「バリバリ働いて、お金を稼ごう!」そういう野望を持っている人は多いと思います。
しかし、今の時代は、あらゆるものが安く買えるし、どこでも気軽に旅行にも行ける。ネットを使えば娯楽もタダで手に入るほどです。
普通に生きていくだけなら、多少のお金があるだけで可能ですよね。
そんな中、とある面白い「寓話」を発見したので、紹介します。
人生の幸せとは何か、改めて考えさせてくれる話です。
元ネタを短くしたものを書くので、ぜひサクッと読んでみてください。
自分の中の価値観が変わるかもしれませんよ!
【寓話】漁師とビジネスマンの会話
それでは、寓話をコンパクトにまとめて紹介します。
【ある漁師とビジネスマンの話】
ある街に、自由気ままに暮らす”漁師”がいた。
朝、少しの漁に出る以外は、家族と時間を過ごし、夜はワインを飲みながらギターを弾く、という気ままな生活を送っていた。
そんな彼のもとへ、ビジネスマンが来て言った。
「もっと漁をして、お金をたんと稼ごう!そうしたら、人を雇い、大きな船を買い、事業を大きくできる。そうして、20年も続ければ、君は億万長者だ!」
漁師は聞く。
「なるほど、そうなるとどうなるんだい?」
ビジネスマンが答えた。
「そうしたら仕事を引退できる。その後は、家族と時間を過ごし、夜はワインを飲みながらギターを弾くような気ままな生活が可能になるんだ!どうだい、素晴らしいと思わないかい?」
・・・どうでしょうか。
この話を読んでどう感じますか?
ビジネスマンがまっとうな賢いことを言っていると思いきや、、最後にあれ?となる話ですよね、、笑
本当の幸せ・人生の成功とは何か
ここで改めて考えたいのは、「本当の幸せ、人生の成功とは何か?」という話です。
バリバリ働いてお金を稼ぐ。これは格好の良いことであるし、誰もが憧れる。
しかし、「じゃあ、稼いだ先に何があるのか。どうなりたいのか?」と考えてみると、「これって、お金がなくても実現可能なことだよね。」と気づくことのかもしれません。
こんな話も聞いたことがあります。
病気により死が近づきつつある人に、「人生で、後悔していることはりますか・・・?」と聞くと、返ってくる答えは、「周りの目を気にせず、自分の一番やりたいことをもっとやってみたかった。」というものが多いそうです。
その本当にやりたいことが、お金がないとできないことだったら、貪欲にお金を稼ぐのも重要なんです。
しかし、どこどこの国に行ってみたいとか、家族と毎日お酒を飲みながらゆっくりと語りたい、というような夢は、お金ばかり追い求めるような働き方では、その夢の実現が遠のいてしまいます。
今はお金が重要ではない世界になりつつある
それこそ、戦争中とか、戦後の高度成長期の頃なんかは、「お金があるやつが強い・偉い・成功者だ」という考え方が普通であったと思うんです。
でも、今は「沢山のお金=幸せな生活」かと言われると、そうではないような気がするんです。
それこそ、田舎で古民家を買って過ごすだけなら、月数万円で余裕で生活ができる。
ネットもあるから、他人との交流もできるし、不自由はないと思います。
また、仮に普通の町に暮らしている次のA,B2人がいた場合、どちらに憧れを抱くでしょうか。
- A:毎日23時まで働くスーパーサラリーマン。年収は1,500万円
- B:毎日定時あがりで、夜はいつも家族とディナー。年収は400万円
どちらが良いと思うか、人によって価値観の違いはあると思います。
それでも、昭和と令和の時代と比較すると、どちらに憧れるか、割合は変わっているのだと強く思います。
もっと言えば、さらに20年後には、上記の比率はより大きく変わるのでしょう。
本来、お金を稼ぐのは生きるためであったはず。
→でも、生きるだけなら、今の日本は余裕でできる。(いざとならば、生活保護も受けられる。)
次に、お金は幸せ・自由をもたらしてくれる。
→お金がなくても実現できる幸せも沢山あるのでは?むしろ、お金のために時間がなくなっているのでは?
今回の寓話から、「人生の幸せ」について、改めて色々な角度から考えることが出来ました。
読者の方々も、何か本記事で新たな発見を得られたとしたら、それはとても嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメントを残す