こんにちはネルです!
今回は「話を聞かない男、地図が読めない女」という本の重要ポイントをまとめていきます!
この本は、科学的な面から男女の脳の違いを分析し、なぜ男女で考え方や行動がこれほどまで違うのか解説した本です。
男性と女性の会話例があるあるだったり、その場を上手に切り抜ける方法なども豊富に載っているため、とても楽しんで読み進めることができますよ!
- 「異性の考えていることがわからない・・・」
- 「男女の脳の違いが気になる」
- 「カップルや夫婦の関係を長続きさせるコツを知りたい」
それでは、ポイントまとめをしていきます!
【目次】
男女間の違いは「不平等」とは異なる
この本の取る立場を最初にご説明します。
現代では、男女差別は強く非難され、少しでも男女の扱いに違いがあればすぐに正そうと圧力がかかりますよね。
この本はそういった非難を恐れず、次のようなメッセージを伝えています。
「男女はそもそも脳にこのような違いがある。どちらかが劣っているとか優れているとかいうことを述べたいのではなく、その違いをしっかりと受け止め、真の意味で自由な社会をつくりたい」
アヒルと白鳥は見た目は似ていても、能力は大きく異なる
たとえば、アヒルと白鳥は見た目が多少似ていますが、それぞれが持っている能力は大きく異なりますよね。
そういった点を無視して「違いはない!一つの鳥として完全に平等に扱うべきだ!」と判断してしまうことは誤りだと著者は主張しているのです!
それと同じ様に、男女間には違いがあることは科学的に立証されているにも関わらず、無理やり全く同じ型に当てはめようとすることはムリがあることだとわかります。
男性でも女性でも、お互いの違いを深く理解し協力しあうことで初めて良い関係が保たれると、この本は訴えているのです。
それでは、この「違い」の前提の話を受けて、男性・女性の脳の違いをいくつかご紹介します!
女性は男性より「視点が近い作業」が得意
ここでは、男性と女性の視野・視点の違いを紹介します!
- 男性:遠くのものを見て、立体的に把握することに優れている
- 女性:近くのものを見て、広い範囲で把握することに優れている
という違いが、一般的に明らかになっているそうです!
昔の男女の生活スタイルの違い
人類が獲物を捉えて生活する「狩猟採集民」であった時代には、男性の仕事はもっぱら狩りに出掛けていくことでした。
一方で女性は家に残り近くの木の実を集めたり、子供を守るため周囲の危険に常に警戒するような生活をしてきました。
そのため、
- 男性は獲物を捉えることで培った「物事の距離を目視で測る能力」
- 女性は周囲の危険に警戒することで培った「広い視野で物事を捉える能力」
がそれぞれ発達してきたのです。
それは現代の男性・女性でも違いの一つだと知られています。
狩猟採集民に培われた違いは、現代でも色濃く残っている
このような非常に長期にわたる歴史があったために、男性は近いものをずっと見続けることが苦手なことがわかっています。
その反対に、女性は近くのものを広い視野で把握し、細かい作業も集中して取り組み続けることができるのです。
こういった点から、事務系の仕事は、男性よりも女性の方が得意であることがわかっているそうです!
実際に、日本の会社では圧倒的に事務職は女性が多いですよね。
これは、そもそもが男性よりも女性の方が、事務の処理能力に優れていることが大きな理由だそうですよ!
男性は「距離」で、女性は「目印」で地図を確認する
男女の脳の違いを意識した実践事例を1つ紹介します!
誰かに道順を聞かれた時、相手が男性か女性かによって答え方を変えるべきなんです!
相手が男性の場合 → 「まっすぐ500m進んだら右折して・・・」
もしも道を聞いてきた相手が男性の場合には、距離を指標にして答えるべきです!
上で説明したように、男性は狩猟時代に、獲物との距離を計る能力が発達してきた歴史があります。
そのため、距離感覚が優れていて、「〇〇m先」と言われると、スッと理解ができるのです!
相手が女性の場合 → 「マクドナルドとコンビニが見える交差点を右折して・・・」
一方で相手が女性の場合には、目印を基準に答えるべきなんです!
女性は周辺をざっと見渡す能力が優れているため、目印はきちんと捉えていくことができます!
そのため、「〇〇が見えたら右折」と言われると、スムーズに進んでいくことができます!
もしも男女で反対の説明をしたら・・・
ここで、もしも男女で反対の説明をした場合にはどのような反応になるのかを考えていきます。
男性に目印を基準に道を教える
「目印なんて見逃すに決まってるだろ・・・。もっと〇〇mとかはっきりとした基準をくれよ!不親切だなあ・・・。」
女性に距離を基準に道を教える
「〇〇mって何!?そんなの言われてもわからないわ・・・。目印で伝えてくれれば良いのに、親切じゃないわ。」
男性と女性それぞれで、「あるある!」と感じたのではないでしょうか。
このように、男女間の違いを意識していないと、せっかく道を教えたにも関わらず、「不親切・説明ベタ」という印象を持たれてしまうんです!
自分に合った方法ではなく、相手に合った方法を考えて発言しよう
こういった男女間の脳の違いは、特に夫婦やカップル間では意識することが重要だと言えます!
- 自分がわかりやすいから、相手にも距離を目安とした道案内をすればわかるだろう
- 自分がわかりやすいから、相手にも目印を目安にした道案内をすれば理解してくれるだろう
このように、「自分基準」で考えていると、性別の違う相手には伝わりにくいことが多くあります!
そんな時に、相手のことを中心に考えて、
- 「相手は女の子だ。自分は苦手だけど、目印基準に教えてあげよう」
- 「相手は男の子だ。自分は不得意だけど、距離を使って教えてあげよう」
と発言すれば、コミュニケーションがよりスムーズになりますよね!
「男性だからこうだ、女性だからこうだ。」と決めつけることはできるわけではありませんが、傾向としてこういった違いあるということは覚えておくとお互いの理解が増すと思いますよ!
まとめ
今回は「話を聞かない男、地図が読めない女」より重要なポイントをまとめていきました!
「自分だったら、これをされたら嬉しい」という指標も大切ですが、男女間の違いを意識しないと誤った判断をする危険が大きいことを学べました。
この本はボリュームこそあるものの、ユーモアのある文章で書かれているため、ついついクスッとしながら「あるある!」と読み進めていくことができるような本ですよ!
「女性の考えていることがわからない」
「男性が何であんな行動を取るのか不思議でしょうがない」
という疑問をことごとく解決してくれる本です。
この本を読んで、男女間の行き違いを少しでも解決していきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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