【学歴・教養があることの効果は何か?】「学歴は防具、教養は武器、語学は翼」

「学歴は防具、教養は武器、語学は翼」と捉える_アイキャッチ画像

「あいつは学歴はあるけど、教養がないよな~。」

なんてこと、言ったり聞いたりするのって、ありますよね。

 

実際に、「学歴があっても教養がない人」もいれば、その反対に、「教養があっても学歴がない人」もいるわけです。

ここで、学歴・教養とはなにか?を考えると、

  • 学歴とは、どんな高校・大学を卒業しているか
  • 教養とは、どれだけ世間の色々なことを知っているか

こういう性質があることはわかると思います。

 

では、実際に教養・学歴を持っていることで、”どんな良いことがあるか”、考えたことはありますか?

 

この問いについて、下記の本、『ニュースの“なぜ?”は日本史に学べ』を読んで、大きな気付きを得ました。

そこで今回は、「学歴・教養を持つことによってどんな良いことがあるのか?」についてまとめていってみます。

 

『ニュースの“なぜ?”は日本史に学べ 日本人が知らない76の疑問』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

「学歴は防具、教養は武器、語学は翼」となる

  • A:「学歴こそが大事だよ。」
  • B:「いやいや、学歴なんかより教養が大事だ!」

こんな論争、よく聞きますよね。

一歩引いて客観的に考えると、「学歴」と「教養」のどちらが良いか悪いかなんて、一概に決められるものではないことはわかります。

 

しかし、この論争を考えるにあたって、とても良いヒントとなる文章を見つけました。

「学歴は防具、教養は武器、語学は翼、となる。」

とてもコンパクトで、かつ、非常に重要な言葉ではないでしょうか?

 

学歴も教養も、それぞれが「別の良さ」を持っている

実際に「学歴」それ自体は、現代ではそこまで大きな武器にはならない、そう感じている人は多いでしょう。

学歴が低くても良い会社に就職する人もいれば、学歴が高くても就活で失敗し、仕事ができない人は沢山います。

 

しかし、やはり学歴がある人は、いくらかは得をしているのも事実ですよね。

たとえば、今勤めている会社が何らかの理由で潰れてしまい、次の就職先を探すとしましょう。

こういった場合、学歴が高い人の方がそうではない人に比べて、より良い働き口を見つけやすい、ということは想像がつくと思います。

 

このような例で考えると、学歴とはつまり「防具」である、と言えるんですね。

言い方を変えれば、「保険」とも言えます。

 

一方、学歴とよく対比される「教養」はどうか。

改めて定義を振り返ると、教養とは、「どれだけ世間の色々なことを、周囲の人より知っているか」ということでした。

 

そういった知識・教養があれば、周りの人と上手に人間関係を作ったり、他の人が気づいていない需要を見つけて起業し、お金を儲けることができるわけです。

こういったことを考えると・・・、やはり「教養こそが武器である」と言えるわけですね。

 

そして、「語学」は、「翼」である、という言葉。

なぜ、語学を”翼”と表現するのか?

 

この言葉の意味を考えるために、仮にあなたが、「教養・学歴が十分だが、語学の能力が全くない場合」を考えてみてください。

語学の能力がない、つまり、日本語しか扱えない場合、あなたの高い能力は、日本という狭い環境でしか活かせないことになります。

 

しかし、ひとたび語学を身に着けてしまえば、戦えるフィールドが「世界」へと、何十倍にも広がるわけです。

英語を中心とした語学を多数習得することで、自分が活躍できるフィールドがぐぐっと広がる。

だからこそ、「語学は翼」と言えるわけですね。

ヒヨコ
この言葉は本当に気持ちが良く、まさに「言い得て妙!」という感じです笑

 

学歴が高い人は優秀な”確率”が高い

以上が、簡単なまとめですが、最初に「学歴は防具になる」と述べた点について、もう少し深ぼっていきます。

もしかしたら、学歴が高いだけで良い就職先が見つけやすい、という今の状況に、不平・不満を抱いている方もいるのではないでしょうか。

ヒヨコ
「子供の時に人より頑張ったからと言って、ずっと優遇されるのはおかしい」と思っている人は沢山いるはずです。

 

では、なぜ、学歴が高いほうが、就職面などで優遇されてしまうのか。

それは、一言で言ってしまうと、学歴が高いということは、「優秀である”確率”が高い」と言えるからなんです。

 

この意味を考えるために、以下のような「実験」について想像してみてください。

「A:学歴が高い人100人のグループ」と、

「B:学歴が低い人100人のグループ」を作り、

一斉に同じ仕事をさせる実験です。

 

どちらのグループが、より仕事ができると思いますか?

確実にどちらか?というのはもちろん断言はできません。

しかし、「どちらかと言うと、Aグループの方がパフォーマンスが良い”可能性が高い”」とは言えるのではないでしょうか?

 

間違えないでほしいのは、学歴が高い人が必ず仕事ができる、と言っているのではありません。

学歴に関係なしに、仕事ができる人もいれば、できない人もいるわけです。

 

しかし、高学歴のほうが、一般的に仕事ができる人である可能性が高いのです。

だからこそ、安全に良い人材を採りたい会社は、高学歴の人を積極的に採用するんですね。

ヒヨコ
面接だけで能力を判断しないといけない以上、企業側からしたら、仕方のない状況だと言えます、、!

 

「資格」の有効性も学歴に似ている

このように考えると、学歴のように「防具」となるものの一つとして、「資格」もあると思っています。

 

たとえば、英語の能力を測る「TOEIC」で考えてみましょう。

 

TOEICに少しでも触れたことがある人はよく知っているかと思いますが、よく以下のような論争をネットで目にします。

  • 「TOEICで高得点なんかとっても、本当の英語力とは関係がない」
  • 「TOEICが低くても、英語が話せるやつなんていくらでもいる」

上記の意見は、紛れもない”事実”だと思います。

 

しかし、この話に対しても、学歴と同じ考え方が適用できるんですね。

つまり、「TOEICの点数が高い人は、英語ができる”確率”が高い」のです。

 

これも学歴の時に出した例と同じ考え方を適用してみます。

「TOEIC900点の人100人」と、「TOEIC未受講者100人」を集め、アメリカ人と会話をさせたとして、どちらがより適切なコミュニケーションができるでしょうか。

前者の方が、欧米人と適切な会話ができる可能性が高いでしょう。

 

結局は、学歴も資格も、「確率」の話ではあるんです。

仮に、「英語力のある人材」を採用したいと思っている企業があるとしたら、その企業は「英語力のある”確率”が高い人=TOEICの点数が高い人」を採用するのも、理にかなっているのです。

 

逆に言えば、TOEICの点数を取れば、企業に対して、「自分は英語ができる可能性が高いですよ。」と証明ができるわけです。

「資格なんて取っても意味がない」なんて言う人もいますが、資格をこのように相手目線に立って考えると、資格の重要性もわかるのではないでしょうか。

ヒヨコ
資格を取ることはあくまで手段でありますが、、。それでも、取っておくに越したことはない、と思っています!

 

まとめ

今回の話をまとめると、次のようになります。

この記事のまとめ
  • 「学歴は防具、教養は武器、語学は翼」となる
  • 学歴が高い人は、優秀である”可能性が高い”とみなされる
  • 資格も学歴と同じ効果があるため、資格取得をすることも有効な一手となる

 

ヒヨコ
学歴や教養、語学がどんな効果を持っているかを再認識して、今後も勉強を頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

↑歴史について現代を考えた良書でしたよ!

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