【ケチと節約の違いとは?】『世界一受けたいお金の授業』より

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「お金をあまり使わない人に対して、『ケチ』と言う場合と、『節約上手』と言う場合の”違い”って何だろう・・・?」

この疑問に対しての答えをまとめてみた記事です。

 

参考にする本は『世界一受けたいお金の授業』です!

 

「普段はお金を節約したいけど、だからと言って、周りに”ケチ”とは言われたくない、、。」

そんな方にこそ、ぜひ読んでほしい記事です。

 

 

それでは順番にまとめていきます!

 

ケチと節約の違いは、「周りを喜ばせるため」にお金を使えるかどうか

それでは結論から、「ケチと節約の違い」についてまとめます。

 

それは、「周りを喜ばせるため」にお金を使えるかどうかです!

 

詳しく言うと、それぞれ以下のように定義できるんです。

  • ケチ:他人を喜ばすためであっても、お金を使わない
  • 節約:他人のためならお金を使う。一方で、自分のための出費は努力して抑える

 

ケチっていうと、なんか嫌な感じ、友達にはしたくない印象を抱きます。

それは、ケチとは、「他人が喜んでくれる場合であっても、身銭を切ることができない」性質があるからなんですね。

 

一方で、節約上手と呼ばれる人は、あくまで「自分のためのお金なら、我慢できる」という人のことです。

自己完結できる話なので、ケチの人と違って嫌悪感も覚えないし、むしろ、「お金の管理がしっかりしている人」という印象を受けるんですね。

 

ケチと節約上手な人の具体例

ケチと節約上手な人が取る行動の具体例としては、それぞれ以下のようなイメージです。

 

例)【後輩と飲みに行ったときの会計時】

  • ケチな人  :「俺もお金ないから、ここは割り勘な!」(この浮いた金で、新作ゲームを買おう、、!)
  • 節約上手な人:「ここは先輩である俺が払うわ。」(この1ヶ月は、食費を浮かすために、ちゃんと自炊しよう、、!)

 

ヒヨコ
ケチな人は「自分が全て」、節約上手な人は「相手が喜んでくれるのが重要」ということですね。

 

「ケチと節約の違いってなんだろう?」と問われた時、案外すぐには答えが出ない人は多いと思います。

でも、こういった例で考えると、納得感をもって覚えておくことができますよね。

 

「自分は何に価値を置いているか」を明確にしておこう

実は、「ケチな人」にならないためには、ポイントがあります。

ポイントを本文から引用します。

 

「自分が何に価値を置いているのか」を自覚していない人は、無計画に浪費して、あとで後悔したり、逆に無目的にお金を貯め込んで、周りから「ケチ」と言われたりするのです。

(Kindle位置:248)

 

そう、お金を適切に扱うためには、

  • 自分が何に価値を感じるのか?
  • どんなものだったら、金額は高くても買いたいと思えるのか?

こういったことを明確にしておくべし、ということなんです。

 

つまり、「お金を使う基準」を決めておくということですね!

お金を貯めることが好きなタイプでも、この基準があるかないかで、「ケチか節約上手か」という違いが生まれているとも言えます。

 

ケチな人って、そのものの価値については深く考えず、「ただ単純に、お金がどれだけ財布から出ていくか」しか考えません。

そのため、他人のためにお金を払う場面であっても、

「うわあ、、今日だけで、XX円もお金が一気に減ったよ。。」

なんて思ってしまうわけです。

 

一方で節約上手な人は、お金を払う際に、「そのものの価値」を考えます。

「あいつが喜んでくれるなら、XX円はむしろ安いぐらいだ。」

こう考えることができるため、支払うべきタイミングの時は、気前よくお金を出すことができるんですね。

 

他人におごるには、ディナーよりランチ!

ここまでで、節約上手な人は「他人に対してもお金を払える」という話をしてきました。

ただ、そうは言っても、周りに対して次々にご馳走していたら、財布からは急激にお金が減ってしまいますよね・・・笑

さすがにそれは、現実的には厳しいです。

 

そこで著者がおすすめするテクニックとして、「ランチでおごる」という手法があります。

 

2人きりのランチは、メリットが豊富

なぜ、ランチが良いのでしょうか。

「価格が安いから」というのはパッと浮かぶメリットだと思いますが、それだけではありません。

ランチでおごる手法には、節約というメリットの他にも、忘れてはならないうまみがあるんですね。

 

「人におごるにはランチが良い」と言える理由は、以下の3点です。

  1. 夜ご飯よりも圧倒的に「値段」が安い
  2. 会う「回数」を増やせる
  3. 「時間制限」があるため、ダラダラと間延びすることがない

 

ランチの方がディナーより遥かに安く、通常半額以下で済みます。

だからこそ、財布へのダメージはかなり軽減されますよね。

 

更に、メリットの2つ目として、会う回数を気軽に増やすことができるメリットがあります。

たとえば、ある人と色々と会話をしたいからといって、

1ヶ月に2,3回もディナーに誘っていたら、なんだか頻度が多くて不気味ですよね。

相手も、「またこの人とか、、。」と思ってしまいます。

 

しかし、ランチなら仕事の合間にサクッといけるので、

週に1度ほどのペースでも違和感がないわけです。

これによって、同じ人に対しても、お互い負担を感じることなく、会う回数を気軽に増やすことができます。

ちょこちょこと定期的に会っていくことで、良い関係が築けていける、というわけです。

 

更に、ランチはディナーと違って、「時間制限」があります

だいたい、昼休憩の1時間で済ませる必要があると思います。

すると、「短い時間なので、重要なことから話そう」という意識が働くわけです。

そのため、非常に濃い話を短時間ですることができる、というメリットがあるんですね。

 

「他人に対してお金を使おう」と言っても、現実問題として、お財布事情があるわけです。

せっかくお金を使うならば、相手も自分も得をする、という方法が、皆が得をする一番良い方法なわけです。

その方法の1つとして、「人におごるには、ディナーよりランチ」テクニックを覚えておきたいですね。

 

まとめ

今回は、「世界一受けたいお金の授業」より、「ケチと節約の違いとは?」というテーマでまとめていきました!

 

最後に、本記事のまとめをします。

この記事のまとめ
  • ケチと節約の違いは、「人を喜ばすため」に、お金を使えるかどうか
  • 出ていくお金の数量だけではなく、支払いにより得られる「価値」に着目する
  • 「ディナーよりランチをおごる」方が、自分も相手もメリットは大きい

 

本書は、非常に読みやすい文章なので、気軽に次々と読み進めていけますよ。

「お金」について、向き合って考えたことがない方には、一冊目として敷居の低い本書はおすすめです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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