こんにちはネルです!
今回は、「【人はなぜユーモアが好きなのか】「ユーモア」とは図式のズレであり、人のサバイバル戦略」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、森下伸也『逆説思考~自分の「頭」をどう疑うか~』です!
- ユーモアとは「図式のズレ」
- 思い通りにいかない人生を耐える秘訣がユーモア
- ツラい出来事を深刻に受け止めすぎずに乗り越えられるかが、精神的タフさに繋がる
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
人はなぜユーモアが好きなのか
早速ですが、本文より結論を引用します。
ユーモアとは、ほんとうは不快に感じるべきはずの「思ったとおり」にいかない事態から、逆に「おかしみ」という快感を得る現象なのである。
引用:『逆説思考~自分の「頭」をどう疑うか~ 』
つまり、ユーモアとは「不快を快に変える生存戦略」ということなんです!
これだけだとなかなか意味がわかりませんよね。
以下より解説していきます!
ユーモアとは「図式のズレ」
たとえば、以下のことを想像してみてください。
- ハゲ頭でヒゲが濃いおじさんがセーラー服を着る
- 女子高生がとんでもなく野太い声を出す
- 高級スーツを着て飛行機のビジネスクラスに乗っている小学生がいる
どれも違和感を感じ、笑ってしまうのではないでしょうか。
このように、変なおじさん、変な女子高生、変な小学生などは人を笑いに誘う力があります。
そして、これらはすべて”変だから”おかしくて笑える、ということが重要なポイントとなります!
ここでいう「変」とはつまり、「あるべき姿、図式」からズレているということ。
この「図式のズレ」が笑いを誘っているということなんです!
人生は思ったとおりにならないことばかり
一方で、私達の日常に目を向けてみると、人生には「思い通りにいかない」ことばかり起こっています。
- 「一生懸命努力しているのに、なかなか成績が上がらない」
- 「結婚まで考えていた彼氏と最近ケンカで別れてしまった」
全てが順風満帆という人生は存在せず、こういった悲しい出来事は誰に対しても頻繁に必ず起こるものです。
もしそういった事態にいちいち本気で怒ったり、泣いたり、嘆いたりばかりしていると、精神的に非常に悪く、体がもたなくなってしまいますよね。
また「思い通りいかない」ことを避けようとすれば、全く外出せずに家に引きこもる、という選択が合理的なものとさえなってしまいます。
人生をたくましく生き抜かせてくれるのが「ユーモア」
そして、思った通りにいかないことばかりの人生であっても、その中でたくましく生きるためには、そんな事態を「耐える能力」が必要になってきますよね。
そこで、人が進化のうえで獲得したのが「ユーモアを感じる能力」。
つまり、「図式のズレ」「思惑が外れる」ということを、不快と捉えるのではなく、むしろ「快」と捉えてしまえ、というサバイバル戦略を覚えたというわけなんです!
- 「本来はこうなるはずのところを私はこうなってしまった!」
- 「完全に油断していたが、まさかこんなことが起こるとは!」
不測の事態に対し、「非常に深刻に捉える」か、「仕方のないものだとして受け入れる」か、それは人それぞれの考え方に任されているわけなんです。
そして、「誰にとっても不幸は起こるものなんだから、それを笑い飛ばして忘れてしまおう」と考えられる人のほうが、人生は圧倒的に豊かなものになるのではないでしょうか。
ツラい出来事があったときでも「人がなぜユーモアを好むのか」という意味を思い出し、上手な切り替えをできるようにしていきたいですね!
まとめ
今回は、『逆説思考~自分の「頭」をどう疑うか~』より、「【人はなぜユーモアが好きなのか】「ユーモア」とは図式のズレであり、人のサバイバル戦略」というテーマで話をまとめていきました!
「ユーモアは型から外れているからこそ笑いが起こる」
考えたことはなくても、たしかに意識してみると「図式のズレ」こそが面白い要素となっているんですね!
- ユーモアとは「図式のズレ」
- 思い通りにいかない人生を耐える秘訣がユーモア
- ツラい出来事を深刻に受け止めすぎずに乗り越えられるかが、精神的タフさに繋がる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!