こんにちはネルです!
今回は、「プロトタイプ=試作品を作るメリットは『早めに失敗ができる』こと」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、佐宗 邦威『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』です!
- プロトタイプを作ることで「早めの失敗」ができる
- 具体化→フィードバック→具体化→・・・と「イタレーション」を行うのが基本
- 時代のニーズに合わせるためにも、試作品による軌道修正は有効な手
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
プロトタイプ=試作品のメリットは”早めの失敗”ができること
「まずはプロトタイプを作れ!」という言葉は時おり耳にしますが、これはどういったメリットがあるのでのしょうか。
結論から言うと、著者曰く「早めの失敗ができるから」だというのです!
プロトタイプ、つまり試作品として「完成イメージ」を作ることで、頭の中にあったイメージを具体的に形として表すことができますよね。
すると、自分の頭が整理され、他の人との議論もスムーズになることが期待できます。
それによって、「この案では、完成させても上手くいかないだろう」と初期段階で気づく可能性が生まれるというわけなんです!
つまり、初めにプロトタイプを作ることで「失敗をいちはやく体感する」ことができる。
これが最大のメリットというわけなんですね!
イタレーション(反復)が成功の鍵
頭に浮かんだアイデアを具体化し、それを強力な製品にしていくためには「具体化→フィードバック→具体化→・・・」というサイクルを高速で回していくことが鍵となります。
ここで大切なのは、「サイクルを回す」という点。決して具体化(試作品づくり)は1回だけではないのです。
つまり、プロトタイプは初期の段階だけではなく、途中に何度も挟むことが重要ということ!
このような具体化とフィードバックの反復のことを「イタレーション」と言うそうです!
メディアアーティストや起業家としても活躍する筑波大学准教授の落合陽一氏もよく使う言葉だが、「イタレーション」はつくり手にとっての基本動作のようなものだ。
引用:佐宗 邦威『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』
多くの人は、頭の中で散々熟考したうえで、最終段階で初めてイメージを具体化するという順番で取り組んでしまいがちですよね。
しかしプロの作り手は、何度も途中で試作品を作ることが基本動作となっているんです!
スピード感を常に意識
ここまでで、「プロトタイプをいち早く作り、早めの失敗をすることで途中で何度も軌道修正することの大切さ」をまとめていきました!
一昔前と比べ、今は変化がとてつもなく早い時代だと言われますよね。
すると、そんな中でダラダラと思考を巡らせてモノを作っていたのでは、完成する頃には世間の需要も変わってしまっているリスクがあるわけなんです。
しかし、途中でプロトタイプを作り更に議論を深めていく「イタレーション」を基本とすることで、完成品が常に最新の状態にアップデートされるわけなんです!
まとめ
今回は、『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』より、「プロトタイプ=試作品を作るメリットは『早めに失敗ができる』こと」というテーマで話をまとめていきました!
どうせ失敗をするなら初期段階のほうが被害が少ない。そう考え、まずは早めにプロトタイプを作る癖をつけていきたいですね!
- プロトタイプを作ることで「早めの失敗」ができる
- 具体化→フィードバック→具体化→・・・と「イタレーション」を行うのが基本
- 時代のニーズに合わせるためにも、試作品による軌道修正は有効な手
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!