こんにちはネルです!
今回は、【数学を勉強する意味は”考える力”をつけるため】というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、三田紀房『成功の五角形で勝利をつかめ!』です。
- 考える力をつけるための学問が「数学」
- 数学は定理などを覚えるのではなく、「解く」というプロセスにこそ意味がある
- 思考を積み上げるという力はどんな教科にも非常に有効な武器となる
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
数学は”考える力”をつけるために勉強する
”数学”という言葉は、聞くだけでも嫌になる人は少なくないと思います。
特に高校まで上がった頃には、微分積分や虚数などの難しい話が出てきて、理解するの骨が折れますよね。
すると、「こんな難しい数学を学んだところで、社会に出てから全く使わんだろ~」という考えに至ってしまいがちです。
しかし、著者は言います。
「数学とは考えることそのものを扱う学問である」
つまり数学は、難しい数字をこねくり回すための学問ではなく、それによって「考える力」を養うためのものであるわけなんです。
「解く」というプロセスにこそ意味がある
数学が何よりも厄介なのは、「社会」科目などとは違って、暗記しただけでは全く歯が立たないものだからです。
頭から煙が出るくらいに考え、一歩ずつ論を積み重ねていくことでようやく解答にたどり着く。 だからこそ、数学の問題では意味など考えず、次から次に解いていくことのみが求められる。「解く」という行為の中にこそ意味があるのだ。
(本文引用)
「この一歩ずつ論理を積み重ねていく」という体験こそが、数学の醍醐味であり難しさであるわけなんです!
よって、「こんな難しい数式や定理を覚えても絶対役に立たない」という発言は、的が外れたものであると言えます。
数学を学ぶ本当の意義は、「それらの定理を一つ一つ矛盾なく積み重ねていくことで、誰から見ても正しい普遍的な答えを導き出す力をつける」ことにあるんですね。
よく、「数学が得意な人はロジカルシンキングも得意」とも言いますが、これは何もロジカルシンキングに数字が必要だからではなく、「論理的に思考を積み重ねる能力の高さ」を指しているものなんです!
勉強の基本が数学
これまでまとめてきたように、数学は思考を積み重ねる力を養うもの、ということでした。
これはつまり、「数学ができるようになれば、考える習慣がつく」とも言えるわけなんです!
考える習慣というのが、勉強の本質、基本となるわけなんです。
たとえば、数学とは真反対の性質を持っていると思われがちなのが「社会」ですよね。
確かに、歴史の出来事や人物名を完璧に覚えていくだけで、テストでは満点が取れることもあると思います。
よって、数学が苦手な人は社会で良い点数を取れるように勉強時間を割くという戦略もよく見られますよね。
しかし、社会にも「考える力」というのはやはり重要であることは忘れてはなりません!
一つ一つの歴史を教科書で見たときに、
- 「なぜ、この国は戦争で負けたのか?」
- 「政府の機能が衰えるのはどういう場面が多いのか?」
などのように、考える力を持った人は、一つ一つの出来事に対して疑問を持ち、それを解消しようとすることになります。
まさに「思考の積み上げ」が癖になっている証拠ですよね。
これによって、歴史を一つ一つ頭の中で「論理的に」結びつけていくことができます!
こうやって覚えた人は、それらの歴史を忘れにくくなり、難関校で見られる社会の「論述試験」でも問題なく解くことできるようになるわけなんです。
繰り返すと、こういった「思考の積み上げ」を養うのがまさに数学ということです。
「いいか! 勉強の基本は数学だ! 数学が、勉強が好きか嫌いかの分岐点になる!」 数学ができるようになることは、「考える」習慣がつくこと。それさえできてしまえば、どんな勉強だって好きになれる。
「勉強の基本は数学だ!」この言葉をぜひ意識して勉強にあたってみてください!
まとめ
今回は、『成功の五角形で勝利をつかめ!』より、【数学を勉強する意味は”考える力”をつけるため】というテーマで話をまとめていきます!
これまでなんとなく数学を避けてきた人は、ぜひ簡単なものでも良いので数学を学び直してみることをオススメします!
- 考える力をつけるための学問が「数学」
- 数学は定理などを覚えるのではなく、「解く」というプロセスにこそ意味がある
- 思考を積み上げるという力はどんな教科にも非常に有効な武器となる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!