【人に本を勧める時のコツ】ポイントは”相手の魅力”を入れること

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「人に的確に本を勧めたいけど、なかなか難しいぜ・・・。」

本好きとして、以前からこんな悩みを抱えていたら、以下の本に出会いました。

『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』とかいう、とんでもないタイトルの本です(笑)

内容としては、

「雑貨屋”ビレッジ・バンガード”で長年働き、いろいろな本に詳しくなった著者が、初対面の人にとにかく本を勧めまくる」

という話です。

 

ポイントは、これが作り話ではなくて、「著者の実際の体験談」である、ということ。

既にあらすじだけでもわかる通り、その内容はとても刺激的でした。

 

そして、今回はこの本を読んで、「本を人に勧めるコツ」を学ぶことができました。

その学びをまとめ、皆さんに紹介したいと思います!

 

本を人に勧めるときのコツ

それでは、「本を人に勧めるコツ」とは一体なんなのか。

さっそくポイントとして述べてしまうと、以下の3点です!!

相手に本を勧めるときのコツ
  1. スペックではなく、”雰囲気”から選ぶとウケが良い
  2. どんな相手にも、本を勧める理由付けが鍵
  3. 相手が素敵+この本素敵→だからこの本、という展開で勧める

 

ポイント① スペックではなく、”雰囲気”から選ぶとウケが良い

これは、とても重要な学びでした。

 

紹介の際には、「性別・年齢・職業・趣味」という、その人のスペックから本を選んではいけない。

大事なのは、「その人の雰囲気から、本を選んであげる」ということです。

 

スペックというのは、自分が築いたものであり、自分自身がよく自覚している部分でもあります。

一方で、「相手が自分のことをどう感じているか」という視点は、自分だけでは気づけないことが多いですよね。

 

だからこそ、「相手から見える自分」という観点から選んでくれた本は意外性があったりして、とても貴重なものになるんだと思います。

ヒヨコ
著者は、「その人をイメージした”カクテル”に近い感覚」と言っていました!この比喩で更に納得!

 

  • 「この人は営業マンだからこのビジネス書を!」
  • 「女性で婚活しているからこの小説を!」

こういった進め方はNGで、あくまで「相手の印象」で選んであげるということですね!

 

ポイント② どんな相手にも、本を勧める理由付けが鍵

「この本面白かったから、絶対〇〇くんにも合うと思う!」

自分の好きな本だと、つい勢いで、こんな勧め方をしたことありませんか?

ヒヨコ
私自身も、こうしたくなる気持ちはよくわかります(笑)

 

ここで立ち止まって考えてみて欲しいのが、「その本を勧める”理由付け”が明確か?」という観点です。

 

「この本面白かったから、」は、その”特定の相手”に対して、勧める理由になっていません。

言ってしまえば、「誰でも良いから、この本を読んでみてほしい」と言っていることに等しいんです。

 

一方で、もしも相手からこう勧められたらどうでしょうか。

「この本の△△という部分がすごく印象に残ってるんだけど、そこが、〇〇くんのこういった箇所に合うと思う!」

こんな風に勧められたときには、「もう読むしかねえ!」なんて気になりますよね(笑)

ヒヨコ
「なぜ、この本を”この人に”勧めるのか?」本を紹介するときは、この観点を忘れないようにしたいです。

 

ポイント③ 「相手が素敵+この本素敵」→「だからこの本」という展開で勧める

最後に、一番重要なポイントをご紹介します!

このポイントをおさえることで、本を勧めるときの何よりも強烈な”武器”になると思います。

 

その方法とは、以下のように話を展開することです。

  1. 「あなたは、〇〇というところが魅力がある。」
  2. 「そして、この本は△△という点がとても面白くて、あなたの〇〇という魅力にピッタリ合う。」
  3. 「魅力があるあなただから、この本がおすすめ!」

つまり、言ってしまえば、「最初の2つのポイントの合わせ技」とも言えるものです。

 

①相手の雰囲気を褒め、

②面白かった本を褒め、

③「相手の良さ」と「本の良さ」がマッチする

という話の持って行き方です。

ヒヨコ
シンプルながらも、非常に合理的なテクニックではないでしょうか。

 

著者は、ここで以下のようなたとえ話を紹介していました。

都会のデパートやブランド店のいちばん目立つ場所に、素敵に輝くドレスがディスプレイされていたとして。ふと通りかかって目がとまり「綺麗なドレスだなあ」と思ったときに、いっしょに歩いてた友人や恋人が立ち止まり、「あなたに似合いそうだね」と言ってくれたら、やっぱりうれしいんじゃないだろうか。

(本文引用)

そう、大事なのは、「素敵なものが、素敵な相手に”似合う”」ということなんです!

 

本を紹介するとはすなわち、「相手に対するメッセージ」である

ここまで人に本を勧めるときのテクニックをまとめてきましたが、、

正直、本を勧めても、その人が実際に読んでくれることって少ないですよね。

 

相手が普段から本を読むタイプでなければ、そのときは「ありがとう!」と思っていても、その本をもらって家に帰ってから本棚に放置・・・なんてこと多いと思います(笑)

 

でも、もしそれが、

「こんな素敵な本があったけど、〇〇のこういった良さとすごく合うと思うんだよね!」

こういう言い回しで本を渡されたら、その本が絶対に気になりますよね・・・!

 

なぜなら、その本のタイトルや中身が、相手から自分へのメッセージだという印象を受けるからなんです。

「この人は、自分のことをどう捉えているんだろう、、。」

その答えが、紹介された本に書いてある、ということになるからです。

ヒヨコ
だからこそ、本を勧めるときはただの理由付けで終わらせるのではなく、「双方の魅力が一致した」というような観点が重要なんですね!

 

「魅力的な相手」+「魅力的な本」でサンドイッチして紹介してあげる、という技の紹介でした!

 

まとめ

ふと出会った人に対し、効果的に人に本を勧めるのって、実はかなり難易度が高いはず・・・。

なぜかと言うと、その人の魅力に合う本を、「自分がこれまで読んできた本の知識ストック」から瞬時にサーチしないといけないからです。

 

だからこそ、即座に人に本を勧めることができる人って、

  • 「相手の魅力に気付ける人」
  • 「普段から幅広く読書をしている人」

という2点を満たしていないといけないんですよね。

「出会い系サイトで出会った人に本を勧めまくる」なんて、一見とんでもない内容ではありますが、実は著者がかなりの力量であることがよくわかります。

ヒヨコ
自分もこれからもっと色々な本を読んで、人にさっと本を勧められる人になりたいです・・・!

またこの本は、出会い系サイトで実際に合った色々な”変な人”との会話が豊富にのっています。

「次はどんな変人が来て、花田さんはどんな本を勧めるんだろう・・・」と、かなりワクワクして読み進められますよ!

特に、本を勧めることに興味がある・出会い系サイトに関心がある、という人にはおすすめです!(笑)

 

自分が体験しないような世界の話をこうやって味わうことができることも、非常に大きな本の魅力ですよね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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