こんにちはネルです!
今回は、「アイデアを作る5つの過程・方法」をまとめていきます。
参考にした本は、ジェームス W.ヤング『アイデアのつくりかた』です。
- アイデアを生み出す際に重要なのは「休息」の時間
- 既存のモノの新しい組み合わせでアイデアは生まれる
- アイデア力は、どんな人にも必須の技術!
アイデアを作る5つの過程
今回紹介する『アイデアのつくりかた』という本は、そのタイトルの通り「良いアイデアを生み出す方法」として世界的な名著となっています。
実に30年以上前に書かれた本にも関わらず、今でも読みつがれているほどの影響力のある本です。
そして今回は、この本から一番のポイントを抜き出してまとめました。
結論から言うと、著者のジェームス W.ヤングは「アイデアを作る5つの過程」として以下を挙げています。
- 資料を集める
- 集めた情報から様々な組み合わせを考えてみる
- あえてアイデアについて全く考えない時期を設ける
- アイデアの誕生
- そのアイデアを実現させるため粘り強く取り組む
アイデアは「組み合わせ」である
最近は耳にすることも多いと思いますが、アイデアというのはそもそも「誰も想像もしなかった空想上のもの」というものではありません。
アイデアは、「既存のモノ同時の”新たな組み合わせ”」に過ぎないのです。
日常生活にある色々なものを、既存の概念に囚われることなく、「違ったものに応用できないか?」と考える。
これこそが良いアイデアを生み出す最大の方法なんです。
例)回転寿司が生まれたのは、工場のベルトコンベアから
アイデアは「既存のモノ同士の新たな組み合わせ」から生まれる、と言う話で有名でわかりやすい例が「回転寿司」です。
握ったお寿司が、ベルトに流れてきて自動的にお客さんのもとに運ばれる。
この突飛なアイデアを思いついた人は、「工場で、製品がベルトコンベアで順番に流されてくる」というものを見て、これを飲食店に活かしたらどうなるか、という発想をしたそうです。
出来上がってしまえば大したことのないように思えるアイデアでも、1から生み出すのはとてもすごいことだと思います。
このように、アイデアを出すためには「既存のモノに縛られない柔軟な考え方」が重要になってくるんです。
重要なのは、③「あえてアイデアについて全く考えない時期を設ける」
アイデアを生み出す過程で個人的に一番重要だと思った箇所が、③「あえてアイデアについて全く考えない時期を設ける」です。
アイデア作成のこの第3段階に達したら、問題を完全に放棄して何でもいいから自分の想像力や感情を刺激するものに諸君の心を移すこと。音楽を聴いたり、劇場や映画に出かけたり、詩や探偵小説を読んだりすることである。
引用:『アイデアのつくりかた』
②でアイデアを一生懸命考えていたにも関わらず、急に③でアイデアを考えることをやめる、とはどういうことなのでしょうか。
アイデアが訪れるのは「緊張を解いている」とき
③でアイデアについて考えることをやめていても、脳は絶対にそのことを自動的に考え続けています。
そして、自分が純粋に好きなもの、音楽を聴いていたり、映画を見ているときに、ふと頭の中でアイデアが”発火”したようにポンッと現れる。
これこそが、アイデアの奇跡的な誕生だというのです。
アイデアの訪れてくるき方はこんな風である。諸君がアイデアを探し求める心の緊張をといて、休息とくつろぎのひとときを過ごしてからのことなのである。
③「休息」こそが、多くの人が見落としがちな罠
アイデアの生み出し方として5つの過程を紹介しましたが、だいたいどれも当たり前のことを言っているように感じている人も多いと思います。
しかし、ただ1つ③「休息」の時間だけは、意図的に実施できている人は少ないのではないでしょうか。
アイデアを「うんうん」唸って考え続けても、全く良いものは生まれない。
そういった段階に入ったら、「あえて距離をおこう!」という冷静な対処ができるかどうかが、鍵になってくるんです。
まとめ
今回は、『アイデアのつくりかた』より、「アイデアを作る5つの過程・方法」をまとめていきました!
アイデア力というのは「商品開発」や「企画」などの職種の人だけではなく、どんな人であっても必ず大切な武器になってくると思います。
ぜひ、ここで良質なアイデアを生み出すコツについて、ちらっとでも記憶しておいてほしいです!
- アイデアを生み出す際に重要なのは「休息」の時間
- 既存のモノの新しい組み合わせでアイデアは生まれる
- アイデア力は、どんな人にも必須の技術!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!