こんにちはネルです!
今回は、「名医は虫歯を削らない」という本の重要なポイントをまとめていきます!
この本は、歯医者の言いなりに歯を削っていくことがどれだけ危険か、また、虫歯を治癒していくためにはどういった対処をすればよいのかについて現役医師が解説している本です。
- 「よく虫歯になって困っている」
- 「そもそも歯医者って信用できない」
- 「健康な体作りをしたい」
それでは、ポイントをまとめていきます!
【目次】
虫歯は「削るほど悪化」する
この本の最も重要な箇所を最初にご紹介します!
「虫歯になったら削る」という考えは今や当然のものとして受け入れられていますよね。
しかし、「虫歯は削るほど悪化する」という科学的な根拠があるそうなんです!
一体どういうことなのか、これから簡単に紹介していきます。
歯を削る→歯の神経を抜く→歯に栄養が届かなくなる
歯を削った結果、エナメル質にひびが入ってもろくなり、やがて割れて歯の神経を抜かなくてはならない場合があります。
歯の神経は歯の真ん中を通っていて、歯に必要な栄養や水分を運ぶ働きをしています。神経を抜くということは、この大切な運搬ルートを取り払ってしまうこと。すると歯に水分が通わなくなり、やがて枯れたような状態になってしまいます。
(本文引用)
これらの引用箇所をまとめると、
- 虫歯になったら歯医者に行く
- 歯医者で歯が削られる
- 削られてもろくなった歯が割れて、いずれ神経も抜くことになる
- 神経が無いため、歯に栄養が届かなくなり虫歯が悪化する
という流れになります。
「歯を削ったらいずれ神経も抜かれることになり、歯への栄養が供給されなくなる」ということなんです!
栄養が届かなくっては、虫歯が悪化するのは当然のことですよね・・・。
歯だけはすぐに削って取り除くという考え方は不自然とも言える
確かに、「虫歯になった歯はすぐに削る」という考え方がそもそも不自然ですよね。
体の器官・臓器で、ダメになったらすぐに取り除くということは基本的にはないはずです。
そんな中、歯だけは次から次へと削って、しまいには抜歯してしまう。
歯を安易に削る恐ろしさがよくわかりました。
では、一体なぜこのような恐ろしい結果に繋がるにも関わらず、歯医者はすぐに歯を削るのか。
その理由をご説明します。
虫歯を予防すると、歯医者は儲からなくなる日本医療
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、
「歯医者がすぐに歯を削る」という恐ろしい状況は、「医療保険」が絡んでいます。
虫歯にならないように「予防」を施した場合は保険の対象にならないため、医療費が高額になります。
よって、患者の支払が高額になり、歯医者に通う頻度が落ちてしまいます。
また、予防が成功して虫歯になる人が少なくなれば、歯医者を使う人自体が減るので、さらに歯医者の利用者数が減っていきます。
歯医者が一番利益を出せるのは、患者に通院してもらうこと
こういった状況から、「歯医者は予防に回るより、歯を削って患者に通院してもらうことが1番利益の出る方法」となってしまっているのだそうです・・・!
医療保険の制度そのものがこの状況を生み出しているんですね。
日本は保険大国とよく言われますが、この保険が時に問題の原因となるということを実感しました。
こういった状況に日本は置かれている以上、虫歯は自分たちの力で予防していくしかありませんよね。
そこで、虫歯の原因について次にご説明します。
虫歯を作る最大の原因は砂糖
やはり、虫歯の最大の原因は「砂糖」にあるそうです。
ただ、砂糖が虫歯を生む理由は「砂糖が歯を溶かしてしまう」からではないことがわかってきました。
実は、砂糖が歯に付着することによって「口の中の液体が逆流して、歯の奥に菌が入り込んでしまう」ことがわかってきたのだそうです!
歯医者である筆者がオススメする虫歯の予防方法
それでは、どのように虫歯を予防するのかが気になりますよね。
それは、著者が勧める「シュガーカット」または「シュガーコントロール」という手法を使うと効果があるそうです。
シュガーカット、シュガーコントロールとは、
毎日摂取する砂糖の量を意識的にコントロールして減らす、もしくは完全に断つことを指します。
毎日歯を磨くこと以上に、「砂糖の摂取量を減らす」ことが、1番の虫歯予防・虫歯治癒に繋がると著者は強く主張していました!
虫歯になりかけの人は特に、砂糖の摂取を数日間完全に断つことで、改善効果がかなり期待できるそうですよ!
まとめ
今回は、「名医は虫歯を削らない」より重要なポイントをまとめていきました!
この本を読むことで、砂糖のとりすぎが歯にとって危険なことだと、これまで以上に認識することができました。
また、安易に医者のいうことを鵜呑みにせず、自分で様々な角度から考え、知識を得ることで正しい判断を下そうとする姿勢が何よりも大切だと改めて強く感じました。
今回紹介した箇所以外にも、「虫歯が他の病気を引き起こしてしまうこと」「虫歯になってしまった場合にするべき対処方法」など、勉強になることがとても豊富に載っています。
現役医師が説明するからこそ説得力があり信用できる本ですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメントを残す