【意見・反論】「本を読んでも、行動しないと意味がない?」

【反論】「本を読んでも行動しないと意味がない」なんてことはない!_アイキャッチ画像

「本を読んでも、行動しないと意味がない。」

こんな主張を聞いたことはありませんか・・・?

 

これについて私自身、本当にそうだろうか・・・?と疑問に思っていました。

 

そこで、この主張に対する「反論」と、それに合わせて「読書の効果はどこにあるのか」について、自分なりの意見をまとめてみます

この言葉に違和感を覚えたことがある人に、本記事で納得していただけたら嬉しいです。

 

この記事のまとめ
  • 本を読んでも、すぐに行動を変える必要はない
  • 本は意外な発見を得ること、思考を深めることにも役立つ
  • 行動がすぐに変わらなくても、未来の自分の決断・思考が変わる可能性もある

 

本を読んでも、すぐに行動を変える必要はない

今回、反論したい内容としては、以下の主張です。

「本を読んでも、すぐに行動にうつさないと意味がない」

ヒヨコ
ビジネス系YouTuberの方々が、特にこういった発言をされているのを耳にします、、。

 

この主張は、部分的には正しいと思います。

しかし、本の効用を、「短期目線」で考えすぎていないか?と感じているんです。

 

たしかに、自己啓発系の本であれば、この主張はあてはまると思います。

  • 「朝起きたら、最初の10分は瞑想しよう。」
  • 「通勤電車に乗っている間に、今日やることのリストをまとめておこう」

 

こういった、短期的な行動を促す本は、書いてあることをすぐに実践してみるべきだと思います。

「ふむふむ。」と思って、はい終わり。

なんてことを繰り返しているだけでは、いつまでも自身の行動が変わらないですよね、、。

 

しかし、本には沢山のジャンルがあることを忘れてはいけない、と思っています。

 

科学本であったり、経済学・歴史・心理学、さらには哲学の本など、世の中の本は、自己啓発書だけではありません。

こういった本についても、「読んだら、すぐに行動を変えろ!」と言えるのでしょうか・・・?

 

人と会話したときにも、行動を変えないと意味がない?

ここで少し脱線しますが、次の言葉を聞いたことはありますか?

「本を読むことは、著者との対話である。」

 

本を読むということは、著者の主張に対して、

  • 「これは賛成できるけど、ここは否定したいな。」
  • 「この言い回しは面白い!」

という気持ちを抱いていく、ということでもあります。

『本を読む本』読書の大切さを語った、今でも根強い人気のある古典的な本です!

 

読書をしているだけで、色々な人と会って、会話をしているのと等しいとも言えるんですね。

 

では、ここで考えてほしいのが、「人と会話したあとに、自分が変わらないと意味がない」と言えるか?ということです。

 

言い換えると、「自分の行動がすぐに変化しない会話だったら、人と会う意味がない。会話しても無駄」と言えるか、ということです。

こんな主張はすぐにナンセンスだとわかりますよね。

人と会って話をすることは、そもそも”楽しい”。

そして、その会話の中に、「意外な発見」があり、それが自分自身の「深い思考」に繋がることも忘れてはいけないんです。

 

「読書を著者の対話」と捉え直すと、

「自分の行動がすぐに変わらない”読書”だったら、意味がない、本を読んでも無駄。」

この主張も、ナンセンスであると言えるのではないでしょうか。

 

意外な発見が得られ、思考が深まる

つまり、今回お伝えしたかったのは、「読書の効果には、意外な発見が得られ、思考が深まることがある」ということです。

 

そのため、すぐに行動が変わらないからと言って、それを「無駄だ」と言ってしまうのは、乱暴すぎるな、と思うんです。

ビジネス系YouTuberがよく主張する、「行動が変わらない読書は意味がない。」というのは、「自己啓発書」に限った話です。

「いつまでも、自己啓発書ばかり読んで意識だけ高くなっていても、もったいないよ。」という意味で、こういった発言をされているのかもしれません。

 

ここまでの話をシンプルに言い換えると、

  • 自己啓発書 → 行動を変える
  • その他様々なジャンルの本 → 楽しむ、思考を深める、意外な発見を得る、など

こういった意識で読むことが正解なのではないか、と強く思っています。

 

未来の自分の行動が変わる可能性がある

ここまでを読んで、こんな反論が出るかもしれません。

「いやいや、読書で思考が深まるのはわかったけど、それで自分の行動に変化がなかったら、それはただの自己満足じゃない?」

 

たしかに、「よし、思考が深まった。満足、満足。」となっていは、それはただの娯楽と変わらないでしょう。

しかし、読書から意外な発見・思考のトレーニングをしているとどうなるか。

 

”将来の自分の行動”に、何かしらの変化が”無意識に”訪れる可能性があるんです。

 

本で得た気づきによって、数年後、「あ、これはあの時に知った事象だ・・・。なら、こういう行動を取ろう。」とか、

特に意識せずとも、「A→Bが起こると、次にB→C→Dとつながってしまう危険があるから、、。」といった、論理的な思考ができるようになるのかもしれません。

 

つまり、読書をしておくことで、将来の自分の行動が変わる可能性は十分にあるんです。

だからこそ、多数のジャンルで、知識・思考を深めておくことは娯楽以上の有用な価値がある、と考えています。

 

まとめ

今回は、「本を読んでも、行動が変わらないと意味がない」という主張に対する反論をまとめてきました。

こういった発言に振り回されて、実は本が好きなのに「この読書は意味がないのかな・・・?」と、読書自体が嫌いになってしまう、というのが個人的に一番悲しいです。

 

好きなジャンルの本を読んで知識を増やすことも、とても有意義なことだということを、ぜひ再認識してほしいです!

 

この記事のまとめ
  • 本を読んでも、すぐに行動を変える必要はない
  • 本は意外な発見を得ること、思考を深めることにも役立つ
  • 行動がすぐに変わらなくても、未来の自分の決断・思考が変わる可能性もある

↑いわゆる「リベラルアーツ」として、最近読んだ本でトップレベルで面白かった本です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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