こんにちはネルです!
今回は「ロジカル・シンキング」という本について重要なポイントをまとめていきます。
この本は、外資系コンサルタント・マッキンゼーでの勤務経験のある2人の著者が、ビジネスパーソンに向けて「ロジカルに思考し、人に伝える方法」をまとめたものです!
本の価格は税込みで2,500円近くするものの、2001年に発刊されて以来、30万部を突破しているベストセラー本です!
それだけこの本は昔から愛用されている本だということですね。
この本を購入し、じっくりと4時間ほどかけて読み切ったぼくが、とくに重要なポイントを簡単にまとめていきたいと思います。
次のような方におすすめですよ!
- 「ロジカルに考えるという技を身に着けたい」
- 「説得力のあるプレゼンができるようになりたい」
- 「コンサルティング会社に就職したい」
それでは重要なポイントをまとめていきます!
【目次】
相手に「期待する反応」を考えてからプレゼンする
相手に何かを伝えるときに大前提となる考え方をご説明します。
それは、「コミュニケーション後に、相手にしてほしい反応を決めておく」ということです!
この「相手の反応」とは、次の3つのうちのどれかに当てはまります。
- 相手に「理解」してもらう
- 相手に「意見」してもらう
- 相手に「行動」してもらう
まずプレゼンをする前に、この3つのうちのどの反応を自分は期待するのかを定めておかないと、軸のぶれたプレゼンになってしまうということです。
また、プレゼンにおけるミスの例として、著者は頻度の高いものを2つ挙げています。
それぞれ簡単にご説明します。
誤例1:テーマに対する答えがない
【プレゼンテーマ】Aというビジネスに参入すべきか?
→【プレゼンによる結論】Aという市場を十分に分析する必要がある
このようにテーマに対して結論がぶれてしまうことって案外多いのではないでしょうか。
これでは、Aというビジネスに参入するべきかどうかという結論が出ていません。
「要するにどっちなの?」という発言が相手から出てしまっては、残念ながらこのコミュニケーションは失敗と言わざるをえない。
(本文引用)
誤例2:「状況によっては」と曖昧な決めごとをする
「原則としてBというルールに従うが、状況によってはCというルールに従うようにする」
このような「付帯条件」の言葉には注意を払うべきだと著者は主張しています。
「状況により」「収益の動きを見ながら」「地域によっては」という曖昧な言葉では、判断をする人の感覚によって同じ状況でも取る行動が変わってしまいますよね。
「売上が前年比105%を超えたら」「収益率が20%以下の地域では」などのように、はっきりと数字などを使って説明すべきだということです!
「Aが必要だ。なぜならAがないからだ」は論理的ではない
「AがないからAが必要だ」という話の展開は、決して論理的ではありません!
この部分だけを見ると当たり前に感じるかもしれませんが、これって案外多いミスなんじゃないかなって思います。
自然とやってしまいがちな非論理的プレゼン
たとえば、次の例を見てみて下さい。
「この厳しい状況を乗り切るため、ターゲットの顧客を50代の男性に切り替える。なぜならこれまで、50代の男性をターゲットにしてこなかったからである。」
聞いている方は変に感じられても、プレゼンを作る方に回った途端こういったことをやってしまいがちだと感じました!
気をつけたいポイントの一つですね。
「事実」なのか「判断」なのか明確に伝える
自分の判断や考えに自信がないときも、それが自分の判断であるという主体をぼかしたい、という心理が働き、事実なのか判断なのかを曖昧にしがちだ。
プレゼンで相手に何かを伝える際に、根拠となる意見や理由を伝える際の注意事項です。
相手に伝える内容が「客観的な事実」なのか「主観的な判断」なのかを必ず明確にすべき、だということです!
客観的な事実かどうかを判定する方法
ここで、客観的な事実だと判別するための基準とは、
「そんなことはない」「それは違う」と、“反論する余地がないもの”です!
自分でプレゼン資料を作っていると、いつの間にか事実と判断がごちゃ混ぜになりがちだと思います。
そんなときに、この部分の主張は誰であっても反論できない。と明確にいえる部分を「事実」だと認識し、判断の部分とでスライドを分けるなど、工夫をするようにしたいですよね。
まとめ
今回は「ロジカルシンキング」より、重要なポイントをまとめていきました!
今回の記事でまとめた箇所は、この本の前半部分が中心でした。
本の後半では「MECE」という考え方について非常に詳しく解説がされています。
また後日、この部分の記事も書ければ良いな、と考えています。
- 「ロジカルに考えるという技を身に着けたい」
- 「説得力のあるプレゼンができるようになりたい」
- 「コンサルティング会社に就職したい」
本の値段はやや高いですが、とてもわかりやすく勉強になる箇所が多かったです!
多くのビジネスマンや大学生に特におすすめの本ですよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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