「問いの立て方は合っている?」【答えよりも”どう問いを立てるか”が重要】

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こんにちはネルです!

今回は、「問いの立て方は合っている?」【答えよりも”どう問いを立てるか”が重要】というテーマで話をまとめていきます!

参考にした本は、小坂井敏晶『社会心理学講義』です!

ヒヨコ
特に「誤った問いの立て方」について、とても面白い例え話があったので紹介します!

 

この記事のポイント
  • 問いの立て方自体には細心の注意を払う
  • 安易な答えに飛びつくのは「明かりがある所だけ」で模索しているようなもの
  • 第3者の冷静な視点も素直に取り入れるべき

 

『社会心理学講義』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

それでは、順番にポイントをまとめていきます!

 

答えを早急に求めるのは誤り

私たちは何か問題にぶつかった時、その答えをすぐに得ようとしてしまいがちです。

目の前の「それっぽい答え」に安易にしがみついてしまう。

これは、未解決の問題がある状態が続くのは心理的に負担になり、それを早く解消しようとする人の心理が大きく関係しているそうです。

 

しかし忘れてはいけないのは「問いの立て方が合っているか」という疑問を持つ冷静さです!

 

誤った解決策の立て方

たとえば、以下のような問題があったとします。

「店舗の売り上げが落ちている。1年前のデータと比べたら、客単価が落ちているのが原因」

これに対し、挙がった解決策が以下。

「メニューを増やすことで、客の注文数を増やそう」

これは果たして正しい解決策なのでしょうか?

 

もしここで、「そもそも客単価が落ちているのはなぜか?」という疑問をもつとします。

 

そのとき、以下のような答えが見えてくるかもしれません。

「客の傾向を分析したら、1年前より、幼児がいる家族連れのお客さんが増えている。よって、子供向けメニューを新しく入れることで、さらに来店数が増えるのでは?」

 

つまり、「客単価が落ちているから、客単価が増えるメニューを考える」のではなく、「客単価が落ちた原因をしっかり分析することで、新たな勝機を見出す」という大きな違いがあります!

ヒヨコ
問題の原因をもう一度振り返る目は確かに大切ですよね…

 

鍵を落とした男の例え話

ここで、「誤った問いの立て方」として、とても面白い例え話があったため、引用します。

ある夜、散歩していると、街灯の下で捜し物をする人に出会う。鍵を落としたので家に帰れず困っていると言う。一緒に捜すが、落とし物は見つからない。そこで、この近くで落としたのは確かなのかと確認すると、落としたのは他の場所だが暗くて何も見えない、だから街頭近くの明るいところで捜しているのだと。

引用:小坂井敏晶『社会心理学講義』

まさに、「目の前のわかりやすい、それっぽい答え」に安易にしがみついている人を表している話です。

ヒヨコ
鍵を落としたのは別の場所なのに、明かりのある所で鍵を探しているのは、「冷静な第3者目線で見ると」とても滑稽ですよね!

 

感情に流されず真因を考えるべき

問題が行き詰まれば行き詰まるほど、私たちは目の前に答えの“ようなもの”がぶら下がっていると、簡単に飛びついてしまうリスクが高くなります。

そうして一度誤った問いを立ててしまうと、それに対する「無駄な」解決策に時間が取られてしまい、大きな損害が出てしまいます。

 

「いくつか対策を取っているにも関わらず、一向に解決する気配がない・・・」という時は、解決策そのものよりも、「問いの立て方」に問題がある可能性が高いのです。

自分が慣れた思考に囚われていないか、本当に問題の根本から丁寧に向き合ったのか、この姿勢を片時も忘れないようにしていきたいですね!

ヒヨコ
自分自身が冷静な知識を得ることも大切ですが、「他人の冷静な意見」を取り入れることも、課題解決の視野を広げるうえで重要なことですよね!

 

まとめ

今回は、「問いの立て方は合っている?」【答えよりも”どう問いを立てるか”が重要】というテーマで話をまとめていきました!

「目の前の安易な答えには飛びつかない」このことをぜひ覚えておきたいですね!

 

この記事のまとめ
  • 問いの立て方自体には細心の注意を払う
  • 安易な答えに飛びつくのは「明かりがある所だけ」で模索しているようなもの
  • 第3者の冷静な視点も素直に取り入れるべき

『社会心理学講義』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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