こんにちはネルです!
今回は「本を読む本」という本の重要なポイントをまとめていきます!
この本は、読書の意味・本の正しい読み方・本の選び方など、読書にまつわる様々なことを詳細に分析した本です。
(読了時間:約3時間30分でした!)
1940年にアメリカで発刊されたのですが、そんな昔の本であるにも関わらず、世界中の様々な国で翻訳され長年引き継がれている歴史ある本です。
次のような方におすすめですよ!
- 「読書の価値を改めて学びたい」
- 「本を読め読め親から言われるけど、何がメリットなのか知りたい」
- 「読書習慣を身につけるため、読書テクニックを覚えたい」
それでは、ポイントまとめをしていきます!
【目次】
難しい本は最後まで読み通すことを第一に心がける
まずは、1冊の本を最後まで読み切ることがなかなかできないという方に知って欲しい読み方です。
「難解な本を始めて読む時は、とにかく最後まで読み切る」というテクニックです!
一度最後まで読み切ることで、本の内容の大枠は掴むことができますよね。
すると、最初にわからなかった箇所が、後半を読んでいるうちにわかるようになってきます。
さらに、最後まで読み切る経験を積むことで、読書への苦手意識は格段に減っていきますよ!
森を見てから木を見る読書法
ぼくもこのルールを学んでから、難しそうな本にも恐れずチャレンジすることができるようになりました。
小学校・中学校の国語の授業では、「知らない言葉が出てきたときは辞書を引いてすぐに調べるように」と教えられてきたと思います。
しかし、その方法では前に読み進んでいく気力が削がれていきます。
自発的な読書の場合は、途中でリタイアしてしまうリスクも大きいです。
学校で教わった方法とは別物と捉え、まずは全体をざっくりと捉える読み方を身につけること、
つまり、「森を見てから木を見る」読書方法がオススメですよ!
論理に対しては論理で立ち向かう心構えを持つ
本を読んでいると、「それは違うのではないか・・・??」と、疑問が生まれる場合がたまにありますよね。
こういった場合に思い出して欲しい箇所です。
「前提・推論に誤りがないなら、そこから導き出された結論も事実である」ということです!
よって、前提と推論に反論することができない、正しいと思えるのならば、著者の主張は正しいものだと素直に認める姿勢が学びを得るために必要なんです!
反論と気に入らないは別
好き嫌いで主張を受け入れてたり退けたりしていたら、それは自分の主張をただ補強したいという読み方であって、学びには繋がっていないことになります。
「反論と気に入らないは別」
このことを意識して読書するようにしたいですね!
文学の場合は“美”で良し悪しを判断する
先ほどは主に教養書についての話をしましたが、続いては「文学・小説」についての箇所です!
「物語(小説)を読むときは正しいかどうかではなく、心が動かされるかどうか」という基準で本の好き嫌いを判断すべき、ということです。
確かに、教養書と物語では読み方を変えるべきだということはわかりますが、「美」で判断するとはっきり伝えている著者の主張に説得力を感じました。
「文学が伝えるのは経験それ自体」と本文では述べられています。
読者は、「物語を読むことでそのストーリーを自分ごとのように頭の中で体験し、様々な生き方を味わうことができる」ことが物語の最大のメリットということですね。
小説の方が時として「問題の核心」に触れられる
そして「専門書より小説を読んだ方が、問題の核心に触れられることもある」という点がポイントです!
たとえば、「〇〇主義に対しての問題」や、「△△哲学に対しての問題」などの難解なものは、専門書を読んでも難しく理解できないことが多いですよね・・・。
こういった時に、「小説のストーリとして追う」ことで、感覚的に物事の本質に触れられる可能性があるということです。
ある言葉の意味を知りたいけど、調べても調べても内容が深く複雑過ぎて迷路に迷い込んでしまうという場合、物語ベースの本を読むことで内容をつかめるかもしれませんね!
まとめ
今回は「本を読む本」の重要なポイントをまとめていきました!
読書のススメ系の本は非常に数多く出版されていますが、大ベストセラーであるこの本は、やはり群を抜いて内容に深みがあります!
個人的には、後半に述べられていた第3部「文学の読みかた」という章は勉強になる箇所がとても多くてためになりました!
- 「読書の価値を改めて学びたい」
- 「本を読め読め親から言われるけど、何がメリットなのか知りたい」
- 「読書習慣を身につけるため、読書テクニックを覚えたい」
ただ、じっくりと噛みしめるように読んだため、分厚い本ではないものの、読了には4時間近くかかりました。
サクッと読み切れる本ではないため、まとまった時間が取れる時に読むことをオススメします!
気になった方は、ぜひ手にとってみて下さいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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