こんにちはネルです!
今回は、 谷山 雅計『広告コピーってこう書くんだ!』の重要箇所をピックアップしてまとめていきます!
- あなたのコピーライトは「誰も読みたいと思っていない」と考えて書く
- 「描写」ではなく「解決」を意識して書く
- センスという「ガソリン」を気にするのではなく、論理という「エンジン」を鍛えよう!
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
コピーライトを書く時のコツ
広告の文字である「コピーライト」をうまく書くコツとは、
「誰もコピーなんか読みたいと思ってない」
という点からスタートすることが何よりも重要だといいます!
自分がある製品の広告を書こうとするとどうしても力が入り、無駄に要素を沢山詰め込んでしまいがち。
しかし、そもそも広告というのは多くの人にとって”邪魔なもの”であり、好き好んで見ようとする人は同業者じゃない限りいないわけです。
そこで、「誰も自分のコピーなんて読みたいと思ってないんだ」という意識を持って書く。
すると、「じゃあ、どうやってそういう興味のない人達を振り向かせるか」という発想になり、短く・シンプルだが効果的な広告が出来上がるというのです。
コピーライトの目的は「描写」ではなく「解決」
これも非常に勉強になった箇所でした。
コピーライトの目的は「描写」ではなく「解決」を意識する。
一体どういうことでしょうか。
例)古本屋を広告する
もし、「古本屋」を多くの人に使ってもらえるような広告を考えてほしい、と依頼が会った場合、あなたならどのような言葉を選ぶでしょうか。
たとえば、
- 古くて懐かしい本が積んである店
- 本好きのがんこオヤジがいる場所
などが思い浮かぶと思います。
しかし、これらはあくまで「古本屋の姿を描写しているだけ」なんですね。
では、「描写」ではなく「解決」とはどういうことか。
本書では以下のような例が挙げられていました。
「お風呂で読むための本なら、ぜひ古本屋で。」
半身浴ダイエットが流行っている現在、お風呂で読書をする人が増えている。
そして、お風呂の中だと本はふやけてしまいますが、安い古本屋の本ならば気兼ねなく使えるのでは、と提案をしているわけなんですね。
これがまさに、「コピーライトで”解決”」している例なんです。
「自分のペンの力で、 いまある状況を美しく描こう」と考えだすと、ちょっと方向がズレてきます。 むしろ考えてほしいのは、「自分のペンの力で、 いまある状況をなんとか変えてみせよう」ということ。 コピーの第一の目的は、「描写」ではなく「解決」なのです。
引用:『広告コピーってこう書くんだ!読本』
コピーライティングは論理という”エンジン”と感性という”ガソリン”がある
良いコピーライトのアイデアを思い浮かべるのは「センス」が必要だろう、と感じる人は多いと思います。
私も、こういった類のものは、センスが非常にものをいうものだと感じていました。
しかし著者は、「コピーライトはセンスは3割程度で、残り7割は論理が重要」だと言うんですね。
論理とはつまり、「どのように考えて書けば、良い広告が書けるか」という「知識・ノウハウ」のこと。
これらに対し、さらに著者は面白い例を出していました。
エンジンが論理、ガソリンが感性で、2つが合わさって、コピーライティングという動力を生み出す。
ガソリンという感性・センスは、”石油”から出るものだから、天然資源であって生まれながらに持っていたり、これまで何をどのように考えて生きてきたかに依存している、と言えます。
しかし、エンジンという”論理”は、人から教わることによっていくらでも伸ばすことができる。
たとえ、ガソリンがちょっとしかない人でも、最高のエンジンを持っていれば良い出力が出せる。
だからこそ、多くの人はガソリンの量、つまり自分のセンスに対して評価するのではなく、いかによい「エンジン」を身につけるか、ということに注力すべきなんですね!
まとめ
今回は、 谷山 雅計『広告コピーってこう書くんだ!』の重要箇所をピックアップしてまとめていきました!
人を魅了する文章を書けるだけで、その人のチャンスは一気に広がるものだと思います。
私自身も広告業界ではありませんが、こういったコピーライトの技術をこれからもどんどん吸収していきたいと思います!
- あなたのコピーライトは「誰も読みたいと思っていない」と考えて書く
- 「描写」ではなく「解決」を意識して書く
- センスという「ガソリン」を気にするのではなく、論理という「エンジン」を鍛えよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!