【発達障害について理解するのにオススメの本】「発達障害の僕が食える人に変わったすごい仕事術」

発達障害の理解におすすめの本「発達障害の僕が食える人に変わったすごい仕事術」_アイキャッチ画像

こんにちはネルです!

今回は、「発達障害の僕が食える人に変わったすごい仕事術」という本についてまとめていきます!

この本を読むことで発達障害への理解が深まると同時に、著者が活かしている仕事術は応用すれば誰にでも役に立つものだと感じました!

 

発達障害の方が仕事を上手にこなすために勉強になる本であると同時に、発達障害では無い方にもぜひ読んでみて欲しい本です。

 

それでは、重要なポイントをいくつかまとめていきます!

 

典型的な大企業で働くことは発達障害の人にとっては非常に難しい

ホワイト企業の最も厄介な面はこれです。学歴はあって当たり前。その中でさらに苛烈な選抜を潜り抜けてきた彼らは、「何もかも普通以上にできて当たり前」なのです。

(本文引用)

発達障害の場合、1つの単純作業をコツコツこなすことが苦手な人が多いといいます。

そしてこの性格は、特に「典型的な大企業」では大きなハンデになるのです。

 

大企業が求める「全てが平均点以上を取れる人材」

よく今の学校の制度で批判されることが多いのが、「長所を伸ばすよりも、短所を埋めることを優先する」という風習ですよね。

こういった教育が繰り返されるうちに、いわゆる高学歴な人たちは「全てが平均以上にデキる人」という傾向になっていきます。

すると、この高学歴が入る大企業にもこういった人材が多く集まることになりますよね。

平均点以上を器用にコツコツと皆がこなしていく環境は、発達障害をもつ人にとってはとても過酷な環境だということを感じられた箇所でした。

 

営業職の方が向いている可能性がある

現在は「最も劣悪」とされる営業職のひとつに在籍していますが、「ここは楽園か」という気持ちがあります。何せ、数字さえ上がっていれば人間として扱ってもらえますので。

なんとも意外なことに、発達障害の人こそ営業職が向いている可能性が高い、という話がありました!

それは、人間関係を第一に重視する風土ではないからです。

 

人間関係よりも、数字で仕事のでき具合を見られる方が有利

その場の妙な雰囲気、言語化できない暗黙の了解、というような「漠然として空気」を察知し、それに対処することが、発達障害の人は苦手な人が多いと言います。

企業の多くは、人間関係を重視し、この漠然として空気を感じて上手に立ち回ることが必要になってしまいます。

 

そこで、著者は「営業職」になってみたと言います。

営業職は「結果さえ出してくれていれば良い」という環境のため、基準がとてもわかりやすく、発達障害の人にとっては働きやすい可能性が高いのだそう!

 

フワッとした基準が苦手な人は、営業職が向いているかも

ここから学べることは、企業で昇給するための「フワッとしていて漠然として基準」がどうしても肌に合わない人は、営業職に向いている可能性が高いということだと思いました!

発達障害という診断が出ている・出ていないに関わらず、「漠然としてもの」をこなすのが得意かどうかはその人の性格によりけりだと思います。

 

自分の性格と合わない環境で四苦八苦するよりも、自分に合ったフィールドで戦ってみる勇気を持つことが成功に繋がるのではないかと感じた箇所でした!

 

発達障害は無限のグラデーションの中の一部に過ぎない

ここで非常に重要なこととは、「発達障害と普通の人とは本来は明確に別れているわけではない」とうことです!

発達障害か定形発達(=普通の人)かは色々な症状から判定します。

多くの人を分析してみると、人によって症状の違いがあったり、程度の違いがあったりします。

その中で、科学的な都合で「勝手に区切り線をつけているだけ」のことなんです。

 

才能・性格というのは多種多様で分類することが不可能なもの

このタイトルどおり、そもそも才能や性格というのは人によって完全にばらばらで、何でも器用にこなせる人は存在しないのです。

「〇〇は得意だけど、△△は苦手」こういった自分の性格は誰しも持っていものだと思います。

発達障害も同じで、「好きな分野では驚異的な集中力を発揮するけど、人間関係が苦手」という1つの性格に過ぎないのです。

お互いに、相手の性格・才能を尊重した上で、自分の長所を活かせる環境に飛び込んでいくこと、また周りがそういった環境をつくってあげることが重要なんですね!

 

まとめ

今回は、「発達障害の僕が食える人に変わったすごい仕事術」という本についてまとめてみました!

 

ぼくはおそらく“普通の人”という分類にはなると思います。

しかし、自分にも苦手なことがあり、人間関係だって大得意というわけでは決してありません。

そういった自分の性格にしっかりと向き合い、短所を補うためにどういった工夫をすればよいのか、試行錯誤をして努力する著者の様子に心打たれたため、記事としてまとめてみました!

 

発達障害への理解が深まるだけではなく、自分自身についても深く考えさせられる本ですよ!

ぜひ、手にとってみてください!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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