スキルアップには読書より資格?【長期と短期の視点】

スキルアップには「読書」より「資格」が認められやすい現実_アイキャッチ画像

会社の人事考課面談で、または、就職・転職面談で、以下のようなことを聞かれる場面が多いと思います。

「なにか、スキルアップのために取り組んでいますか?」

 

このときに私が一番答えたいのは、

「はい、毎日1時間は読書をして、分野を問わずあらゆる知識を深めています。」ということ。

 

では一方で、別の人がこう答えたとします。

「はい、〇〇という資格の取得に向け、土日は資格勉強に励んでいます。」

 

この2者について、どちらが”ウケ”が良いと思いますか

 

私は後者のウケが良いのではないか?評価する人を安心させられるのではないか?と思います。

このスキルアップに対する読書と資格取得にについて、考えさせられることがあったので、まとめていってみます!

 

この記事のまとめ
  1. 資格も読書も、結果を出すための「手段」に過ぎない
  2. 資格は勉強の「証」が得られるため、周囲から評価されやすいというメリットを持つ
  3. 読書は長期的なリターン、資格は短期的なリターンが狙えるため、両者を並行させるのがコツ

 

資格取得も読書も手段に過ぎないが・・・

資格取得も読書も、共通点があります。

それは、どちらも「結果を出すための、手段でしかないこと」です。

資格を取ったから偉い、とか、100冊読んだから昇進するとか、そんなことではないんです。

周りが求めているのは、「じゃあ、それでインプットしたものを使って、何をしてくれるの?」ということ。

 

特に、資格取得に一生懸命になりすぎると、この点を見失いがちです。

「この難関資格に合格したら、すぐに自分に大きな変化が現れる」と思ったら、それは大きな誤りです。

これは読書も同じで、「この名著をすべて読んだら、一気に仕事ができるようになる」ということもありません。

 

・・・しかし、実際には、「資格取得」のほうが評価されやすい、そう感じています。

若手・ベテラン問わず、資格取得の方が良い評価を受けるというのは同じではないでしょうか。

それは、なぜなのかと考えてみた時に、以下のことがわかります。

「資格は、勉強した証が明確に得られるから。」

これが、資格取得と読書の一番大きな違いなんですよね。

 

資格は勉強した証が得られるため、周囲が評価しやすい

資格は、明確に「合格」したという証が得られる。

これはつまり、「〇〇という分野について、このぐらいのレベルなら習得済みだと保証されていますよ。」という状態を得たことになります。

そのため、周りも評価がしやすいんですね。

「ああ、彼はきちんと勉強をしているね。だから、合格することができたんだね。」と。

実際にその人の仕事レベルが変わっていなくても、資格を持つ前と持った後で、少なからず良い印象を持たれると思います。

 

しかし、読書には、この「〇〇をしたことを保証する」という証がない

なぜ証がないのかというと、それを保証する試験がないからです。

試験がないのは、読書をして知識・思考力を深めることになるその対象が”限定されていない”というのが1つの理由だと思っています。

 

資格のように、「この分野をこれだけ勉強すれば良い」というものではなく、読書では、仕事やプライベートに役立ちそうなもの、または趣味の範囲でも好き放題に知識を深めていくことになります。

だから、そもそも読書によって学んだあらゆることを試験で判定するのは不可能なことなんですね。

 

読書は「趣味」としてのものも含まれる

また、単に読書といっても、小説などの「娯楽」として楽しむ場合と、知識を深めるための「学習」としての場合とで、非常に大きな違いがあるのもポイントなのかもしれません。

読書と言ってしまうと、「ただの娯楽」という印象をわずかでも与えてしまう

それが、スキルアップとしての読書が認められにくい原因の1つであるように思っています。

 

ここまで考えてきたことを整理してみます。

  1. 資格と読書はどちらも手段に過ぎない
  2. 資格は「合格証」という保証が与えられ、周囲が評価しやすいという特徴がある
  3. 読書はその性質上、試験でその効果を判断することは不可能
  4. 娯楽としても読書はおこなわれるので、本を読むこと=スキルアップというイメージを抱かれにくい

 

短期的に見ると資格取得が有利だが、長期的に見ると読書が勝る

この記事で私が言いたいのは、「だから、資格を取ることの方が良いよ。」ということでは、ありません。

むしろ、「読書という行為は軽く扱われがちだけど、長期的に見ると続けたほうが良いよ。」と、読書の大切さを見直したいのです。

 

スキルアップとして資格取得のための勉強をすることで、専門的なことについて、しっかりと体系立てて学べることになります。

そのため短期的に見ると、それが活きる場面は確かに多いでしょう。

 

一方で、読書についてはどうか。

読書については、その”学習範囲が限定されていない”分、すぐには読書の効果は現れにくいのが普通です。

しかし、普段から「歴史書」「心理学」「ロジカルシンキング」などを読書で学び、それを日常の場面で少しずつ、ふとしたときに活用できるようになれたとします。

すると、じわじわとその人の実力が上がっているのを、本人も周囲の人も気づくことになるでしょう。

そして、学習分野限定されていない分、仕事内容が多少変わっても、もしくは組織内で役職が変わっても、その知識・思考は長期的にずっと生き続けるようになる、そう強く思います。

 

つまり、以下のことが言えます。

「資格取得は短期的にすぐに効果を発揮し、読書は長期的にじわじわと効果を発揮する」

この回収期間が短期なのか長期なのか、という違いを意識しておくべきだと思います。

 

大事なのは、読書は習慣化しつつ、資格取得もして「証」を得ておくこと

資格取得が短期、読書が長期で役に立つことはわかった。

では、そのどちらをおこなっていくべきか、と考えると、それはやはり「どちらもやるべき」ということになります。

 

長期で回収できる読書は、毎日30分など日々の習慣として取り入れていく。

すぐに効果が現れないという読書の性質上、ルール決めをしないと、習慣化することは難しいでしょう。

また、読む本のジャンルは特に縛らず、「興味をもった本」を読んでおけば良いと思います。

意外な知識が仕事に活きたり、プライベートで活躍したりという話は、読書好きの方々からよく聞く話です。

 

一方で、資格取得も積極的におこなっていく。

資格についてはその性質上、「今取り組んでいる仕事」に関する資格を順次取得していくことがベストだと思います。

専門的な知識を学べる分、資格のために勉強→仕事で即活用、という良い循環が起こるからです。

 

また、無事資格を得ることができれば、前述のように、周囲から評価されやすい、ということがあります。

 

どちらかに偏ってしまう罠

資格取得は明確な「合格」というゴールがある分、ある意味、勉強が「楽」なんですね。

ゴールが明確だと、自分がどこまで頑張ればよいか確認しやすい。

そして、無事合格できれば嬉しいし、周りからも褒めてもらえます。

 

しかし、この資格取得ばかりに集中しすぎると、いわゆる「資格厨」と呼ばれる状態になる危険があります。

資格厨とは、資格をとにかく大量にとり、それで安心している人のことを指します。

これでは、短期的なこと・実用的な知識しか増やすことができず、いずれ活躍できるフィールドが狭まっていくように思います。

 

また、読書だけに偏るのも危険です。

読書で知識・思考力が養われても、技術的なことができなければ、周りからは評価されない

「あいつは、知識があるしロジカルなんだけど、実務があまりできないよな・・・。」

そう言われてしまう危険が大いにあります。

 

このように、読書と資格取得、どちらかに偏ってしまうことにはよく注意が必要だと考えています。

 

この記事のまとめ
  1. 資格も読書も、結果を出すための「手段」に過ぎない
  2. 資格は勉強の「証」が得られるため、周囲から評価されやすいというメリットを持つ
  3. 読書は長期的なリターン、資格は短期的なリターンが狙えるため、両者を並行させるのがコツ

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

20代の社会人です!読書、映画鑑賞、車、バイク、数学、IT、旅行情報など興味のある様々なことを発信していきたいと思います!ブログについて全くの初心者ですが、コツコツと良いサイトを作っていきたいです!!よろしくお願いします!