こんにちはネルです!
先日、長尾 彰『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』を読みました!
そこで、この本の感想と特に心に残ったポイントをまとめていきたいと思います!
【目次】
『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』の書評・感想
「今の時代に必要なのは、先頭に立ってみんなを引っ張るカリスマ的リーダーではなく、みんなで力を合わせて進もうという協調型リーダーだ!」
最近はこんな言葉をよく聞くようになってきましたが、この本もそれを主張している本でした。
そういった意味で、結論としてはありきたりな本だということになります。
しかし、大きな特徴として、大人気漫画・宇宙兄弟を引用しながら説明がなされているんですね。
そのため、ただリーダー像が語られるよりも何倍も説得力があるし、理解しやすいという点がとても良いと感じました!
そのため、以下のような方にオススメします。
- 今求められるリーダー像について学びたい
- マンガ・宇宙兄弟が大好きだ
- 小難しい話より、理解しやすい話が好きだ
それでは、次に、この本で私が特に印象に残った箇所を3点まとめていきたいと思います!
特に印象に残った大切な言葉
それでは、この本から特に印象に残った箇所をまとめていきます。
「速く行きたいなら1人で、遠くへ行きたいならみんなで行け」
アフリカのことわざに以下のような言葉があるそうです。
「速く行きたいなら1人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け」
個人的にめちゃめちゃ刺さる言葉でした!
確かに、1人で作業したほうがラクだし、スピーディーに進められることが多いかも知れません。
しかし、より高いレベルの成果を出すには、やっぱり色々なメンバーで協力しあうことが重要になってくるんですよね・・・。
そういったこと大切なことに改めて気付かされた箇所でした!
モチベーションは下がらない
ここは本文より引用します。
よく「モチベーションが下がる」といった表現をしますが、動機は下がったりしません。上がったり下がったりするのは「テンション(緊張感)」で、モチベーションは「忘れている」が適切な表現でしょう。
引用:『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』
「モチベーションが下がってきた・・・」なんて言葉はしょっちゅう色々なところで耳にしますが、たしかに、下がったのはモチベーションではなくテンションですよね。
モチベーションというのは「動機」であって、それは言い換えると、なぜそのことを始めたか、という「きっかけ」の部分なんです。
よって、きっかけは”忘れている”のであって、”下がるものではない”ということに注意してください!
世の中に絶対はないが、自分の中には絶対は存在する
兄の六太(ムッタ)は、「絶対に宇宙飛行士になる!」と努力を続ける弟の日々人(ヒビト)に対して、以下のようなことをポツリと言います。
「世の中に”絶対”なんてないんじゃねーの」
そんなシーンが、マンガとともに引用されていました。
かつて六太は、そんな日々人に「世の中に〝絶対〟なんてないんじゃねーかなぁ……」と諭すように投げかけますが、日々人は動じることなく、こう答えました。 「(絶対は)俺ん中にあるから」 日々人にとって「絶対」とは、世間ではなく、自分の中にあるものだったのです。
マンガの引用としても、この箇所が圧倒的に響きました!
ただ、今の箇所を「絶対とは、自分の中にあるんです。」と文章だけで言われても、「まあ、そうか。」ぐらいで終わっていたかと思います。
しかし、物語ではあれど実際の日々人という人物と、その努力する姿を通じ、「絶対は、俺の中にあるから。」とを言われると、印象が圧倒的に違うんですね。
まとめ
今回は、『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』の書評と、特に印象に残った箇所をまとめていきました!
読了後は宇宙兄弟がたまらなく読みたくなります!(笑)
「理想のリーダー像」とはどんなものか。ぜひこの本で考えてみてください!
- 今求められるリーダー像について学びたい
- マンガ・宇宙兄弟が大好きだ
- 小難しい話より、理解しやすい話が好きだ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!