【年100冊読んでも出会える本は”砂漠の一粒”】『知的生活の設計』より

【年100冊読書でも出会える本はごくわずか】『知的生活の設計』より_アイキャッチ画像

こんにちはネルです!

今回は、【年100冊読書でも出会える本はごくわずか】というテーマで話をまとめていきます!

参考にした本は、堀正岳『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略』です。

ヒヨコ
日々大量に出版される本との向き合い方についてまとめた記事です!

 

この記事のポイント
  • どれだけ大量の読書をしても、出会える本はごく微量に過ぎない
  • 人生で出会える本は少ないからこそ読書の価値は高い
  • 自分が興味をもった1冊を選ぶことが何よりも大切な知的積み上げとなる

『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

それでは順番にポイントをまとめていきます!

 

年100冊読書でも出会える本はごくわずか

本書では、アメリカのNational Public Radioの「誰もがほとんどすべてのことを見逃してしまうという悲しくも美しい事実」という記事が紹介されていました。

 

世の中にはありとあらゆる情報が大量に溢れています。

そして、ぼくたちはその中のごく一部の情報に触れているだけで、その他の99.9%以上の情報は見逃ししまうことになる。

これが、「悲しい」けれども、「美しい」事実だと言うんですね。

 

年100冊読書を数十年間続けても、新しい情報には全く追いつかない

「世の中の情報に触れられるのは、ごくわずかに過ぎない」という話は、本に限定しても非常にあてはまる言葉です。

 

前述した、National Public Radioでは、以下のことが紹介されています。

仮に、15歳から80歳まで、年間100冊の読書をずっと続けた場合を考えます。

このとき、65年間も毎年100冊も新しい本を読むことになり、合計6,500冊。とてもすごい情報量だと感じますよね。

 

しかし、「近代の250年分の本」という範囲に絞って読んでいっても、1年ごとにせいぜい「20~30冊まで」しか選べないことになります。

今やたった1年間で「7万冊」もの新刊本が発表されていると言われており、この数字と比べても20~30冊だけでは、すべての情報量のごく微量にしか過ぎないんです。

 

このことから、「世の中で触れられる情報は、ごくわずかに過ぎない」という感覚を数字でつかめたと思います。

どれだけ読書家でも、せいぜい年間に1,000冊の読書が限界。

これだけ大量の読書をこなしていも、新しく出てくる情報の方が圧倒的に多いという事実があるんです。

ヒヨコ
このように、「情報は大半のことを見逃さざるを得ない」ということは意識しておくべきなんですね・・・!

 

だからこそ読書は面白い

ここで本文より一部引用します!

私たちの知的な積み上げは砂漠のなかの一粒の砂に過ぎないかもしれませんが、それでも私たちが選びだした、奇跡の一粒ともいえるのです。だからこそ、知識の量そのものではなく、自分自身にしか見つけられない知的積み上げを目指すのです。

引用:『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略 』

読書によって触れられる本は、出版されている本のうちごく微量に過ぎない。

情報を砂漠にたとえると、自分が選びだした1冊はその砂漠の一粒の砂に過ぎないんですね。

 

ヒヨコ
しかし、だからこそ読書は面白いと思うんです!

もし得られる情報がほんの少しだけだったら、すべての人が全く同じ情報を持っていることになります。

すると、その人の考え方に多様性は生まれにくくなってしまうのではないでしょうか。

触れられる情報が全体のごく微量であるからこそ、「どういった情報を得るのか」という点で一人ひとりが全く異なったものとなり、それによって人それぞれの考え方の多様性が生まれてくるのだと思います。

 

読書においても、「莫大にある本の中から、自分がどういった本を選び取り、どういった読み方をするのか」という点を人それぞれが別々の視点で取り組んでいると考えたら、とても素晴らしいことのように感じませんか?

このように、「触れられる本がごくわずかであるからこそ、読書の価値は増している」と言えるわけなんですね!

 

興味の赴くままに本を選べば最高の1冊に出会える

これまでの話をまとめると、「どんな本を選んで読むのかということは、広大な砂漠の中から砂の一粒と選び取るようなもの」ということでした。

では、「その貴重な砂の一粒を選び出すのに良い方法はあるのか?」という疑問が湧いてくると思います。

その答えは、「自分が興味の持った本を選び取る」だと強く確信しています!

 

有名人や自分の周りの頭の良い人、ネットの記事などで「おすすめ本」を探しても、そこにはかなりノイズが含まれているんですよね。

たとえば、自分が書いた本をさり気なく紹介したり、ただベストセラー本を紹介しているだけのものは非常に多いです。

こういった情報を拾っていっても、本当に自分に合う1冊に出会うことはとても難しいのではないでしょうか。

 

それよりも本屋に行ってみて、またはAmazonで自分で色々と本を検索してみて、「お!これは面白そうだ!」と思う本を片っ端から読んでいくということが、結局は一番”コスパ”の良い方法だと思っています。

「どんな本を選んだら良いかわからない」「折角時間をかけて読むんだから、ハズレのないように選びたい」ということを考えず、興味の赴くままに本を選んでいけば、最高の1冊にふと出会えるようになりますよ!

 

まとめ

今回は、『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略』より、【年100冊読書でも出会える本はごくわずか】というテーマで話をまとめていきました!

 

自分が直感的に良いと思った本が、一番「価値の高い本」ということをぜひ覚えておいてくださいね!

また、このブログでは僕が読んだ色々な本を紹介したり内容をまとめたりする記事を書いています。

紹介する本の中から「お、これはちょっと面白そう」という本があったら、そちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです!

 

この記事のまとめ
  • どれだけ大量の読書をしても、出会える本はごく微量に過ぎない
  • 人生で出会える本は少ないからこそ読書の価値は高い
  • 自分が興味をもった1冊を選ぶことが何よりも大切な知的積み上げとなる

『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。