「ブログ記事を書くの疲れてきた・・・」
そう思っていた時に出会った本が、『読みたいことを、書けばいい。』です。
Amazonでレビューを見ると、高評価と低評価ではっきり意見が別れているようですが、、
私は、「文章を少しでも書いたことがある」という人には強くおすすめします!
せっかくなので、ポイントをかいつまんでまとめていきたいと思います!
自分が読みたいことを書く
タイトル通り、「読みたいことを書けば良い。」
これがこの本の主張でした・・・!
自分が書いた文章を最初に読むのは誰だ?・・・自分だ。
だから、自分が読んで面白いと思うものを書くべし。
こういった主張でした。
わかる。言いたいことはとてもわかるんですが、でもやっぱり、「大勢の人に、自分の文章を読んでもらっている」という感覚が楽しくて、みんな文章を書いているわけですよね。
だから、独りよがりの文章をただ書きなぐるのも、正直限界があるな、と思っています。
だからと言って、たしかにカチカチにお堅い文章ばかりでは、誰も読んでくれない。
読みたいことを書いていても、その文章が多くの人に読まれるには、センスが必要だと感じます。
そして、そのセンスが、著者の田中泰延さんは、抜群。
読みやすい文章と、笑える文章を書ける能力が抜群に高い、と感じました。
そして、本書でも紹介されていますが、著者は大の「読書好き」
だからこそ、これだけ読みやすい文章が自然と書けるのだろう、と思ってしまう部分がありました・・・!
「読みたいことを、書けばよい。(ただし、センスがある人は)」
言ってしまえば、こういうことなんだろうと思いました(笑)
「ライター」は研究者とジャーナリストの中間
本書で、印象に残ったことをまとめます。
文章を書くライターと、小説家、そしてジャーナリストの違いは何か。
それが以下の通りだと言います。
- ジャーナリスト:事実を書く
- 小説家:イメージで書く
- ライター:事実とイメージを織り交ぜて書く
この例えは、本書でも非常に記憶に残りました!
つまり、ブログなどを書くライターに求められているのは、「事実とイメージ、自分の感想」を適度に織り交ぜながら書くことなんですね。
これが、ただ事実だけを書いているのでは、ライターではなく「ジャーナリスト」だし、
イメージ、自分の気持ちだけを元に書いているのでは、「小説家」と変わらないのです。
だからこそ、ライター、そしてブロガーに求められるのは、事実に対して、価値のあるイメージ、感想などを付け足すこと、だと理解しました!
ブログは書きたいことを書いてはいけない
本題に戻すと、本書の最大の主張である「読みたいことを書けば良い」というのを聞いて思い出したことがあります。
それは、有名ブロガーマナブさんの言葉です。
「書きたいことを書いていると、ブログは伸びない」
・・・しかし、少し時間をおいて考えてみると、実はふたりとも同じことを言っているんだ、ということに気が付きました。
結局は「読み手の気持ち」に添えるかどうか
- 読みたいことを書けば良い
- 書きたいことを書いてはいけない
この2つの文章を見て、「矛盾してるやんけ!」と感じるのは、ぼくだけかもしれないですね・・・(笑)
冷静に見れば、反対のことを言っているわけではなかったです。
1つ目は、自分が読み手となった時に、君が書いている文章は果たして面白いのか?ということであり、
2つ目は、読み手のことを無視し、自分が書きたいことをただ書いていないか?と問いているんですね。
・・・まとめると、「文章とは、読み手のことを意識しろ!」ということなんです!
文章は、書くために書いているのではない。読むために書いているんですよね。
そして、読んで”もらう”ために書いているんです。
自分が書きたいこと書いている状態、自分すら読みたいと思えない文章を書いている状態は、「読んでもらう」という文章の目的から、大きくハズレてしまっているわけです。
今回、この本を読んで、「読み手のことを意識して書く」という文章術の究極だけど、とても重要なルールに改めて気付かされました!
まとめ
「そもそも、文章を書く目的って何か?」
これをつい忘れていた自分にとって、今回の『読みたいことを、書けば良い』は、かなり心に響く本でした。
今後もブログに記事をアップしていくと同時に、毎回、「自分の文章のどこを変えれば、読み手を惹きつけられるようになるのか?」と、改善を重ねながら、日々精進していきたいと思います!
- 文章は、自分が読みたいことを書く
- 事実と自分の感想を適度に織り交ぜるのがライターの役割
- 書きたいこと書くのはダメ。自分も他人も読みたいと思えるものを書く
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!