々なサイトで共通して出てくる本」をチョイスするのがおすすめの方法です!
好きな本の参考文献を見て「頻繁に出てくる本」を探す
2つ目の探し方は、「自分が好きなジャンルの本の”参考文献”をザッと見て、頻繁に出てくる本を見つける」という方法です!
これが、確実に「良い名著」に出会う方法です!
もしくは、自分が持っているビジネス書の中で”引用文”として出てくる「著者名」に注目して読んでみてください!
「この人、いろんな本で紹介されとるやんけ!!」と発見があるはずです!
同じジャンルの複数のビジネス書に触れることが条件になりますが、自分に合った名著に出会える可能性がとても高いですよ!
- ネットで「ビジネス書 名著」と検索してみる
- 好きな本の参考文献を見て「頻繁に出てくる本」を探す
ぜひ、名著へ恐れずアタックしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!