本を読んで色んなことを学ぶうちに、生活面で少し変わったことがありました。
それは、「ポイントカードを持ち歩くことがなくなったこと」です。
というのも、「ポイントカードを持っていると、得するどころか、実は色々な損をしている・・・」ということに、気づくことができたからです。
「ポイントカードって、その名の通り”ポイントがつくカード”だから、持っていて損するなんてことはないでしょ笑」
こんな反論をしたくなるかもしれません。
しかし、この考え方にははっきりと反論をさせていただきたい!笑
今回は、なぜ「ポイントカードを作ることは損」だと言えるのか。
理由を「3点」挙げていきたいと思います!

ポイントカードを持ち歩くと損する「3つの理由」
まず結論としては、以下の3点です!
- 1年でいくらの”運び屋”をしているか考える
- 会計に時間がかかる
- 自分の判断が支配される
上から順番にまとめていきます!
1年でいくらの”運び屋”をしているか考える
いきなり身も蓋もない言い方ですが、ポイントカードって、そもそも邪魔ではないですか・・・?
ポイントカードを沢山作る人は、カード類が10枚、20枚も財布にはいっていて、パンパン状態ではないでしょうか。
これは、常にカードを30枚も持ち歩いているということですよね。
「財布がパンパンになっても、ポイントで得をしているからいいんだ!」と思った人がいるかもしれません。
では、「そのポイントカードで、年間”いくらの得”をしているか?」ということをぜひ確認してみてほしいです。
この考え方の理解を深めるために、以下のような例題を考えました。
たとえば、あるカフェのポイントカードを持っているとします。
ポイント還元額は、利用金額の1%。
コーヒー代が「400円」として、年に「20回」もその店を利用していたとしますよね。
すると、年の使用金額は合計8,000円で、還元額は・・・いくらでしょうか?
・・・その答えは、たった「80円」です。
つまり、そのカードを持ち歩いているということで、年に80円だけ得をしているということになります。

急にある人に、「このカードを1年間、常に財布に入れておいてくれ。そうしたら、1年後に80円あげる。」
と言われたら、あなたは承諾しますか?
自分は、絶対に断ります、、!
このように、ポイントカードを持つ時は、「1年間でこのカードによって、どれだけ得をしているか?」という観点で見直してみてほしいです。
ポイントが数千円分もつくようなものなら確かにお得ですが、年間500円などのために、カードを1年も持ち歩くのは非常にもったいない!
私は強くそう思っています。
会計に時間がかかる
これは、もう言葉通りです。
ポイントカードを使うと、会計にちょっとした時間がかかるんですね。
【ポイントカードがない場合】
「ポイントカードはないです。」
→現金で払う
→終了
【ポイントカードがある場合】
「ポイントカードあります。」
→ポイントカードを財布から探して渡す
→ポイントカードを読み取ってもらう
→返却されたカードを財布にしまう
→お金を払う
→終了
これだけ、手間が変わるわけです!
さらに、今は会計はスマホだけでおこなえるようになってきましたよね。
しかし、折角お金の支払はスマホで完結しても、ポイントカードを出すために、財布を取り出さないといけなくなります。
このように、ポイントカードによって会計に余分な時間がかかることも、見過ごしてはいけない点です!
自分の判断が支配される
そして、ポイントカードを持ち歩くべきべきではない3つ目の理由。
それは、「自分の判断がポイントカードに支配される。」ということです。
私の実体験でもあるんですが、ポイントカードがあることによって、以下のような状態になりませんか?
「ここから、セブンイレブンが一番近い。けど、ファミマのポイントが多く溜まっているから、ファミマまで行くか~。」
このような考え方に共感できる人は多いと思います。
そして、これこそまさに、「店側の意図していた作戦」なんですよね・・・。
つまり、ポイントによってお得感を植え付けさせ、自分の店をひいきに使ってもらう、という作戦です。
これも考えると、ポイント10円分のために、自分の時間が10分も取られている。
かと言って、ポイントカードを持っているにも関わらず、違う店に行くのもなんだか損をした気分で喜ばしくない・・・。
そういった「ポイントカードに自分の判断・行動が支配されている」という状況は注意しないといけないです。
さらに、ポイントカードが賢いなと感じるのは、「有効期限」の存在です。
ポイントカードには、「ポイントは2年で失効」などの注意書きが書いてあることが大半だと想います。
これによって、
「還元可能ポイントまで、あと50ポイント足りない。」
→「せっかく貯めたポイントだから、今から5,000円分の買い物をして、ポイント交換しよう!」
という思考になりがちです。
そうして、「たいして要らないものを買ってしまう」という罠にはまっていくんですね。
これらをひっくるめて、「ポイントカードで、自分の判断が支配される。」と言ったわけです!
まとめ
ここまでで、「ポイントカードを作ると損する3つの理由」をまとめていきました。
私自身、これらのことに気づいてから、ポイントカードをできるだけ作らなくなりました。
すると、本当に「買いたいもの」を、本当に「欲しいタイミング」で買えるようにもなりました。
改めて注意してほしいのが、「せっかくポイントが貰えるなら、カードを作らないと損じゃん!」という思考になってしまうことです。
これこそ店側の罠なんですね。
「たいした金額を利用しない店のカードは作らない。持ち歩かない。」
これを意識すると、財布の中もスッキリとする上、「自分の時間」がもっと有意義に使えるようになりますよ。
- 1年でいくらの”運び屋”をしているか考える
- 会計に時間がかかる
- 自分の判断が支配される
今回この記事を書くきっかけを作ってくれのが、上記の『レバレッジ時間術』です。
本書は、「自分の貴重な時間を有効活用する」という視点を得るのに、大きな気付きを与えてくれますよ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!