「ビジネスマンたるもの、アート・芸術を知っておかねばならない!!」
最近、こういったことを耳にするようになった気がしませんか!?
今まで「ビジネスの場では論理思考が大事だ!」とか散々言われてきたのに、、
急になんで、”非ロジカルの代表”みたいなアートを勧めてくるの!?
自分は、そう感じてました・・・(笑)
理系っぽいことをゴリゴリやってきた人や、ふつうのサラリーマンにとって、
「アート=全然ロジカルじゃない」「よくわからないもの」というイメージがあると思います。
自分もその気持ち、よく分かる側でした。
しかい!ここ数年で、「アートに関する良書」に何冊も出会い、その考えが大きく変わりました。
なんというか、
「アートのことちょっと勘違いしてたわ・・・。」
みたいな感覚になってきるんです。
そこで今回は、自分と同じように、
「ビジネスの場にアートなんて要らんだろww」
と思っている方に向けて、「厳選した3冊」を紹介します!
最初に、おすすめの3冊まとめ
結論からお伝えすると、紹介するのは以下の3冊です!
- 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
- 13歳からのアート思考
- 怖い絵
ポイントは、「できれば、この1~3の順番で読んでみてほしい!」ということです。
この順番で読むと、内容が”すっと”頭に入ってきやすいです!
1.世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
まず最初に紹介するのが、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』です。
著者の考えがつらつらと書いてあるのではなく、「たくさんの事例」が紹介れているのが特徴で、”説得力が段違いに高い”のが特徴。
読んでいると、
「な、なるほど、、。」「まあ確かに、美意識って大事なことかもしれんな。。」
と、”納得せざるを得ない”状況にまで追い込んでくれます(笑)
もし経営における意思決定が徹頭徹尾、論理的かつ理性的に行われるべきなのであれば、それこそ経営コンセプトとビジネスケースを大量に記憶した人工知能にやらせればいい。(中略)
そこには人間の美意識や直感が介在する余地はありません。
(引用:p.65 『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』)
「ビジネスにアートとは!?」「デザイナー気取りかよ!笑」
とか思っているそこのあなたこそへ!!この本は必読です!!
アートの重要性が非常にロジカルに語られるので、必ず、「ぐぬぬ、、。」となることをお約束します。
2.13歳からのアート思考
さて、1冊目で「アートの大事さ」が分かったくれたところで、次はこの本が響くと思います。
『13歳からのアート思考』です!
1冊目を読むと、「アートが大事なのはわかった。」「でも、アートを知るために美術館行こうとはならない、、。」
って感じる人が大量にいらっしゃると思います・・・(笑)
もしそんな気持ちなら、この本は絶対に読んでください。
「アートの捉え方が、そもそも間違ってるよ!」ってことを、凄まじく優しい授業形式で解説してくれています。
「おそらく作者は○○を表現したかったのではないか?」
この考えのウラには、「『作品の見方』は作者が持っている」という”思い込み”が見え隠れしています。
(中略)
しかし、今回のエクササイズの狙いは、鑑賞者であるあなたが「作品とのやりとり」をすることです。
作者のことはいったん忘れて、「あなた自身がこの作品だけから感じたこと」をストーリーに落とし込んでみてほしいのです。
(引用:Kindle位置1,480 『13歳からのアート思考』)※強調追加
「アートとは、答えを探すこと”ではない”。」
「”自分なりの感じ方”を見つけることなんだ!」
これが、本書の主張です。
この本で追体験していくと、いままでのアートの捉え方を反省するレベルの気付きが得られます。
※また、3冊の中で一番”読みやすい”本なので、サクッと読み切ることができます!
3.怖い絵
紹介する最後の本が、『怖い絵』です。
表紙の「中央の女性」の顔が怖くて、既にゾッとしますね、、笑
この本は、以下のような構成で書かれています。
- まずは”解説なし”に、絵を一面に載せて紹介
- → その絵の解説:「実はこの絵は・・・!!」
- (以下ループ)
たとえば、「表紙絵」に対する解説を紹介すると、次のように書かれています。
一番恐ろしいのは天変地異でも幽霊でもなく”生きた人間”だと肝に銘じた者にしか、『いかさま師』のぎろりとした横眼は描けなかったのかもしれない。
(引用:Kindle位置:210 『怖い絵』)
そう。中央の女性は、ギャンブル中に”いかさま”をして、相手から金をむしり取ろうとしている場面なんですね、、!
こういったことを、”当時の歴史を交えて”解説してくれています。
自分も本書を読んで、
「お、、この絵は何だ。普通に見えるな~。」
「・・・・・・ん?奥に立っている紳士が、なんか怖くない?」
「何かを狙っている顔か?え、、?中央の人に対して、恨みがあるってこと、、?」
という感じで、独り言をいうように楽しめました!
そういった「じっくりと絵を見て、自分なりに”ぶつぶつと”考える」行為。
これは、アートにかかわる仕事をしていない普通の人にとって、「なかなか味わえない体験」だったりしますよね。
美術館に行って、解説を読んで、絵を見て、「ふ~~ん。」で、終わり・・・。
こんな体験ではなく、「絵をじっくり味わう事を」自然に味わわせてくれるのが、本書「怖い絵」でした。
まとめ
今回は、「アートの重要さ、楽しさ」がわかる本を厳選して3冊紹介してきました。
- 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
- 13歳からのアート思考
- 怖い絵
特に、1→2→3という順番で読んでみると、「アートの良さ」を、必ずや感じてくれると思います。
3冊読むのはしんどい場合は、ビビッときた1冊だけでも、ぜひ手にとって見てほしいです!
最後に、芸術家として”超有名”な「ピカソ」の名言を引用して終わりにします。
「すべての子どもはアーティストである。問題なのは、どうすれば大人になったときにもアーティストのままでいられるかだ」
(パブロ・ピカソの名言より)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
【今回紹介した本】
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