こんにちはネルです!
今回は、【成功する人は誰よりも多く”失敗した人”】というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、喜多川泰『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』です!
今回はこの本から、「成功と失敗」についてまとめていきます!
- 誰よりも「多く失敗する人」が成功する
- 過去の成功体験がある人こそ、挑戦を恐れてしまう危険がある
- 「失敗があるからこそ人生は面白い」という気持ちを持つべし!
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
成功する人は誰よりも多く失敗した人
みなさんは、成功する人というのはどういう人だと考えますか?
能力がある人、人望がある人、お金のある家に生まれた人・・・。
こういった答えが浮かんだ人は少なくないかも知れません。
しかし、著者は以下のように言い放ちます。
「成功する人は、誰よりも沢山の挑戦をしてきて、誰よりも多く失敗をした人」
成功した人を傍から見ていると、「あいつは実力にも運にも恵まれたから成功したんだ」と思いたくなるものですよね。
しかし、成功した人のほとんどは、誰よりも多くのチャレンジを乗り越えてきたからこそ今があるのです。
「成功率」は誰でもほとんど変わらない
実は、チャレンジを成功させる確率というのは、誰でもほとんど差がない。
挑戦することすべてが上手くいく人なんて聞いたことないですよね。
ではなぜ現に、「何度も成功をおさめる人」と「失敗しかしない人」がいるのでしょうか。
それは、「成功した人はただ単にチャレンジを誰よりも多くしてきたから」ということになるのです!
たとえば「成功率が平等に1%のチャレンジ」を考えてみましょう。
もし、10回しかチャレンジしない”Aさん”と、300回チャレンジした”Bさん”がいた場合、どのような違い生まれると思いますか?
単純計算で、Aさんは1度も成功することがないでしょうし、Bさんは3回は成功することが予想できますよね。
すると、それぞれ以下のように感じるわけです。
- 「Aさん」:10回もチャレンジしたのに1回も成功しない。チャレンジなんてしなければ良かった・・・。
- 「Bさん」:300回もチャレンジしたかいあって、3回も成功した!自分は運にも恵まれているかもしれない・・・!
このように、成功確率は同じはずなのにAさんとBさんで、これだけの大きな違いが現れるのです!
これまで成功してきた人ほどチャレンジしなくなる
そして、現実にチャレンジを難しくさせているのが「これまでのちょっとした成功体験」だと言います。
たとえば、高校受験や大学受験などが典型的な例です。
受験に成功していわゆる「高学歴」となった人は安定志向になりやすいと言います。
それは、「せっかくここまで頑張ってきたのだから、人生で失敗したくない!」と考える人が多いからです。
すると、高学歴の人ほど、挑戦するよりも”失敗しない生き方”を求めるようになってしまうのです。
そして、自分のやりたいことを押しのけ、就職人気ランキングに載るような日本の昔からの大企業に就職し、周囲の優秀な人材の中で埋もれていってしまう・・・。
結局、これまでのちょっとした成功体験が原因となり、その後の人生を台無しにしてしまう危険があるのです!
世の中は思い通りに”ならない”からこそ面白いもの
そして最後に、本の中でとても響いた箇所をご紹介します。
皆さんは、望み通りの人生を得られることが「成功」だと考えていませんか?
その考えに対し、以下のような言葉が述べられていました。
ここでちょっと考えてみてほしい。もし人生すべてにおいて、おまえの望んだとおりのことしか起こらないとしたらどうだろう? どんなに大きな望みも、小さな望みも、すべてが思いどおりになる人生。 さぞかし楽しいだろうと思うかい? 答えは反対だ。
(本文引用)
そして、主人公の父はこう続けます。
「普通の人が失敗と呼んでいる出来事こそが、人生に感動や感謝、新しい出会いといった、幸せな人生を送るうえでの必要なものを運んでくれる」
人生は思い通りにならないからこそ面白いもの。
失敗があるからこそ、人生に感動や感謝の気持ちが生まれるということなんです!
そう考えると、失敗を恐れてチャレンジをしないという選択がいかに誤ったものか、考えさせられますね!
まとめ
今回は、『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』より、【成功する人は誰よりも多く”失敗した人”】というテーマで話をまとめていきました!
「成功確率なんて誰にも平等に与えられている。だから、挑戦を多くした人が成功する」
このことだけでもぜひ胸に刻んでおきたいですね!
- 誰よりも「多く失敗する人」が成功する
- 過去の成功体験がある人こそ、挑戦を恐れてしまう危険がある
- 「失敗があるからこそ人生は面白い」という気持ちを持つべし!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!