「努力に逃げるな!」
こんな名言を生み出したのが、元芸人の島田紳助さんです。
努力って沢山すれば褒められる、成功する、というイメージが定着していますよね。
しかし、島田紳助さんはその逆のこと、つまり、「努力ばかりしていたらダメだ」ということを後輩芸人によく伝えていたそうです。
これは一体どういう意味なのか、本記事でまとめていってみます。
参考にした本は、山口周『20代は”残業”するな』です。
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
島田紳助さんの名言「努力に逃げるな!」
島田紳助さんは、吉本の若手芸人に対して以下のようなアドバイスをしたと言います。
「むやみに練習するな」「努力に逃げるな!」
普通、「だれよりも練習を重ねたものが勝つ」というように教えられますが、これは一体どういうことなのでしょうか。
それは、「何も考えずに努力ばっかりするんではなくて、きちんとした戦略を立てることが重要」という意味が込められているのです。
漫才を徹底的に分析した島田紳助
お笑い界に入った島田さんは、それまで「誰にでもウケが良い漫才」をすることが良いとされていた中で、あえて「20~35歳の男を笑わすことに焦点を当てる」という戦略をとっていたそうなんです。
理由は、自分たちのキャラクターが濃い分、おじいちゃんおばあちゃんにウケるような、丸みのある漫才では勝てない、と分析したから。
それによって、20~35歳の男性にウケが良い漫才を徹底的に分析し、その要点だけを抜き出してコピーするということを地道にやっていきました。
つまり、自分のキャラクターを理解して、それが強みになるような文脈に身を置き、さらにそこで勝てるための戦略を磨いているわけです。
(本文引用)
島田さんは、ただ面白い漫才をやるために愚直に努力を続けたのではなく、「自分たちの強みが生きる戦略」を立てたうえで努力を重ね成功した。
もしも多くの芸人がやるように、「ただひたすらに努力する」という方法を取っていたら、島田さんはブレイクすることはなかったかもしれません。
こういった成功体験があったからこそ、後輩芸人たちには「努力に逃げるな!戦略を立てろ!」と言っているのですね!
適切な戦略を立てたものが勝つ
島田さんの例のように、「自分の強みを見つけ、適切な戦略を立てたものが勝つ」という話をしてきました。
では、そのような自分の強みはどうやって見つけるのでしょうか。
著者の山口周さんは「交差点を意識する」ということを言っています。
たとえば、ユニークな交差点によって成功を勝ち得たものとして以下のような例があります。
- アメリカ発祥のロック✕イギリス風のモッズコスチューム=ビートルズ
- デザイン✕テクノロジー=アップル
- クラシックの作曲技術✕ポップス=坂本龍一
ここで重要なのが、掛け合わせるそれぞれ要素はトップレベルでなくて問題はない、ということです。
それぞれの要素でトップに立てなくても、複数の要素を掛け合わせられる人材は急にレアになるのです!
自分の強みを考えるときは一つだけではなく、そこそこのレベルでも良いから複数個を挙げてみる。
そこから、「AとBを組み合わせたら、誰もいないようなレアな人材になれる」という視点を持つと、自分の大きな強みとなっていきますよ!
このブログ運営は「読書✕文章でまとめる」を意識
要素を掛け合わせた強みという点でいうと、このブログでは「読書が好き」という自分の特徴と、「文章で内容をまとめることが好き」ということを掛け合わせたものになっています。
つまり、「ただ読書が好き」という人には真似ができないブログとなっているし、「ブログを書いている」という人でも、年間100冊以上の本を読む人は少ないと思っています。
ブログとしてはクオリティが高いものでは決してありません。
ただ、雑記ブログとして食事や旅の記録のように様々なことを書いているブログと比べて特徴は少しばかり出ているのではないか、と信じています!
それでも、「読書✕ブログ」だと、まだまだ同じような人は多いですよね。
そこで、あと1つか2つでも「自分なりの特徴」をさらに掛け合わせることができれば、と考えています・・・!
最近は毎日更新を掲げてコツコツ記事を書いていますが、「ただ記事を書きまくる」のような「努力に逃げた戦略」にはならないよう、しっかりと頭を使ってより良いブログになるよう頑張っていきたいと思います!
まとめ
今回は、『20代は”残業”するな』より、「【島田紳助の言葉】「努力に逃げるな!」戦略を立てて最適な土俵で戦うべき理由」というテーマで話をまとめていきました。
「掛け合わせ」によって自分の強みを見つけ、きちんとした戦略を立てた上で努力する習慣をつけていきたいですね!
- ただ愚直に努力をしているだけでは成功しない。戦略が必要
- 自分の強みを見つけるには、「要素の掛け合わせ」を意識すべき
- ブログ運営でもユニークな特徴が大きな武器になるはず!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!