こんにちはネルです!
今回は、【頼み方のコツ】ほんの少しの工夫で、頼み事は通りやすくなる、というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、さくら剛『困ったココロ』です。
- 人は理由つきで頼み事をされると、途端に断りにくくなる
- その理由は、きちんとした理由になっていないものでも効果がある
- 上手に活かせば、相手に喜んでもらえる頼み方も可能になる!
頼み方のコツは、理由を必ずつけること!
この本で一番印象に残ったのが、この「人にものを頼むときのコツ」についてです。
人に依頼するとき、あることをするだけで、その人が頼みを聞いてくれる確率が1.5倍も上がる方法があると言うのです。
それは、、”理由をつけて”頼み事をすることです!
コピー機での実験
「頼み事が通る確率」をテストするため、おこなわれたのが以下の実験です。
ある図書館で、コピー機の順番待ちで並んでいる人に対して、「どのようなお願いをすれば、先にコピーを取らせてくれるか」検証されました。
まず、なにも理由をつけず「すみません。先にコピーを使わせてくれませんか。」とお願いしたところ、約6割の人が譲ってくれました。
次に、そこに理由をつけて「すみません、”急いでいるので”、先にコピー機を使わせてもらえませんか。」と頼んだところ、今度は約9割の人が譲ってくれたといいます。
「コピーを取りたいので、先に使わせてもらえませんか」
そして、実験の要はこの次です。
今度はさらに頼み方を変えて、以下のように言います。
「すみません。コピーを取らなきゃいけないので、先にコピーを使わせてもらえませんか。」
・・・この頼み方、よく考えてみてください。
コピー機に並んでいるから、コピーを取りたいのは当たり前です。
よって、これは理由のようで全く理由になっていないですよね(笑)
しかし、、なんとこの頼み方でも9割以上の人が譲ってくれたのです!
理由は”何でもよい”のがポイント
この実験でわかったように、「人は理由つきで、ものごとを頼まれると、それを断る確率がぐっと下がる」のです。
そして、「その理由は、”何でも良い”」というのが、非常に重要なポイントなんですね。
これらから言えることは、そこまで明確な理由がないときでも、「人に頼み事をするときは、何でも良いからとにかく理由をつける」というのがポイントになってくるのです!
部下にものを依頼する時
例として、部下に書類作成をお願いする時のコツを紹介します。
以下、部下への2つの頼み方のうち、どちらが断られにくいと感じますか?
- 「書類を作ってくれないか?」
- 「キミにやってほしいから、書類を作ってくれないか?」
②のように頼まれると、なんだか自分が頼られているみたいで、受け手が断る可能性は低いことが想像できますよね。
しかし、少し立ち止まって考えてみると、、そもそも「キミにやってほしい」から頼んでいるのであって、②は理由にはなっていないんですね。
それなのに、②のように理由(っぽいこと)を言うと、急に依頼が通りやすくなる。
こんな面白くて効果的なテクニック、ぜひ覚えておくべきですよね!
たしかに、「僕とつきあってほしい」「僕と結婚してほしい」よりも、「キミのことが好きだから、僕とつきあってほしい」「キミとずっと一緒にいたいから、僕と結婚してほしい」、そうやって理由をつけた方がやっぱり相手にも喜んでもらえそうですよね。
引用:『困ったココロ』
まとめ
今回は、さくら剛『困ったココロ』より、【頼み方のコツ】ほんの少しの工夫で、頼み事は通りやすくなる、というテーマで話をまとめていきました!
人に頼み事をするときは、「何でもよいから理由つきで頼んでみる。」このテクニックは、ぜひ覚えておきたいですね!
- 人は理由つきで頼み事をされると、途端に断りにくくなる
- その理由は、きちんとした理由になっていないものでも効果がある
- 上手に活かせば、相手に喜んでもらえる頼み方も可能になる!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!