【論理の飛躍をなくす方法】人にわかりやすく伝えるには

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先日以下の本を読みました。

『「お前の言うことはわけがわからん!」と言わせないロジカルな話し方超入』

 

「もう少しロジカルな話し方ができるようになりたい・・・。」と思い本書を読みましたが、結果的に、「論理の飛躍をなくす方法」として、とても有用なコツを手に入れることができました。

 

本当にちょっとしたポイントなのですが、それを意識するだけで、人に物事をスムーズに伝えられるようになると感じました。

自分の中の整理も兼ねて、まとめていってみます!

『「お前の言うことはわけがわからん!」と言わせないロジカルな話し方超入』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

この記事のまとめ
  1. 相手に物事がスッと伝わらないのは「論理が飛躍」しているから
  2. 論理の飛躍をなくすには、「文と文の間に、キーワードを重複」させる
  3. キーワードの重複によって、論理の抜け漏れに自ら気付ける

 

論理の飛躍をなくす方法

では、その「論理の飛躍を無くす方法」とは一体どんなものか。

 

結論から言うとそれは、以下のとおりです。

【ポイント】「文と文の間に、同じキーワードを使う。」

 

このポイントを守るだけで、「あれ、自分の説明には、この一文が抜けているな・・・。」と自ら気づける可能性がぐんと上がります。

どういうことか具体的に説明しますね!

 

悪い例

まずは、比較をするために悪い例から。

 

以下の文章を読んで、すぐに意味がわかりますか?

「高速道路を無料化することで、経済が活性化するはずだ。」

・・・意味はなんとなくわかりますが、どこかしっくりこない感じもあると思います。

 

では、なぜこの文章はしっくりこないのでしょうか。

その理由は、「中身の論理が省略されているから」なんです。

つまり、仮定と結論が直接つながってしまっていて、「その間を補う論理が、聞き手の想像に任せられてしまっている。」ということなんですね。

 

良い例

そこで、この文章をロジカルにするため、「文と文の間に、同じキーワードを使う」という手法を用いてみます。

 

  1. 高速道路を無料化すべきだ。
  2. 高速道路が無料になると、旅行に行く人が増える。
  3. 旅行に行く人が増えると、現地にお金が回り、経済が活性化するはずだ。

 

最初の例より、引っ掛かりなく、「ふむふむ」と読めたと思います。

 

なぜこちらの文章のほうがスムーズに読めたか。

それは、②「高速が無料になると、旅行に行く人が増える」という文が入ったことにより、主張する人の「根拠」が明確になったからです。

 

人は「自分にとって自明のこと」は、説明を省いてしまう

そもそも、人は何かを伝える時、”自分の中では”論理の繋がりを考えているはずなんです。

「こうだとすると、これがこうなるから、あれがああなって・・・。」と順番に考えていくのが普通ですよね。

 

しかし、折角頭の中で綺麗につながっていた論理であっても、人に説明する際には、その間の部分を省略して伝えてしまう場合が多いんですね。

その原因が、自分にとって「そんなの当たり前だろ。」と思えるような根拠だった場合、説明不要だと無意識に判断してしまうからだと推測できます。

 

仮に、その根拠や事実が「相手にとっても自明」であるなら問題ありません。

 

しかし、自分にとって常識的な考え方でも、相手にとってはそうではない、ということはよくあります。

そのため、単純なことであっても根拠を明確にして相手に伝えないと、相手は、「??」となってしまうんですね。

 

根拠が明確になると、情報の受け手は納得感を得ながら聞けるため、スムーズなコミュニケーションを取ることができるようになります。

また、「ここの根拠が誤っているため、その主張は正しくない」と指摘を受ける機会も得ることができるのも、大きなメリットです。

 

自分への「監視」のために、キーワードを重複させてみる

「自分にとって自明のことでも、しっかりと根拠を混ぜた上で相手に意見を伝える。」

これが、論理的に伝えるコツだということをまとめました。

 

一方で、この事がわかっていても、普通に話をしているだけでは論理がついつい飛躍してしまうのもまた事実だと思うんです。

「これからは、論理の飛躍をしないように意識します。」

・・・これだけでは、簡単には改善されないのが目に見えていますよね。笑

 

だからこそ、意識的に「キーワードを重複」させることで、論理の飛躍がないかという「自分自身への監視」をつけることがとても重要なんです!

「文と文の間のキーワードを重複させる」というルールは明確なため、そのルールを守ることで、結果的にロジカルな話し方につながる、という作戦なわけです!

ヒヨコ
単純だけど、すごく納得した話でした・・・!

 

ブログでも同じ手法が使える

余談ですが、本テクニックは「ブログの記事を書く際にも使える!」と思いました。

 

というのも、文章を書く中でも、論理の飛躍は生まれやすいからです。

自分が勢い込んで書いた文章を読み返してみて、「なんだか文がわかりづらい・・・。」という現象が、頻繁におこってしまいます。

 

「分かりづらい文章を書く奴は、そもそも文章のセンスがない」と言われてしまえば、それまでなんですが…笑

では、「なぜ文章が分かりづらいのか?」深堀りしていくと、大きな原因が「その文の論理が飛躍している」ことだったりします。

 

今回、本書を読んで、ロジカルに伝えるコツ「文と文の間に、キーワードを重複させる。」ということを学びました。

本ブログでも、論理の飛躍をなくすために、本手法を積極的に活用していきたいと思っています。

 

  • 「お前の話はわかりづらい!」と言われたことがある人
  • 自分の文章に納得感が持てない人
  • 「ロジカルって何だよ。。」と嫌気がさしている人

ぜひ、この手法を活用してみてください!

 

この記事のまとめ
  1. 相手に物事がスッと伝わらないのは「論理が飛躍」しているから
  2. 論理の飛躍をなくすには、「文と文の間に、キーワードを重複」させる
  3. キーワードの重複によって、論理の抜け漏れに自ら気付ける

『「お前の言うことはわけがわからん!」と言わせないロジカルな話し方超入』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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