【大学生に心からおすすめの小説10冊!】「200冊の読書経験から厳選」

学生にオススメの小説10選_アイキャッチ画像

こんにちは、ネルです!

今回は、「大学生に心からオススメする小説10選」をご紹介していきます!

特に学生の方には読んで欲しい記事です!

大学生におすすめの小説10冊表紙

(↑今回紹介する選ばれし10冊の小説です!写真がちょい暗いのは勘弁を・・・w)

 

ぼくは大学生になってから読書にはまり始め、小説はこれまで「200冊~300冊」ほど読んできました!

(ちなみに今はビジネス書にドはまりしていて、年間300冊ペースほど本を読んでいます!!)

小説をコツコツと何冊も読んできた中で、時間を忘れるほど話にのめり込んだ小説がいくつかありました。

 

そこで、、「こんなに面白い小説はみんなに読んでもらわないと勿体無い!」という思いで、特にオススメの10冊を厳選して紹介する記事を書いてみました。

どうか、一つでも気になったものがあれば一度読んでいただき感想なども頂けるととても嬉しいです!

それでは、順番に紹介していきます!

 

「流星ワゴン」重松清

この小説は、「過去に戻って自分の選択をやり直す」いわゆるタイムトラベルが起こる話です。

サラリーマンの主人公が、家族に対して取った自分の行動を“やり直し”、人生を良い方向へと変えていく物語です。

 

僕はもともとタイムトラベル系の話は大好物なんですが、それに加えてこの本は、更に面白い設定があります。

それは、「自分と同い年の父親に会える」ことです。

タイムスリップをすると同時に、自分と同じ年齢にまで若返った父親が登場するのです!

その父親から様々なアドバイスをもらうことで、主人公はこれまでの行動を反省し、過去を変えようと奮闘していきます。

また、時には威厳のあった父親でも、「人間としての弱さがある」ことに気付かされる主人公の心の動きがとても上手く描かれているんです!

「父親との関係」「奥さん・子供との関係」の2つを繊細に表現する物語に、感動すること間違いなしだと思います!

過去にドラマ化もされたほど、人気の小説ですよ!

 

「砂漠」伊坂幸太郎

続いては、ぼくの最も好きな作家である「伊坂幸太郎」さんの小説を紹介します!

僕は、この本で伊坂ファンになりました!

 

あらすじを書くのがなんとも難しい内容なのですが・・・。

一言で表すと、「大学で知り合った5人の友人が大学生活を過ごす」というお話です(笑)

じゃあ一体何が面白いのかといえば、登場人物である西嶋という男の存在感です。

この西嶋の考え方はとても独特で、発言一つ一つがとても面白いんです。

名言が次々に飛び出し、毎回深く考えさせられます。

そのおかげで全く飽きることなく読みススメていけるんです!

ネットで「伊坂幸太郎 砂漠 西嶋 名言」と検索をかけると、とても多くのサイトが存在するほどです(笑)

 

最初はただの変人だと感じていた西嶋が本の最後には大好きになってしまう魅力。

それにしても、こんな強烈で魅力的なキャラを生み出せる伊坂幸太郎さんの力は本当にすごい。

学生生活を描いた小説のため、大学生の方々は特にこの本を楽しんで読めると思います。

読まなきゃ絶対損ですよ!!

 

「七回死んだ男」西澤保彦

この本は今回紹介する小説の中でも、「隠れた名作」という位置づけです。

 

主人公は、ある“特殊な能力”を持つこと以外は普通の人間です。

その特殊な能力とはなにかというと、「反復落とし穴」という能力です。

少し説明が必要ななので、この「反復落とし穴」という能力について簡単にまとめます。

  • 反復落とし穴とは、同じ日を9回やり直せる能力
  • 繰り返されるたび、主人公の記憶以外は全てリセットされる
  • 繰り返しに気づけるのは主人公だけであり、主人公が行動を変えることで周りの行動もそれに応じて変わる
  • 反復落とし穴は突然発動するもので、主人公の意志では発動できない
  • ピッタリ9回繰り返され、最後の9回目が現実となる

ちょっとわかりにくいかもしれないですね・・・。なんとか雰囲気だけ掴み取って下さい!(笑)

 

あらすじとしては、主人公の親戚が集まった日に、祖父が死んでしまことが物語のスタートです。

そしてその日に偶然、主人公の反復落とし穴が発動するというわけなんです!

主人公は反復が終わる9回目までに祖父の死の原因を突き止めなければと、孤軍奮闘するという物語になっています。

この設定だけでも面白そうじゃないですか?

 

「9回のループがあると途中で飽きるんじゃ・・・」と思った方!安心してください!

主人公は中学生なんですが、とても理屈っぽい思考の持ち主で、毎回おもしろく賢い推理を1人で繰り広げていきます!

全てのループで楽しめるという点が、とても魅力的な作品でした!

 

「天使の囀り」貴志祐介

続いては、今回唯一の「ホラー小説」です。

アマゾン(ショッピングの方ではないですw)で調査をしていた人達が、帰国後に人格が変わり「天使の囀り(さえずり)が聞こえる」と、謎の発言をして次々に自殺してしまう、という妙なあらすじです。

僕はこの本を読み始めたときは正直、「はいはい、タダのオカルトチックなやつね」と甘く見ていました(笑)

 

ところが、この小説はそんな単純な話ではないのです。

むしろ理系チックで話が少し難しい話です。

なぜ彼らは突然人格が変わり自殺をしてしまったか、ネタバレになってしまうので詳しいことはお伝えできませんが、きちんとリアリティのある話なんです・・・!

後半はなかなか過激な内容もあるので、グロいのが苦手な方にはおすすめできません。

「普通のホラー小説は飽きた!」という方はぜひ読んでみて下さい。

衝撃を受けること間違いなしです。

 

「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

再び、伊坂幸太郎さんの作品です。

こちらも相変わらず伊坂さんのユーモアセンスが抜群で、心からオススメします!

 

主人公はなんと4人の強盗。そして、それぞれのメンバーが以下のような「特殊能力」を持っています。

  • 相手が嘘をついているか見抜ける能力
  • 天才的なスリの能力
  • 感覚だけで正確な時間を図れる能力
  • 上手な演説ができる能力

この4人が銀行強盗をし、意外なハプニングに巻き込まれるという話です。

演説ができる能力だけ異質すぎませんか?(笑)

 

僕は設定だけでもかなり興味が惹かれますが、内容もめちゃめちゃ面白い!

何よりも4人の会話のテンポの良さ、ユーモアのセンスがずば抜けているんです!!

これらの能力を持った強盗たちがどのような物語を作るのか、自分の目で確かめて見て下さい!

ちなみに、このシリーズは第3部まで出ています。

2つ目が「陽気なギャングの日常と襲撃」

3つ目が「陽気なギャングは三つ数えろ」

となってます。

読むなら1作目からが良いですが、面白いと感じた方はぜひ、この2つも読んでみてくださいね!

 

「何者」朝井リョウ

この本は「就活」についての話です。

仲の良い友人たちと就活を協力し合うという話なのですが、就活における心の闇が見える小説です。

実際に自分も就活を経験したからよくわかることなのですが、今の就活システムをとてもリアルに描写している点もお気に入りです。

  • 「友達の意識高い行動を心の中でバカにする」
  • 「先に内定を出た人に嫉妬する」
  • 「就活というシステムに嫌気がさし、斜め上から構える」

そういったリアルな学生の描写が本当にうまいんです。

現在就活中の人は読むの控えたほうが良いかもしれないです・・・(笑)

就活を終わったばかりの人や数年後に就活を控えている学生には特にオススメですよ!!

 

「ステップファザー・ステップ」宮部みゆき

こちらもユーモアあふれる作品です。

「プロの泥棒」と「中学生の双子」がなぜか一緒に暮らすことになり、次々と周りで起こる事件を解決していくという設定です。

 

オススメのポイントはどこかと言うと、この双子の兄弟の発言がめっちゃんこ笑えます(笑)

双子らしく息ピッタリで、テンポがとても良い。

宮部みゆきさんの小説ってもっと有名で人気な作品が数多くありますが、「宮部みゆき」と言ったら僕はこの本を真っ先にオススメします!

 

「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス

山ピー主演のドラマをやっていたので、知っている方も多いかもしれません。

30歳を過ぎても知能が幼児並みにしか成長しなかった主人公が、脳の手術を受けることでみるみる知能が発達していくという話です。

 

知能が高いからこそ知ることができる人間の心の闇。

これまでは知り得ることができなかった周囲の人間の考えや行動原理を理解していく主人公を通して、人の心について深く考えさせられます。

ちなみに、天才になった主人公の発言が難しすぎるんです・・・(笑)

ぼくは全ての文章を理解しきれず、悔しい思いをしました・・・。

もう少し読解力をつけてから再度チャレンジしようと考えている作品でもあります!!

 

「東京タワー」江國香織

東京タワーというと「オカンとボクと、時々、オトン」という作品が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、今回紹介する小説は全く別の作品です!

江國香織さんの本で、今回の紹介作品の中で唯一の「恋愛小説」です。

 

親友である大学生の透と耕二。二人はそれぞれ年上の女の人と付き合うのですが、

  • 透は年上の女の人に振り回され
  • 耕二は年上の女の人を振り回す

というような対極的な恋愛を繰り広げます。

 

ただの恋愛小説とは少し違って、「真逆の恋愛」をする2人の主人公が交互に描かれており、恋愛について深く考えさせられる話です。

自分は背伸びして、18歳の頃に読んで色々な感情を抱いたのを覚えています・・・。

恋愛小説をあまり読まないよーって人も、騙されたと思って一度読んでみて欲しい作品です!

 

「四畳半神話体系」森見登美彦

またまた大学生が主人公の話です!

あらすじとしては、冴えない大学生が学生生活後半に自分の選択を振り返って反省します。

「新入生の時に、別のサークルに入っていたら・・・。」

過去の行動を振り返って、こんな風に考えたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

この小説は、「主人公がもしも違うサークルを選択していたら」という視点で4つ分の別ストーリーが描かれているんです!

設定が非常に面白いのですが、またまたユーモアのセンスがすごい!!

知的な言葉で、とんでもなく「低レベルな発言」をする主人公にドハマリして読みました(笑)

パラレルワールドと聞いて興味を持った人は必ず楽しめる作品だと思いますよ!

 

まとめ

今回は、「大学生に心からおすすめの小説10冊」をご紹介しました!

ぼくなりの好みで厳選しましたが、この中からどれか1つでも興味を持って読んでくれると本当に嬉しいです!

お互いに良い読書ライフを満喫しましょう!

 

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このサービスについてまとめた記事もあるので、ぜひ読んでみてください!

【なぜKindle unlimitedはお得なのか】1年間使い倒した経験から考察!

2019年1月25日

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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