こんにちはネルです!
今回は、「【良い文章を書くコツ】構成は起承転結ではなく「起転承結」がポイント」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、古賀史健『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門』です!
- 文章は「起転承結」で書くべし
- 一番主張したい内容を「転」として定め、その他の部分を肉付けしていく
- 早い段階で読者を惹き付けることが「読まれる文章」には不可欠!
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
文章は「起転承結」で書くべし!
「文章は『起承転結』で書くのが基本だ!」という意見は誰しも耳にしたことがあるかと思いますが、今回紹介するのはこれとはちょっぴり違う方法です。
結論から言うと、「文章は『起転承結』で書く」ことで、簡単に人を惹きつけられる文章ができると言うのです!
個人的にもとても納得できる方法だったので、簡単にまとめていきたいと思います。
起転承結の効果
たとえば、以下のような文章を書いたとします。
- 「起」:私はとんこつラーメンが好きだ
- 「承」:とくに、「一蘭」は美味しい。(理由などを詳しく書く)
- 「結」:とんこつが苦手な人にもぜひ食べてほしい
これを「起転承結」で書いた場合は以下のようになります。
- 「起」:東京の人達はとんこつラーメンの臭みを嫌う
- 「転」:でも、「一蘭」のラーメンは別格だ
- 「承」:(詳しい理由など)
- 「結」:とんこつが苦手な人ほど、「一蘭」を食べるべきである
最初の文章と比べても、だいぶ印象が変わるのではないでしょうか。
「転」で一番主張したい内容を持ってくる
ポイントとなるのは、文章の一番始めに「東京の人達はとんこつラーメンの臭みを嫌う」と、一番主張したいことの”真逆”の一般論を持ち出していることにあります!
これによって、自分が一番主張したい「転」に”意外性”が生まれ、読者に関心を抱かせることが可能になるのです!
ふつう何か文章を書く時には「一番主張したい内容」が最初にあり、それに説得力を持たせるために肉付けしていく、という流れで文章構成をしていくと思います。
このとき、主張したい内容つまり「結論」をどこに持ってくるかとなった場合、たいてい文章の一番始めか、最後に持ってきますよね。
しかし、今回の方法ではその結論を「転」の箇所に持ってくるのです!
つまり、
- 「一番主張したい内容」→「転」に決定
- 「主張したい内容と”真逆の一般論”」→「起」として最初に書く
- 最後に「転」の理由を書き、文書を締める
という流れが、「起転承結」なんですね!
読者は「読まない」という最強の選択肢を持っている
ここで、本文より文章を一部引用します。
読者はつねに「読まない」という最強のカードを手に、文章と対峙しているからです。あなたの主張がどれだけ正当で、それを伝える文章がどれだけ論理的なものであろうと、読者に「読まない」のカードを選択させてしまってはおしまいです。しかも読者は、文章のかなり早い段階で読むか読まないかを決めています。当然その判断基準は「おもしろいか、おもしろくないか」
引用:『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門』
読者は常に「読まない」という選択肢を持っており、それは文章の最初でほとんど決めてしまう、ということ。
文章の書き手は、常にこのことを意識していなければならないのです!
このように、文章の最初でほぼ「読むか・読まないか」を決めている、ということがある以上、文章も早い段階でグッと読者を惹き付けることが必須になるわけなんです。
このような状況の中で、ありふれた「起承転結」として文書を書いていたら、「承」に行く頃には文章に飽きて、読むのを止めてしまう恐れがある。
だからこそ、「起転承結」と、文章の序盤でいきなり文章を大きく転回させ、読者にグッと興味を持ってもらうべきなんです。
まとめ
今回は、『みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門』より、「【良い文章を書くコツ】構成は起承転結ではなく「起転承結」がポイント」というテーマで話をまとめていきました!
「起転承結」というのは、これまで聞いたことがなかったため、個人的に衝撃的な型でした!
このブログの記事でも、早速実践していってみたいと思っています!
- 文章は「起転承結」で書くべし
- 一番主張したい内容を「転」として定め、その他の部分を肉付けしていく
- 早い段階で読者を惹き付けることが「読まれる文章」には不可欠!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!