【医療保険の必要性について】『臆病者のための億万長者入門』より

【医療保険の必要性について】『臆病者のための億万長者入門』より

こんにちはネルです!

前回、「生命保険は不要か?」という記事を書きました!

【生命保険は不要か?】”不幸の宝くじ”と呼ばれる理由

【生命保険は不要か?】”不幸の宝くじ”と呼ばれる理由

2019年11月26日

 

ここでは、確率と高額な手数料の関係から「生命保険は基本的に不要である」ということを述べました。

このとき、以下のような疑問を抱く人は多いのではないでしょうか。

「生命保険は確かに不要かもしれないけど、医療保険は必要じゃない?」

 

そこで今回は、【医療保険の必要性について】再び『臆病者のための億万長者入門』よりまとめていきたいと思います!

 

この記事のまとめ
  • まずは「高額療養費制度」と「平均入院日数」を知ろう!
  • 医療保険の大半は、入院後3ヶ月程度で保険金がもらえなくなる
  • 真に必要な備えは、「長期入院」になった場合

『臆病者のための億万長者入門』(Amazonより)

医療保険の必要性

まず結論から言うと、、「医療保険は、基本的に不要である」ということになります!

もう少し補足するならば、「収入の2,3ヶ月分は貯金がある人は医療保険は不要」と言えるのです。

ヒヨコ
ここでいう「医療保険」とは、入院日数に対して5,000円とか1万円とかの定額の保険金が支払われるタイプの保険です。

 

「なぜ、医療保険も不要なのか。」その理由は大きく以下の2つです。

  1. 日本には「高額療養費制度」があるから
  2. 入院の平均日数はとても短いから

順番に解説していきます。

 

高額療養費制度について

日本は世界的に見ても健康保険制度が手厚いなんてこと言われますが、その理由の1つが、この「高額療養費制度」があるからです。

 

制度の説明を本文より引用します。

長期入院や高額医療で治療費がかさんでも、患者の自己負担は一定額に抑えられるようになっている。医療費が100万円の場合、患者の自己負担は3割の 30 万円だが、高額療養費制度によって1カ月あたり約9万円( 70 歳以上は毎月4万4000円)が自己負担の上限になる。

引用:『臆病者のための億万長者入門』

シンプルにいうと、「1ヶ月の間に9万円を超える医療費は、国が負担してあげますよ。」というめちゃめちゃお優しい制度なんです!

ヒヨコ
こんな素晴らしい制度の存在を、私はこの本を読むまで知りませんでした・・・!

 

よって、まずは「突然の病気で、病院で100万円とかの支払いが生じた場合でも、自分が払う金額はたった9万円で済む」というのが、医療保険が不要となる原因の1つ目です。

 

入院時の平均日数を知っていますか?

「高額療養費制度」の説明を聞いて、次に以下の疑問が出てくるのではないでしょうか。

「1ヶ月分の医療費は最大9万円というのはわかった。けど、、数ヶ月入院とかなったら、毎月9万円を払い続けることになるでしょ?その時が怖いから、医療保険は必要じゃない?」

もっともな意見ですよね。私も以前は同じことを感じていました。

 

では、読者の方に聞いてみたいのですが、「入院の平均日数って何日か知っていますか?」

・・・実は、たった「18日」だそうなんです!

これは医療が進歩してきて、入院日数が日に日に短くなっていることが背景にあるのです。

 

また、がんや心疾患でも20日~25日で、入院日数が1ヶ月を超えるようなものは、「脳血管疾患」(約100日)と、精神疾患(約320日)など、限られたものだけになるのです!

 

・・・よって多くの場合、一度入院することになっても、その入院期間の18日間だけ、医療保険から「入院費用」をゲットできることになりますよね。

これは、金額で10万円ほど。

そもそも入院することがまれなのに、もしそうなってもこれだけの金額しか得られないのなら、「これまで掛けてきた保険代のほうが高額」となる人が圧倒的多数なんです!!

ヒヨコ
「長期の入院をしたらどうしよう」という不安がありましたが、こういったデータを見て考える重要性を強く感じられた箇所でもありました!

 

真に必要なのは、「長期入院」のための保険

このような話から、「もし医療保険に入るとしたら、どんなものが良いか?」という疑問に対しての答えは、「長期の入院になった場合に活きる保険」です!

 

つまり、「入院して数ヶ月後から、無制限に退院まで保険金が支払われる商品」です。

これに入ることで、脳血管疾患や精神疾患になど、3ヶ月以上の入院となった場合にも、貯金がそこを尽きる心配がなくなるわけです。

これで”万が一”のときの心配がなくなるのだから、これこそが保険に期待される役割だ。

 

しかし、保険会社は「売れる商品」を作る

それに比べて、実際の医療保険は、「入院して3ヶ月で保険金の支払いがストップされる」というものばかりなんですね。

つまり、上の「真に必要な保険」は、今の日本にはほとんどないんです。

 

これは、「入院して、すぐに保証金をゲットできる方が安心だし、得だ!」と考える人が多いからです。

よって保険会社も社会のニーズに合わせて、「すぐに」保険金を受け取れる商品を作っていく・・・。

ヒヨコ
医療保険が「合理的でない」特徴をもつのは、こういった理由からだそうなんです。

 

このような現状から、「現行の医療保険は入るべきではない」というのが、結論となっているのです!!

 

まとめ

今回は、『臆病者のための億万長者入門』より、【医療保険の必要性について】まとめていきました!

 

医療保険のことを考える際には、「高額療養費制度」「平均入院日数」の2つのキーワードをまずはおさえてください!

それでも「いや、それでも万が一に備えておかないと不安・・・」と感じる方は、心の健康のためにも保険に入るべきだと思います!

ただ、生命保険の説明の際にも伝えましたが、「保険勧誘員の口車にただ乗せられる」ということだけは、避けるようにしていきたいですね!

 

この記事のまとめ
  • まずは「高額療養費制度」と「平均入院日数」を知ろう!
  • 医療保険の大半は、入院後3ヶ月程度で保険金がもらえなくなる
  • 真に必要な備えは、「長期入院」になった場合

『臆病者のための億万長者入門』(Amazonより)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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