こんにちはネルです!
今回は、「哲学によって思考の継続力を身に着けよう」というテーマをメインに話をまとめていきます!
参考にした本は、『考える教室 大人のための哲学入門』です!
- 哲学を学べば、思考の継続力が身につく
- 思考の継続力がない人は、未知なものに対して安易な答えにしがみつく恐れが高い
- 自分が絶対的に正しいと思うのは、”絶対的に”誤っている
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
哲学によって思考の継続力を身に着ける
この本のメインテーマは、「哲学を学ぶことで、思考の継続力が身につく」というものです!
人は誰でも、迷っている時・未知なものに遭遇した時に、早急に安易な答えにしがみつこうとする傾向があります。
これは、答えがわからずモヤッとしている状態は精神的にきつく、早く心を安定させたいという心理だと言います。
こういった原因から、”その答えに多少の怪しさがあっても”正しいことだと自分に言い聞かせて、そのまま飲み込んでしまう危険があるのです。
哲学は「ものごとの本質」を突き詰める学問
そして、こういった安易な答えに飛びつく危険を回避するために学ぶべきが、「哲学」なんです!
それはなぜか。
哲学というのは、「物事の本質を突き詰める学問」だからです。
たとえば、「我思う故に我あり」で有名な哲学者デカルト。
デカルトは、「すべてを徹底的に疑う」という姿勢をとにかく大切にしました。
たとえば、「自分が〇〇だと思っていることは、実は幻想ではないか?」という疑問から、
- 「もしかしたら、自分は夢を見ているだけかもしれない」
- 「誰かが、自分の脳にそういったイメージを植え付けているかもしれない」
と、自分が認識していることを徹底的に疑いし尽くしました。
ここから、「このように『疑っている自分』という存在自体は、疑うことができない唯一の確実なもの」という心理に到達したのです。
このように、哲学者の考え方を学ぶことで、普段何気なく触れている常識だと思っていることを疑い、思考を深めていく技術が身についていくのです!
心の乾きを真に癒やすには「自分の手で掘り起こした言葉」が重要
ここまでで、哲学者の考えを学ぶことで物事の本質を考え抜くこと知り「思考の継続力がつく」という話をしていきました!
しかし、哲学を学ぶ意義とは、哲学者の考え方に触れて共感するだけではありません。
その考え方を自分に取り入れることで、「自分の思考そのものが正しいかどうかを疑う力・謙虚さ」を身につけることなんです!
人は誰も、迷っているとき、早急に答えを得たくなるものです。すると人は、その答えに多少の毒があっても、それを飲みこんでしまう。哲学の力をつけるには、 喉が渇いたからといって毒を飲むのではなく、その渇きに耐えることを学ばねばなりません。心の渇きを真に癒すのは、世に流布する「甘い」言葉ではありません。自分の手で掘り出したコトバです。
(本文引用)
世の中の安易な言葉に流されることなく。自分自身で思考を深め、考え抜く姿勢を身に着けていきたいですよね!
人はだれでも不完全で、絶対的に正しい人はいない
そして、「人はだれでも不完全で、絶対的に正しい人はいない」ということを常に心がけなければいけません。
特に、「自分の考えはほとんど正しい」「周りが言っていることはレベルが低い」と考える癖のある人は注意が必要です。
人は誰もが不完全です。ですから、自分が絶対に正しいと思うとき、その人は絶対的に誤っている。絶対に、といえることは、世にほとんどないのですが、このことはおよそ絶対に近いものだと思います。
(本文引用)
「自分が絶対的に正しいと思う時、その人は絶対的に誤っている」
この言葉を胸に刻みつけ、謙虚な姿勢でいることが、思考の深さ・継続力を身につけることができるのです!
まとめ
今回は、『考える教室 大人のための哲学入門』より、「哲学によって思考の継続力を身に着けよう」というテーマをメインに話をまとめていきました!
思考の継続力を身につけるためにも、少しでも哲学に触れてみてください!
- 哲学を学べば、思考の継続力が身につく
- 思考の継続力がない人は、未知なものに対して安易な答えにしがみつく恐れが高い
- 自分が絶対的に正しいと思うのは、”絶対的に”誤っている
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!