こんにちはネルです!
今回は「一生、同じ会社で働きますか?」という本から、
「転職を成功させてスムーズなキャリアップをする方法」について、ポイントをまとめていきます!
この本は、12回も転職を経験してきた著者が、転職する際の考え方・注意点などを詳しくまとめたものです!
(読了時間は、1時間30分でした)
転職するかどうかの判断、転職を決定したときの会社への対応、転職先(つまり新しい職場)での注意点などについて、それぞれのステップで細かいアドバイスが述べられていました!
転職について少しでも考えたことがある方なら参考になると思いますよ!
- 「転職について一度考えてみたい」
- 「すでに転職が決定したため、これからの注意点を知りたい」
- 「転職をする友人に対して適切なアドバイスをしたい」
それではポイントをまとめていきます!
【目次】
転職を成功させるには「テーマの設定」が重要
まずは、「転職するかどうか迷っている方」に向けたアドバイスの紹介です。
「転職する際にはテーマを持て」ということです!
ここでいうテーマとは「お金・時間・自由」のどれかです。
- 今の会社の「給料」が不満で転職する
- 残業が多くて自分の「時間」が取れないことが不満で転職する
- 自分の意思決定で物事を進められる「自由」が欲しくて転職する
ほとんどがこのうちのどれかに当てはまると思います。
このように今の会社のどの点に不満を抱いているのかを明確にしてから転職を進めるようにすると、転職先をスムーズに探すことができると言います。
転職によって犠牲にすることも明確にする
上で紹介した、転職のテーマ「時間・お金・自由」の全てが満たされる夢のような転職先はほとんどないと考えるべきだと言います。
ここは冷静に、転職時に設定した「いちばん大切な要素」以外は条件として切り捨てることも覚悟するべきなんです!
つまり、テーマの設定とは、欲しいものを決める代わりに、条件として受け入れる・譲歩する部分も決めなければいけないということです!
今の会社では何が満たされていて、何が不足しているのか
今の職場では、
- どの点に満足しているのか
- どの点に不満を抱いているのか
この2点をはっきりさせることで、適切な転職先が見えてくると言います!
「色々な面で今の会社が嫌だから転職したい」という曖昧な理由では、転職する際の軸が定まっておらず、転職が失敗するリスクが大きいということですね。
転職の際は、今の会社への気持ちを最後まで大切にすべき
続いては、転職を何度も繰り返した著者だからこそ感じてきた、「転職時の注意点」です。
「転職が現実的になるにつれて今の会社への思い入れがなくなっていく」というのです!
転職をしたことがなくても、なんとなくわかる気がしますよね。
今の会社の業務の手を抜くことはリスクが大きい
今の会社への思い入れが薄れたからと言って、業務に手を抜くようにしていてはビジネスパーソンとして失格ですよね。
また、転職先が急に受け入れを断った時や、今の会社の評価が何らかの形で新しい会社の耳に入るというようなことも考えられます。
そのため、今の会社業務で手を抜くことはリスクが非常に大きい行為だと言えます。
転職をする際には、「転職の話が前に進んでいくにつれて、今の会社への思い入れが減っていく」という点をあらかじめ覚悟して、態度に出ないよう防ぐ必要がありそうですね。
転職には、「猿の枝渡りの原則」を必ず守る
転職においては、「猿の枝渡りの原則」が重要だと言います!
この「猿の枝渡りの原則」とは、ここでは「転職先の受け入れが確実に決定してから今の会社を辞める」ということです。
猿の枝渡りという言葉のイメージからわかるように、今の場所から順々に高いところへ登っていく様子をたとえています。
キャリアの空白期間はマイナスが非常に大きいことを心得る
猿の枝渡りをしない場合、「キャリアの空白期間」ができてしまいますよね。
すると、転職の際に想像以上に不利になると著者は主張しています!
経験年数のカウントが少なくなることもあるし、実際に仕事の勘が鈍ることも少なくない。休職期間中に勉強をしたり、資格を取ったりという程度では、たぶん十分な埋め合わせにはならない。
(本文引用)
つまり、たとえ休職中に猛勉強を重ねたところで、仕事の勘が大きくに鈍ってしまい、さらに転職先の会社からも足元を見られた条件をつきつけられる可能性が上がるということなんです!
新卒採用と違って中途採用の場合は、その人のポテンシャルを見る以上に、実務経験がやはりものをいうと言います!
よって、ただ単に資格を持っていることをアピールしても、転職先の会社にはあまり響かないことになります。
「猿の枝渡り原則」はそういった意味で、転職を成功させるために大切な原則になるそうですよ!
例外:大規模なリストラにあいそうな場合
一方で、会社が大規模なリストラを決定しようとしている場合には、いち早く自ら退職することも大切な判断だとしています。
理由は、同じ会社から何人もの人材が一斉に転職活動をすることになるため、中途採用の少ない枠をその中で争うことになるからです。
リストラにあうと考えるとゾッとしますが、確かに先を見据えた合理的な判断だと言えますよね・・・。
転職をする場合には、会社と対等な立場(条件が良かったら入社するし、条件が納得いかないなら転職を平気で断る)で、進めることが重要だといえそうですね・・・。
まとめ
今回は「一生、同じ会社で働きますか?」より、転職を成功させる方法について、簡単にまとめていきました!
猿の枝渡り原則は、転職をするうえで何よりも大切にしたいですね!
一方で、「もう、こんな会社やめてやる!!」と勢いで退職願いを出すことは、あまりにもリスクが大きいということを肝に銘じておきたいですね。
「転職なんて、まだ考えたこともない」という方も、一つのキャリアの選択肢として転職という考え方を持っておくと、いざという時に危機的な状況を回避できる可能性があると思いました。
本自体のボリュームはあるものの、読みやすい文章なので、仕事に合間に読むのにおすすめですよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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