こんにちはネルです!
今回は、【結婚とは”リスクヘッジ”である】というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、内田樹『困難な結婚』です。
- 結婚は「今より幸せになれるかどうか」という基準で考えるものではない!?
- 自分がピンチのとき、結婚している状態の大切さが分かる
- 結婚については絶対的な正解がない。だからこそ、こういった本で色々な考えに触れよう!
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
結婚とは”リスクヘッジ”ある
結婚しておいてよかったとしみじみ思うのは「病めるとき」と「貧しきとき」です。結婚というのは、そういう人生の危機を生き延びるための安全保障なんです。結婚は「病気ベース・貧乏ベース」で考えるものです。
引用:『困難な結婚』
内田樹さんの考えによると、結婚は「自分が危機的状況にいるときに、最も強い効果を発揮する」というのです!
これがとても深い!と思ったので今回は取り上げてみました。
「結婚のメリット」はピンチのときを基準にする
最近は、「結婚をしたいと思わない」と言う人が増えていると問題視されていますが、その理由の多くは「結婚のメリットがわからない」というものなんですね。
テレビやゲーム、YouTubeなど、娯楽が豊富にあるため、わざわざ他人と同居してめんどくさい人生を送るぐらいだったら、1人で楽しくラクに生きたいと言う考え方は個人的にも強く理解できます。
しかし、内田樹さんが言うには「結婚のメリット」は「ピンチのときを基準に考えるべき」だというのです。
- 自分が病気になった時、もし1人だけだったら誰が看病してくれるのだろうか。
- 自分が貧乏になったとき、もし1人だけだったら、孤独にそのつらい状況を戦い抜くしかないのではないだろうか。
信頼でき、生活をともにしているパートナーがいる人には、こういったピンチのときに、お互いに支えあることができる、というわけなんです。
「結婚したら今よりもっと楽しくなるかどうか?」という視点では、結婚のメリットは大きいものとしては見えてこないかもしれません。
しかし、「結婚していれば、自分たちがピンチのときに切り抜けられるセーフティーネットとなる」と考えてみると、娯楽が溢れている今の世の中のでも、結婚のありがたみが見えてくるのではないでしょうか。
結婚を通じて幸福になろうとしているのが、間違い。そう思ってるからみんな結婚できないんですよ。今よりも不幸にならないように結婚するんです。先ほども申し上げましたように、結婚という制度は「幸福になるため」の仕掛けではなくて、「リスクヘッジ」なんです。
金が”ない”から結婚する
ここまでまとめてきたように、危機的状況にいるときに自分を救ってくれるのが結婚なんです。
すると、「貧乏でお金がない時だからこそ結婚する」というのは、正しい判断の一つだと言うのです。
「金がないので結婚できない」という理由を挙げる人が一番多いと思います。でも、前に言ったとおり、「貧しいから結婚する」という判断もありうるんです。「一人では食えないけれど、二人なら食える」というのは経験則として正しい。
結婚を人生のセーフティーネットと真剣に捉えるならば、「金がないから結婚できない」のではなく、「金がないからこそ結婚すべき」という結論になるわけなんです!
そして、二人で協力し合って貧乏の状態から脱出できたという経験をもっている夫婦は、とても幸せなことではないでしょうか。
ツラい時にお互いを支え合って乗り越えてこれたという経験は、二人の親密さをとても強く高めてくれるものでもあると思っています。
「結婚はピンチの時にこそありがたみがわかる」という言葉は、ぜひ覚えておきたいですね!
まとめ
今回は、『困難な結婚』より、【結婚とは”リスクヘッジ”である】というテーマで話をまとめていきました!
結婚に対する考え方は人によって千差万別。
だからこそ、内田樹さんのような頭の良い人の考えを知って、自分も一緒に考えてみるというのは、とても大切なことだと改めて感じられた本でもありました!
- 結婚は「今より幸せになれるかどうか」という基準で考えるものではない!?
- 自分がピンチのとき、結婚している状態の大切さが分かる
- 結婚については絶対的な正解がない。だからこそ、こういった本で色々な考えに触れよう!
すでに結婚している人も、結婚しようか迷っている人も、強くおすすめしたい本です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!