こんにちはネルです!
今回は「科学的に元気になる方法集めました」という本から、「疲れやストレスを溜めないためのポイント」を引用し、簡単にまとめていきます!
この本は、明治大学教授が世界中の研究論文を引用して、日々を活動的に行動するためにはどうすればよいのかを紹介している本です!
(読了時間:約1時間10分でした!)
- 「毎日疲労が抜けずにしんどい」
- 「科学的に立証されている元気になるテクニックを知りたい」
- 「短い時間でサクッと世界の論文に触れたい」
それではポイントをまとめていきます!
【目次】
脳が最も働いているのは「ぼーっとしている時」
これはかなり驚かれる話ではないでしょうか。
「ぼーっ」としている間は、脳は通常時の15倍ほど活動量が増えるということを”ワシントン大学のレイクルらの研究”が明らかにしたそうなんです!
ぼーっとするというと、頭を空っぽにして何も考えていないような印象を受けてしまいますが、実はその反対で、脳がとても活動的になっているそうなんです。
そのため、精神科医・医学博士の西多昌規先生によると、常に忙しく、仕事などに追われている状態というのは脳に良くないそうなんです!
「集中時」と「ぼーっとしている時」の脳の動きの違い
何か1つの作業に集中しているときは、その作業で使う脳の領域だけが活発に動き、他の部分はほとんど動いていないことになります。
このとき、脳の中の血液もある一点に集中して送り届けられることになります。
一方で、「ぼーっ」としているときは、脳の特定の箇所を動かしているわけではないですよね。
すると、脳の中の血液が脳全体を全体をめぐり続け、全ての部分が活性化されている状態になるのだそうです!
ぼーっとすることで「脳がフル回転」する
ぼーっとしている時にふっと良いアイデアが浮かぶというのはよくある話ですよね。
その理由は、血液が脳全体を巡って互いの情報をリンクさせているからだそうですよ!
つまり、普段から何かに集中して忙しそうに動き回ってばかりでは、脳の全体の昨日をうまく活かしきれていない、ということになります。
1日1回は、ぼーっとする時間を意識的に設けて、脳を「フル回転」させる必要がありそうですね!
やけ酒は嫌な記憶を強めてしまうだけ
実は、やけ酒というのはストレスを解消するどころか、むしろ嫌な記憶を強めてしまうという研究結果が出たそうなんです!
「やけ酒は嫌な記憶を強める」ぼくらが普段考えていることとは間逆なことですよね・・・。
アルコールは嫌な記憶を強めることを立証した実験
東京大学大学院が以下のような実験を行いました。
- ネズミに電気ショックを与える
- アルコールを注射する(ネズミを酔わせた状態にする)
- その後再び電気ショックを与えた際の反応を観察する
少しネズミに対して可愛そうな研究ではありますが・・・。
この結果として、「アルコールが注射されたネズミは、電気ショックをより強く恐れるようになった」という結果が出ました。
つまり、「アルコールはイヤな記憶・ストレスを感じた記憶を強めてしまう」と言えるのです。
お酒の常習は、嫌な記憶を消す能力も下がる!?
さらにひどいことに、アルコールを頻繁に摂取していると、「嫌なことを忘れる能力が下がる」という研究結果が、”アメリカ国立衛生研究所”から報告されています。
前述の結果と合わせると、「アルコールは嫌な記憶が鮮明に残り、さらに長い間それを覚えている」ということになるのです。
脳をホワイトボードにたとえると、水性マジックと専用の白板イレーザーを備えていたホワイトボードが、いつの間にか油性マジックで書かれるようになって、イレーザーも行方不明で指でこすって消すしかない。
(本文引用)
イレーザーとはホワイトボードで使う、黒板消しのようなものです。
とても上手なたとえで、イメージがしやすかったので紹介しました。
やはりお酒は飲みすぎると体に悪いだけではなく、脳や精神状態にとっても悪い結果をもたらしてしまう、ということなんですね・・・。
手を温めるだけでストレスが減り、やる気が起こる
38 度の温水で手を温めると、患者の痛みが緩和したり、爽快感が増加したり、前向きな言葉を発するようになったり、病気の回復に対する「やる気」も向上した、と報告されています。
続いては、簡単な方法でストレスを下げ、仕事のやる気を回復させるテクニックのご紹介です!
38度、つまり適度な温水で「手を温める」とストレスが減り、やる気が回復する、という結果が北海道大学の研究から明らかになっています!
この方法なら、職場でも手洗い場の温水を手に数分間あてるなど、気軽に実践できそうですよね!
それでは、なぜ手を温めるだけでストレスが減るのか、その理由を説明します。
手には「温点」が集中していて、交感神経が多い
手を温めるとリラックス効果が高い理由、それは、暖かさを感じられる「温点」が最も多いのが手だからです!
そして、手の血管には交感神経が集中しているそうです。
緊張した場面になると、手に汗をかきやすいのが1つの証拠ですね!
そのため、手を温めて緊張を緩めてあげることで、体全体にリラックス効果が得られるというわけなんです!
「温泉に入りたいけど、そんな時間がない!」という方、効果はわずかに落ちますが、「手を温める」だけでも一定のリラックス感が得られますよ!
まとめ
今回は、「科学的に元気になる方法集めました」という本の重要ポイントをまとめていきました!
本書ではこのような科学的に元気になるコツが37個も紹介されています!
また、所々に可愛いイラストがついていて、内容の理解がスムーズにいったのも嬉しいポイントでしたよ!
目次をざっとみて、自分が気になるテクニックだけでも拾い読みしてみれば、短時間で効果の高いものを学べると思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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