【なぜサンドイッチマンのコントは面白いのか】『復活力』より

【なぜサンドイッチマンのコントは面白いのか】『復活力』より

「サンドイッチマンのコントは、なんで群を抜いて面白いんだ・・・!」

もしかしたら、あたなも、同じように感じてはいないでしょうか。

ヒヨコ
お笑いが好きな人は、だいたいサンドイッチマンは好きですよね。なにせ、コントのクオリティが高い!(笑)

 

そんな中、最近本屋さんでふと、「サンドイッチマンの2人が書いた本」を見つけました。

そこで、さっそく購入し、最後まで読んでみることにしました。

芸人として売れずもがき苦しんだ時代から、M1グランプリでチャンピオンになるまでの出来事を、伊達さん・富澤さんの2人がそれぞれの視点で書いた本です。

この本を読んだことで、「サンドイッチマンのコントが面白い理由って、こういうことかも・・・」という気づきがいくつもありました。

 

そこで、今回は「サンドイッチマンのコントはなぜ面白いのか」という点について、まとめていきたいと思います!

 

サンドイッチマンのコントはなぜ面白いのか

結論から言ってしまうと、

「サンドイッチマン自身が、心から楽しんでコントをしているから。」

サンドイッチマンが面白い理由は、これに尽きると感じました。

 

これだけだと、「芸人なんだから、当たり前じゃん。」と思うかもしれません。

そこで、本書『復活力』より、文章を引用いたします。

本書でも、特に強く印象に残った箇所なので、ぜひ読んでみて欲しいです。

(伊達) ツッコミの部分は、富澤は基本的に空白にしてくれる。僕はそこに勝手にツッコミの言葉をあてはめていくんだけど、ネタの直前まで、何を言うかは富澤に教えない。あいつをプッと笑わせたいからだ。

 

ツッコミの伊達さんはなんと、

「相方を本番中に”プッと”笑わせたい。」

そう思って、本番に臨んいるというのです。

お客さんではなく「相方を」笑わせようとしている、という点が、かなり大きなポイントですよね・・・!

 

ネタは基本、ボケの富澤さんが考えるが・・・

すでにご存知かもしれませんが、サンドイッチマンのネタは基本的に、ボケ担当の富澤さんが考えています

 

多くのコンビ芸人も、ネタは2人で考えると言うよりは、得意な方が1人で考えていることが多いですよね。

ここまでは、比較的普通だと思います。

 

・・・ただし、すごく特徴的だったのが、そのネタの台本には、以下のような仕組みがあったことです。

「コントの台本のうち、ツッコミ部分は”空白に”しておく」

 

空白だからこそ、ツッコミの伊達さんは、フィーリングで自由にツッコミを入れることができるわけなんです。

実際に、伊達さんは”本番で”いきなり新しいツッコミをする、というスタイルを取っているそうです。

ヒヨコ
場合によっては、大滑りするリスクはありますが・・・(笑)それは、台本を事前に作り込んでいても、同じリスクですからね。。

 

本人が心から笑っているから、見てる方にも笑いが起きる

私個人的にも、サンドイッチマンのネタはめちゃくちゃ大好きです。

普段から、「なんだか、今日は笑いたいな~。」なんて時は、サンドイッチマンのコントを動画再生することが多々あります。

 

そんな中、一ファンとして以前から感じていたのは、「この2人は、コント中も本人たちが”素で笑いながら”、楽しんでやっている感じがあるよなー。」ということ。

受け手がこう感じる理由が、まさに、台本にはない「ツッコミのアドリブ」から生まれる、「相方を本番中に笑わせてやろう」という姿勢なんだと思います!

 

(伊達) 「ネタが飛んじゃうから、やめてくれ」っていつも言うんだけど、やめない。言ったら、つまんないから。あいつが舞台で笑うのが、こっちも楽しいし、追い込まれる顔を見るのが好きだ

 

「相方が、舞台で笑ってくれるのが楽しい。」

「なんなら、不意打ちをして、本番中に相方を追い込んで楽しみたい。」

こんなことを感じながら、ネタをやっている、ということです。

 

このように、ゲーム感覚でネタを楽しんでいることこそが、サンドイッチマンの面白さのポイントなんだろうな、と強く感じました。

 

「笑い」と「真剣さ」は、共存が難しい

また、本書では、「M1グランプリ」について、こんな話が紹介されていました。

 

「漫才師の頂点」を決める、M1グランプリ。

あの番組は、見ている分にはとても面白いんですが、出場する芸人達からすると、「現場の空気は最悪」だと言うんです。

なぜでしょうか。

 

それは、芸人達の気持ちになってみればわかりますが、みんな、「今回のM1グランプリで絶対に優勝して、挽回してやるんだ」と、本気度120%で臨んでいるわけです。

真剣だからこそ、他の人に気遣う余裕もなく、空気がピリピリしてしまう。

これはもちろん、ある意味で当たり前のことです。

スポーツなどの本気の試合直前でヘラヘラしている人なんて、滅多にいません。

 

特に、上位10組ほどの芸人がTVで漫才を披露して競い合う、”決勝戦の控室”では、空気がピリピリしすぎて、その場にいるだけでとんでもなくストレスがかかるほどだと言います。

ヒヨコ
みんな、目がギラついているんだそうです・・・

 

サンドイッチマンが「M1の控室」に入った時の話

サンドイッチマンの2人が優勝したM1の時、彼らは「敗者復活戦」を勝ち上がって、本会場まで戻る、という流れでした。

そのため、”遅れて”M1決勝戦の「控室」に入ることになりました。

 

控室には、もちろん知り合いの芸人が沢山いる。

いくらライバルとは言え、「敗者復活おめでとう。お互い頑張ろうな。」なんて声かけがあっても良さそうなものですが、、。

実際には、仲の良かった芸人1組を除き、他の芸人は”ちらりとも”サンドイッチマンに視線をよこさなかったそうです・・・。

ヒヨコ
それぐらい、みんな真剣で、他者を気遣う余裕がないんですよね・・・

 

ただし・・・本書をここまで読んできて思いました。

お笑いにおいては、真剣すぎる態度はマイナスの効果を生む危険があるのでは?と、、。

 

自分たちが楽しくないのに、見ている方は楽しいのか?という問題

お笑いはそもそも、「見ている観客たちを笑わせるため」にやっているんですよね。

 

それなのに、本人たちが鬼の形相、もしくは、顔・態度は楽しそうでも、心にまったく余裕がない状態。

そんな中でネタをやっていて、本当に誰もが笑えるネタをすることができるのか?という疑問を持ちました。

 

  • 「どんな世界にも競争がある。」
  • 「誰よりも真剣にやったやつが一番強いんだ。」

こういう言葉もありますが、”真剣”ということと、”余裕がない”ということは「=」ではないと思うんです

ヒヨコ
芸人ではない、ただの一般人ですが、、。ここまで本書を読んで、これだけは書き残しておきたかったです。

 

やっぱり「お笑い」という職業である以上、心に余裕は持っていないと、人を真に笑わすことはできないのではないか?

それを証明するかのように、サンドイッチマンの2人は、どの芸人よりもお笑いが好きであったのはもちろんこと、「どの芸人よりも真にお笑いを”楽しんでいた”」という事実があります。

だからこそ、本番中に心に余裕もうまれ、見ている方も純粋に楽しむことができるんだと思いました。

 

まとめ

実は、「お笑い芸人が書いた本」を読んだのは、今回が初めてでした。

 

感想は、さすがサンドイッチマンの2人が出した本だけあって、至るところで笑わせてくれて最高の本でした(笑)

特に、本書は、伊達さんと富沢さんの2人の視点が交互に書かれているのが特徴的で、同じ出来事に対して、片方はこう思っていたけど、もう片方はまったく逆のことを思っていた

なんて記述が、沢山ありました(笑)

 

「サンドイッチマンファン」の方なら、間違いなく最後まで楽しめる本ですよ!

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この本を読むと、それ以降2人のネタを見るときに、

「この2人は今、こう思いながらネタをやっているんだろうなー(笑)」

という新しい見方ができるようになり、見る幅が広がりました。

 

ここまで、(自分は芸人でもなんでもないのに、、)「なぜサンドイッチマンのネタは面白いのか」という、勝手な分析記事を書きました。

総じて感じたのは、「やっぱり自分が”好きなことに”取り組んでいる人達が、一番成功しやすいんだな・・・」ということです。

 

芸人に限った話ではないですが、

ただ、「売れたい」「人気ものになりたい」「お金を稼いでラクに暮らしたい」こんな動機よりも、

「ただ、これをやっているだけで楽しいな!」

こういう動機を持っている人達は、努力自体を楽しんで、あっという間に前に前に進んでいくんですよね・・・

 

一般人の私にとっても、そんな気づきを与えてくれる本でもありました。

ヒヨコ
自分も、「真に好きなもの」をいち早く見つけ、それを大切にしていきます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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20代の社会人です!読書、映画鑑賞、車、バイク、数学、IT、旅行情報など興味のある様々なことを発信していきたいと思います!ブログについて全くの初心者ですが、コツコツと良いサイトを作っていきたいです!!よろしくお願いします!