この記事では、「自分に合う勉強スタイル」を早く知るほど有利である、という話をまとめていきます。
自分の過去の勉強方法に対して「ある反省点」があるので、それを皆さんに共有してみたいと思います!
2種類の「勉強スタイル」とは
大学を卒業した自分が、勉強法を振り返って改めて思うのは、「自分がどの勉強スタイルに合っているか」をもっと早く知っておくべきだった、ということです。
これを知っているか知らないかで、中・高・大学の勉強効率が圧倒的に変わってくる、と確信しています。
さらに言えば、社会人になってからも、資格取得の際に役立つ知識であることは間違いないです。
ではまず、その「勉強スタイル」とは、一体どんなスタイルがあるのか。
以下の2つです。
- 講師の話を聞いて理解するのが向いているタイプ (以下、①スタイル、と呼びます。)
- 教科書を読んで理解するのが向いているタイプ (以下、②スタイル、と呼びます。)
この2つのうち、自分はどちらが向いているのか。
ぱっと答えられない、という人は一度考えてみるべきだと思います。
①スタイルは、「講師」という立場の人から、黒板や口頭で説明を受けることで、すんなりと理解しやすいタイプのことですね。
反対に②スタイルは、「教科書を読んだほうが、理解がはやいよ!」と思うタイプのことです。
どちらかが優れているとか劣っているとかではなく、この①か②かは、人によって全く違う、ということです。
(ちなみに私は、②であることを高校の途中にようやく気が付きました、、。)
このどちらのスタイルかによって、取るべき戦略が大きく変わってくるのです。
自分の勉強スタイルを知っておくべき理由
なぜ、この勉強スタイルを早くに知っておくべきなのか。
それは、「学校の授業が、①スタイル向けに設計されているから」です。
学校の授業で先生が、「はい、じゃあ俺は何も喋らないから、教科書を読んでわからないところあったら、聞いてくれ」と言ったことがありますか?
もちろんないと思います笑
授業の99%は、「俺が説明すれば、教科書を読まなくてもわかるから安心してくれ」みたいな進行をすると思います。
もしくは、授業中に生徒で教科書を読み進めながら、先生が補足をする、という場合もあります。
しかしこれも、あくまで先生の説明がメインであり、教科書はあくまで補助的な扱いでしかありません。
つまり、完全に①スタイル向けに、授業は作られているのです。
こういったスタイルの授業を小さいときから継続して受け続けていると、つい誰もが、
「何かを学ぶには、先生が必要である。」
と考えてしまいがちです。
これはこれで、生まれつき①スタイルの人は、きちんと理解して伸びていくから良いんですね。
ただし、不幸になるのが②スタイルの人。
本当は、「教科書を自分のペースで読んで行くほうが、学びの効率が良い」という性質を持っているにも関わらず、それに気づかず、①スタイルの授業を受け続けることになるのです。
ここで、
「自分は先生の話を聞くよりも、それを無視してでも教科書を黙々と読んでいたほうが理解がはやい」
と気付けるかどうかが、その後の成績の伸びの大きな境目になってくるのです。
一度、教科書を熟読してみて
私自身、自分が②スタイルであるという気づきが高校の途中からで、そこから教科書を熟読するようになってから、成績が伸び始めました。
この経験を通して伝えたいのは、
「教科書を一度も熟読してみたことがない人は、一度、自分のペースで熟読してみて欲しい。」
ということです。
すると人によっては、
「あれ?教科書を熟読したほうが、先生の話聞くよりわかりやすいな・・・」
という新たな発見を得られる人が多いと思います。
こうなればしめたもので、授業中は先生の話をぼーっと聞く時間を、教科書の熟読時間にあてたほうが、ぐんぐんと伸びていくと思います。
(もちろん、先生に失礼のないように、という工夫が必要なのですが、、。)
自分自身、これを中学生の頃から知っていれば、、という後悔もあります。
今、学生の人は特に、この「自分の勉強スタイル」というものを知っておき、少しでも効率の良い勉強法を取り入れてほしいです。
ちなみに、教科書を熟読するよりも、今まで通り先生の話を聞いたほうがわかりやすい、と思った人は、これまで通り、先生の話をしっかり聞く戦略を取るべき、ということです。
テキストに書いてあることをただ読み上げていく先生達
こういった話に絡んで問題なのが、「テキストに書いてあることをただ喋っているだけ」という先生が非常に沢山いる、という現実です、、。
たとえば、自分のような社会人には時々、「研修」を受けることになりますが、そういった講師も、ほぼ「テキストの音読」をして、1日が過ぎていく、なんてこともざらにあります。。
- テキストを読んでわかるような内容は、講師が説明する必要がない
- 難しい部分だけ、講師が重点的に時間を割いて説明をする
このような授業方式・研修方式に変わっていってくれると、より生徒の理解度は上がるのではないか?
そう感じています。
最後に
読書が好きな人は、大半が②スタイルではないか、と感じています。
だからこそ、「昔から本を読むのが好きだった」という人は特に、勉強スタイルを色々と試してみるべきだと思います。
早くに知るほど、成績が伸びる可能性が高いですよ、、!
- 勉強の仕方として、「①講師の話を聞いて理解するタイプ」と、「②教科書を読んで理解するタイプ」がいる。
- 学校や研修では、①に向けて設計されている
- 自分が実は②の場合があるため、まずはそれを知って、勉強方法を変えよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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