こんにちはネルです!
今回は、物体の回転問題が苦手な人におすすめの本として、池谷裕二『メンタルローテーション “回転脳”を鍛える』を紹介したいと思います!
- メンタルローテーションとは「心的回転」のこと
- この能力が高ければスポーツやユーモアの能力すら上がる
- メンタルローテーションを効率的に楽しんで鍛えるのに最適な本!
【目次】
物体の回転問題が苦手な人におすすめの本
この本は特に、「物体の回転問題」が苦手な人に強くおすすめしたい本です!
実を言うと、私自身がこういう問題が死ぬほど苦手なんですよね・・・(笑)
たとえば、アナログの時計が120度右に傾いている状態で置かれていて、「今何時を指しているでしょう?」という類の問題。
人よりもめちゃめちゃ時間がかかるんです。
そして、この本はそういった「回転問題」を豊富に100問以上解くことのできる本です。
「鏡に映る漢字」や、「物体の展開図」など、問題の種類も30種類以上あり、色々な角度から頭を鍛えられ、最後まで楽しんで読み進められました。
メンタルローテーション=心的回転
そもそもこの本のタイトルにある「メンタルローテーション」とは何なのか。
日本語でいうと、「心的回転」のことだと著者の池谷裕二さんは解説していました。
つまり、「頭の中で物体が回った様子をイメージすること」ですね。
物体を動かすのではなく、「自分が動く」のがポイント
そして目から鱗だったのが、メンタルローテーションの方法です。
モノの回転問題を考えるとき、以下の2つの方法が考えられますよね。
- モノ自体を頭の中で回転させる
- モノは固定して、自分の視点を頭の中で移動させる
私は、①の方法をいつも取っていて、それが普通のことだと思っていました。
しかし、実は実験から、メンタルローテーションは②、つまり「自分の視点が動く」ことである、ということが分かっているそうなんです!
メンタルローテーションは、頭の中で物体をクルリと回転させるお手軽なイメージ操作ではなく、わざわざ自分が物体の周りを巡って別の角度から眺める仮想的な身体運動なのです。「自己中心的」ではなく、「対象中心的」な行為です。
引用:『メンタルローテーション “回転脳”を鍛える』
メンタルローテーションは、スポーツやユーモアにも役立つ
そしてメンタルローテーションを鍛えると様々なメリットがあるのです。
たとえば、優れたアスリートは、自分の目線を自分の身体から外側に置くことができるといいます。
それによって、自分の身体状況や周りの様子がよく見え、戦況を客観的に把握できているのです。
さらに、なんとメンタルローテーションは「ユーモア」を理解することにも関わっているといいます。
なぜならユーモアは、「話題の時空を柔軟に変えること」つまり、「視点や考え方の移動」が適切にできているかどうかが試されるからだといいます。
よって、世間で言われる「頭の良さ」というのは、「メンタルローテーション」の上手さが大きく関係していると言えるわけなんですね。
メンタルローテーションは努力によって鍛えられる!
そして個人的にも安心できるのは、「メンタルローテーションは努力によってどんどんと鍛えられる」ということです。
実際に、スポーツやジャグリング、テレビゲームによってメンタルローテーションの能力が高まる、ということが証明されているといいます。
本書では、そういったメンタルローテーションのトレーニングを効率的で気軽に行うための問題を用意してくれているわけなんです。
まとめ
今回は、物体の回転問題が苦手な人におすすめの本として、池谷裕二『メンタルローテーション “回転脳”を鍛える』を紹介しました!
こういった問題集は、「特に苦手と感じた問題」ほど、繰り返し解いて自力で解けるようにすることが重要だと思っています。
私もまだ1周しか読んでいませんが、間違えた問題は「バツ印」をつけたため、後日その問題を溶けるようになるまで復習していきたいと思います!
- メンタルローテーションとは「心的回転」のこと
- この能力が高ければスポーツやユーモアの能力すら上がる
- メンタルローテーションを効率的に楽しんで鍛えるのに最適な本!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!